バーベキューでハンバーグを成功させるコツ
バーベキューの炭火で美味しく焼きたい料理の一つがハンバーグ。こんがりジューシーに焼きたいと思うものの、実際は網にくっついてしまいそう、網の上で肉が崩れそう……。
そんな心配からハンバーグを諦めていませんか? ここで、バーベキューでハンバーグを上手に焼くための結論を一つ。ずばり 「ハンバーグはいきなり網に乗せて焼くのはNG」ということ。
そこで今回は、誰でも上手にバーベキューでハンバーグを焼ける秘訣を紹介します!
秘訣①アルミホイルで固める
ハンバーグはいわば、ひき肉の塊です。ひき肉の崩れを防ぐ『つなぎ』となる卵やパン粉が入っているとはいえ、玉ねぎから出る水分が亀裂を起こし肉がバラバラになってしまうことがあります。
また網焼きではハンバーグから溢れ出る美味しい肉汁をこぼしてしまうだけでなく、落ちた脂によって火柱が上がりハンバーグを焦がしてしまう可能性も。
そこで、まずはアルミホイルでハンバーグを包んで焼き、ある程度焼き固まってから網に乗せて焼き目をつけましょう。アルミホイルからハンバーグを取り出したとき、中に残った肉汁を使ってソースを作れば旨味を無駄なく味わうこともできます。
秘訣②表面だけフライパンで軽く焼く
ハンバーグが崩れるのを防ぐには、表面の肉とつなぎがしっかりとくっついた状態で焼き固められる工程が重要です。そこで、先に表面だけをフライパンやスキレットで高温で焼き固め、そのあとに網に乗せて炭火の遠赤外線でじっくりと焼き上げることで炭火焼きの香ばしさを味わうことが出来ます。
あらかじめ焼き固めている分、表面は焦げやすいので網の上では火力の弱い部分を選んで置くようにしましょう。
じっくりと網焼きをしている間に、フライパンに残った肉汁を使ってハンバーグソースを作ると効率の良い時間の使い方ができますよ。
冷凍物を焼く場合は『網→フライパン』
冷凍ハンバーグを焼く場合は、先に網の上で焼いて解凍することで溶け出した余分な水分を落とすことができます。ある程度解凍したら、フライパンで旨味を落とさずに焼き上げたほうが美味しく作ることができますよ。
この場合、網にハンバーグが付くことを防ぐために、網がよく温まったあとに表面に油を塗ってからハンバーグを焼くようにしましょう。
バーベキューでのおいしいハンバーグの作り方
バーベキューでひき肉からハンバーグを作る場合に注意したいのが料理の工程です。
ひき肉は肉を細かくしている分、空気に触れる表面積が広く酸化によって傷みやすいのが特徴なので、当日に購入したひき肉からハンバーグを作るのが理想的です。
子供のいる家庭などではハンバーグをこねる過程も楽しめますが、すべてを現地でおこなうのは時間や手間がかかり過ぎてしまいます。そこで出発前や現地到着後など、どのタイミングでどこまでの工程を済ませておくのが良いのかを紹介します。
出発前に家でやること
出発前にハンバーグの形まで整えて持っていくようにすると、ボウルを洗う手間が省けたり、パン粉や卵を現地で余らせてしまうことがなくなります。
現地ではハンバーグを焼くだけの状態にして持っていくことができるのがベスト。酸化を防ぐように一つずつラップにくるんだり、ジッパー付きの保存袋に入れて持っていくようにしましょう。
こねる工程も楽しみたいという方は、材料をあらかじめ切ってラップや保存袋に入れて持っていき、不要なタッパーなどは減らしていきましょう。現地ではボウルやお皿にラップをかけることで洗い物を減らすこともできます。
BBQ当日にやること
食べるまでがもっとも早いのは、出発前にハンバーグを一度焼いてから冷ました状態で持ってくることです。これなら網の上で温めるだけで食べられます。
現地で焼くのであれば先述のとおり、ホイルやフライパンで表面を焼き固めてから網に移しましょう。冷蔵庫から出した過熱前のハンバーグは傷みやすいため、なるべくバーベキューの前半に焼くようにしましょう。
ソースで味を楽しんで
炭焼きの香ばしさのほか、ハンバーグの旨味の決め手となるのがソース。事前に作って持っていくのも良いですが、焼いたときに出るジューシーな肉汁を使用してワンランク上のバーベキューソースを作ってみましょう!
①肉汁にケチャップ大さじ1、ウスターソース大さじ1、バター4g、砂糖ひとつまみを入れる。
②焦げないように弱火で2分ほど煮詰める。
※砂糖のカラメル現象が香りを引き立てます。
フライパンを使用する際はソースの作りすぎに注意。直火使用可能なシェラカップを一つ持っておくと、ホイルの肉汁を使いたい人も大きなフライパンを持っていかなくて済みます。
また、市販されているソースを使用することで安定したプロの味を楽しむのも一つです。
カゴメ ハンバーグソース デミグラス ボトル 500g
原材料 | 野菜・果実(トマト、たまねぎ、りんご)、ぶどう糖果糖液糖、醸造酢、砂糖、食塩、ビーフ香味調味料、ラード、牛肉、アミノ酸液、赤ワイン、デキストリン、ぶどう糖、醤油、ビーフエキス、魚介エキス、香辛料、酵母エキス、増粘剤(加工デンプン、キサンタン)、調味料(アミノ酸)、カラメル色素、(原材料の一部に豚肉、小麦、ゼラチン、鶏肉を含む) |
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ハインツ(HEINZ) 煮込みハンバーグソース 200g×10袋入
原材料 | 小麦粉(国内製造)、たまねぎペースト、りんごピューレ、まいたけ水煮、ブナしめじ水煮、トマトペースト、砂糖、食用油脂、トマトケチャップ、エリンギ水煮、ラード、酵母エキス調製品、しょうゆ、食塩、濃縮パインアップル果汁、チキンエキス、野菜風味エキス、かき風味エキス、マッシュルーム風味エキス、たん白加水分解物 、にんじんエキス、ポートワイン、酵母エキス、香辛料/着色料(カラメル)、増粘剤(加工デンプン)、香辛料抽出物、(一部に小麦・大豆・鶏肉・りんご・ゼラチンを含む) |
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エバラ おろしのたれ 270g
原材料 | 大根、醤油、果糖ぶどう糖液糖、還元水あめ、ぶどう糖、醸造酢、りんご果汁、アミノ酸液、レモン果汁、食塩、ワイン、米黒酢、鰹節エキス、昆布エキス、蜂蜜、蛋白加水分解物、酵母エキス/加工でん粉、カラメル色素、増粘剤(キサンタンガム)、香辛料抽出物、(一部に小麦・大豆・りんごを含む) |
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みんな喜ぶ!こんなハンバーグレシピも
ひき肉で包む具材や合わせて食べる食材で、さまざまな楽しみ方ができるのもバーベキューにハンバーグをおすすめするポイント。そこで定番のレシピから、気分を高めるおしゃれなレシピをいくつか紹介します。
チーズインハンバーグ
ハンバーグの質を高める組み合わせといえば、やっぱりチーズ! 焼けたハンバーグの上に乗せるのも良いですが、切ったときに肉汁と一緒に流れ出るチーズの見た目は食欲や気分を上げてくれます。
①みじん切りした玉ねぎ1/2個を飴色に炒めてから冷ます。
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ハンバーガー
ハンバーグと合わせるなら忘れてはいけないのがハンバーガーです。バンズに挟んで食べることで手を汚さなくて済むうえ、挟む内容でボリュームを調節できるのもおすすめポイント。
①ハンバーグを焼く。(チーズハンバーグのチーズを抜いた手順)
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ロコモコ丼
ハンバーグを使ったおしゃれレシピといえばロコモコ丼。ハワイ発のB級グルメであるロコモコはグレイビーソースが基本ですが、今や多くのレストランでさまざまなソースのかかったロコモコ丼が作られています。
ロコモコとは、ハワイのロコモコ発祥店で、ロコモコ丼をおねだり(発案)した少年のニックネームだとか。
①ハンバーグを焼く。(チーズハンバーグのチーズを抜いた手順)
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美味しいハンバーグでバーベキューの気分を高めよう!
香ばしくジューシーでやわらかいハンバーグを作りたければ、合挽き肉を使用しましょう。牛ひき肉は赤身が多く、豚ひき肉は脂身が多いからです。牛ひき肉牛ひき肉だけで作るハンバーグは脂が少なくパサつきやすいので、豚の脂でジューシーさを補うのです。
また硬めの肉肉しい食感が好みなら、パン粉などのつなぎを使用せずに、塩のみで肉をよく揉み込むのが欧米のハンバーグの基本スタイル。自分なりの美味しいハンバーグを食べて、バーベキューを楽しみましょう!