絶品小皿料理・アヒージョとは?
「アヒージョ」とは、スペイン語で「刻んだにんにく」を意味しており、にんにくを浸したオイルで具材を煮込む料理です。基本の味付けはにんにく、塩、鷹の爪など。
おつまみにもぴったりで、具材や味付けにより様々なアレンジができるのですが、実は油にバゲットを浸して食べるのがメインの料理となっています。
絶品アヒージョに仕上げるポイント3つ
アヒージョを美味しく作るために、知っておきたい3つのポイントを紹介します。
美味しい油を選んで使うこと
アヒージョは、油の味を活かす料理なので油の種類が味わいに直結しやすくなります。ピュアオリーブオイルやエクストラバージンオイルなどのこだわりの油を使うのがポイントです。
具材は下ごしらえしておくこと
オイルには塩が溶けないため、具材にはあらかじめ下味をつけておきましょう。
また、具材の水気でオイルが絡みにくくならないように、キッチンペーパーなどで具材の水気をしっかり切っておいてください。
弱火でじっくり煮ること
アヒージョは、オイルの風味が飛ばないように弱火でじっくり煮るのがポイントです。
家庭で調理する場合
家庭で調理する場合は火力調整が容易にできるはずなので、弱火でじっくり煮ていきましょう。にんにくからふつふつ泡が出るくらいが目安です。
火が通り過ぎると硬くなるエビや肉類は、途中から投入して仕上がり時間を調整してみてください。
バーベキューで調理する場合
バーベキューの場合は、薪や炭の位置を調整し直火が当たらないようにして、火力を調整しましょう。また、コンロの端に容器を寄せることでも火力調整をすることができます。
アヒージョにピッタリの具材と絶品レシピ
アヒージョは、魚介や肉、きのこなど相性が良い食材が多い料理です。 下準備以外は基本のレシピと同じ調理方法でOK!あとは相性の良い食材を探しましょう。
① オリーブオイルににんにくと鷹の爪と塩を入れて弱火で加熱する。
※ 子どもも食べるなら、鷹の爪を無しにしたりにんにくを減らすなどして辛みを調整しましょう。
魚介系の絶品アヒージョレシピ
まずは、魚介系の食材を使ったアヒージョレシピです。
エビと野菜のアヒージョ
ミニトマトやブロッコリー、マッシュルームなどを一緒にいれて、ごろごろと食べ応え抜群に。
ハーブソルトを使って風味があるレシピに仕上がります。
タコのアヒージョ
弾力のある食感が特徴のタコもアヒージョの定番食材の1つです。たこ焼きで余ったタコでもOK。
しょうゆを足して和風の味わいにしてみましょう。
オイルサーディンの缶まるごとアヒージョ
オイルサーディンならにんにくと鷹の爪を足して火にかけるだけなので簡単。
ただし、缶の直火調理は缶詰の内面にある食品保護のための有機膜が溶け出してしまう恐れがあり、さらに缶の内圧が異常に上昇することで缶の破裂や開封時の吹き出しを引き起こす可能性もあるので、必ず中身を容器に移して調理しましょう。
参考:日本缶詰びん詰レトルト食品協会|缶詰の直火かけ自粛のお願い
野菜系の絶品アヒージョレシピ
ごろごろキノコのアヒージョ
マッシュルーム、エリンギ、しめじなどキノコをふんだんに使ったアヒージョレシピ。オイルをたっぷり吸ったキノコが美味しい味わいです。アンチョビを入れることで大人の風味にもなります。
ナスとトマトのアヒージョ
油との相性がいいナスと、同じくナス科のトマトを使ったアヒージョ。
ミニトマトは爆発しないようにフォークで穴をあけてから鍋に入れるのがポイントです。
肉系の絶品アヒージョレシピ
次に、がっつりお肉を食べたい方にオススメのアヒージレシピです。
鶏肉とジャガイモのアヒージョ
お肉とジャガイモでお腹がしっかり満たされるアヒージョ。鷹の爪を入れず、仕上げにバターを落とすと子どもでも食べやすいマイルドな味になります。
ベーコンとアスパラのアヒージョ
ベーコンのうま味がアスパラに移ってジューシーな味わいに。ブロックベーコンを使うとボリューミーでお腹も満たされます。彩も美しく、おもてなし料理としてもオススメです。
牛ステーキアヒージョ
バーベキュー用に買った牛肉が余ったら、アヒージョ風にして楽しみましょう。肉に火を通しながら煮込むのがポイントです。
変わり種アヒージョの絶品レシピ
最後に、変わり種の食材を使ったアヒージレシピです。
野菜とウインナーのカマンベールチーズアヒージョ
カマンベールチーズがチーズフォンデュ風のようにとろけるので、他の具材を絡めて食べられます。思わずテンションが上がってしまう、見栄えも抜群の絶品アヒージョです。
豆腐のアヒージョ
豆腐のアヒージョなら、オイルで湯豆腐にしているイメージの料理に。ヘルシー食材の豆腐にオイルの香りが移って絶品の味わいです。お好みで粉チーズをかけても美味しく頂けます。
アヒージョを作る器は何を使う?
アヒージョを作るときには、アヒージョ鍋(カスエラ)と呼ばれる陶器の丸型浅め鍋がベーシックですが、他には以下のような器がよく使われています。
スキレットや小型のダッチオーブンがおすすめ
アウトドアブームで人気を集めているスキレットがアヒージョにぴったりです。鉄製で保温力が高いので冷めにくく、浅型のものやサイズ展開が豊富なのも使いやすさのポイント。
また、小型のダッチオーブンもオススメです。
ロッジ スキレット 8インチ
サイズ | 直径20×深さ4cm |
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重量 | 約1.49kg |
素材 | キャストアイアン |
●直火はもちろんIHコンロやオーブンでも使用可能
キャプテンスタッグ ダッチオーブン 14cm
サイズ | 約180×145×100㎜ |
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重量 | 約1.5kg |
素材 | 鉄鋳物、ステンレス(つる) |
●焚き火でも調理できる取っ手付き
たこ焼き器でピンチョス風に
たこ焼き器で作ると、ひとつの穴に具材を1、2個ずつ入れるスタイルになります。スペインの一口おつまみ「ピンチョス」感も出ておしゃれ。
ホットプレートのような一体型のものだと温度管理ができない可能性があるので注意してください。
パール金属 たこ焼器 14穴
サイズ | 235×210×30㎜ 穴直径:4.2cm |
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重量 | 520g |
●フッ素加工でお手入れ楽々
アルミ鍋なら使い捨てにできる
アヒージョは、どうしても油汚れが残るので洗うのが面倒に感じることもあります。使い捨てのアルミ鍋などを使うと、油の処理だけ済ませて器は捨てられるので後片付けがぐっと楽に。
バーベキューやキャンプなど、アウトドアでアヒージョを作りたいときにオススメです。ただし器が軽いので、中身が少なくなった時にひっくり返さないように気を付けましょう。
友栄 アルミ鍋 1L 2枚入り
サイズ | 195×60㎜ |
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●2~3人前の料理も可能な1L容量
絶品アヒージョを作るなら下準備を万全に!
アヒージョは、お好みの油と具材で気軽に作れるおしゃれな料理です。自宅ではもちろん、アウトドアシーンでも作りやすいので、キャンプやバーベキューのメニューに加えてみましょう。
絶品のアヒージョを作るには、ある程度の調味料も必要になるので、アヒージョを作る前には下準備を万全にしておいてください。