バーベキューのじゃがバターおすすめレシピ3選!時短で作るための下ごしらえなども紹介

バーベキューと言えば、焼肉や野菜、魚介類などが思い浮かぶ方も多いでしょう。しかし、その中でも一際人気を誇るメニューが「じゃがバター」です。このシンプルながらも絶品の味わいは、大人から子供まで幅広い世代に愛されています。火にかけたじゃがいもの中心から湧き出るバターの香りは、バーベキューの風情を一層盛り上げてくれます。また、じゃがいもは炭火でじっくりと焼かれることで、その甘みと香ばしさが一段と増し、口の中でバターと絡み合い、まさに至福の一時をもたらしてくれます。この記事では、そんなじゃがバターの魅力と、おいしく焼き上げるポイントについて詳しくご紹介します。バーベキューの際の一品として、是非ともマスターしていただきたいレシピのひとつです。

目次

バーベキューのじゃがバターに合うジャガイモの種類は?

日本で非常に人気のあるじゃがいも「男爵いも」

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男爵いも(ダンシャクイモ)は、日本で非常に人気のあるじゃがいもの品種の一つです。肌の色は紫がかった赤色で、肉質は黄色く、独特の甘みが特徴です。料理によく使われ、特にコロッケやポテトサラダなどに向いていると言われています。

男爵いもは、ほくほくとした食感が楽しめ、煮ても煮崩れしにくい性質があります。このため、シチューやカレーに入れても形が崩れにくく、見た目や食感のバラエティに寄与します。また、焼きいもとしてもその甘さが引き立ち、非常に美味しいです。

日本国内では、北海道を中心に栽培されており、寒冷地での栽培に適しています。男爵いもの名前の由来は、明治時代に導入された品種が男爵に似ていることから名付けられたとされています。日本の家庭料理や居酒屋メニューに欠かせない存在として、多くの人々に親しまれています。

荷崩れしにくいじゃがいも「メークイーン」

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メークイーンは、じゃがいもの品種の一つで、特にイギリスを中心に広く栽培されています。このじゃがいもは、白いまたは淡黄色の肉質と比較的滑らかな皮を持ち、形は丸く中程の大きさです。

メークイーンの特長は、その柔らかくてふわふわした食感にあります。そのため、特にマッシュポテトやポテトサラダに適しており、ボイルやスチームでも美味しく調理できます。また、独特の甘さと風味があるため、シンプルに塩を振って食べるだけでも十分に美味しいとされています。

日本においても輸入されてきたことから、高級レストランやホテルなどで使われることがあります。しかし、国内の主流品種と比較すると、まだその存在は少ないかもしれません。それでも、メークイーンの独特の食感と風味は、じゃがいも好きにはたまらないものとなっています。

皮が薄い「新じゃが」

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新じゃがとは、じゃがいもの収穫の初期段階で取り入れられるものを指します。通常のじゃがいもと比べて、皮が薄く、水分が多いため、食感が柔らかく、甘みが強いのが特徴です。新じゃがの皮は薄いため、調理時に皮をむかずにそのまま利用することが多いです。

この新じゃがは、炒め物や焼き物、さらにはシンプルに塩茹でしてそのまま食べるのに最適です。特に新じゃがの天ぷらは、外はサクサク、中はもっちりとした食感が楽しめることから、多くの人に愛されています。

バーベキューのじゃがバターの下ごしらえ

じゃがバターの下ごしらえは電子レンジがおすすめ!

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じゃがバターの下ごしらえに電子レンジを利用する方法は、時間短縮や手間の削減に非常に効果的です。伝統的な炊飯やオーブンと比べ、電子レンジはじゃがいもの内部を効率的に加熱するため、短時間でじゃがいもをホクホクに仕上げることができます。

具体的な方法としては、じゃがいもを良く洗った後、数か所をフォークなどで刺してガスの逃げ道を作ります。その後、電子レンジ適応の容器やラップに包んで、600Wのレンジで約5分加熱すると、中心までしっかりと火が通ります。サイズや厚みによって加熱時間は調整が必要です。

この方法を利用することで、じゃがいもの外側が焼けつきすぎることなく、中心までムラなく加熱することができます。また、電子レンジを使えば、じゃがいもの水分が逃げにくいため、よりジューシーに仕上がります。このように、電子レンジはじゃがバターの下ごしらえにおすすめの方法と言えるでしょう。

量が多い時は鍋で茹でる

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じゃがバターを作る際に、下ごしらえで使用するじゃがいもの量が多いときは、鍋で茹でる方法がおすすめです。電子レンジやオーブンだと、一度に多量のじゃがいもを均等に加熱するのは難しいため、鍋を使うことで効率的に下ごしらえを行うことができます。

具体的な方法としては、じゃがいもを洗い、必要に応じて皮をむきます。大きめの鍋にじゃがいもを入れ、十分な水を加えて火にかけます。沸騰後、じゃがいもが柔らかくなるまで茹で続けます。柔らかさは、竹串やフォークがスムーズに刺さる程度を目安にします。

鍋を使う利点として、一度に大量のじゃがいもを均等に加熱できることが挙げられます。また、じゃがいもの中まで火がしっかり通るため、ホクホクとした絶妙な食感に仕上げることが可能です。量が多い場合のじゃがバターの下ごしらえに、鍋での茹でる方法は大変効率的です。

バーベキューのじゃがバターの作り方

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バーベキューで絶品のじゃがバターを作る方法をご紹介します。
まず、じゃがいもを水洗い後、新聞紙とアルミホイルでしっかり包みます。このとき、じゃがいもが湿っているのがポイント。炭の火加減が安定したら、包んだじゃがいもを炭の中に入れて20~30分焼きます。途中、じゃがいもの位置を変えて、全体的に火を通すようにします。箸や串で中央を刺してみて、スムーズに通ればOK。焼き上がったじゃがいもに十字の切り込みを入れ、たっぷりのバターをトッピング。溶け込むバターとホクホクのじゃがいもの組み合わせは、感動の美味しさです!但し、アルミホイルを忘れずに使用して、じゃがいもが黒こげにならないよう注意してください。炭の中での加熱も注意が必要です。この簡単な方法で、バーベキューのハイライトとなる一品が完成しますよ!

バーベキューのじゃがバターの焼き方

まず、じゃがいもはしっかりと水洗いして、余分な土や汚れを取り除きます。続いて、じゃがいもにフォークなどで数か所穴を開け、中の水分やガスが逃げやすくします。

新聞紙にじゃがいもを包み、その上からアルミホイルでしっかりと包み込みます。この工程が重要で、新聞紙はじゃがいもの水分を保ち、アルミホイルは外部の熱をしっかり伝える役割を果たします。

次に、じゃがいもを炭の上または炭の周りに置きます。直接炎の上ではなく、温かみのある場所が最適です。焼き時間は大体20~30分を目安にしましょう。途中、じゃがいもを裏返して、均等に焼き上げます。

箸やフォークがスムーズに刺さる柔らかさになったら、じゃがいもの上部に十字の切り込みを入れ、その中にバターをのせて完成です。ホクホクのじゃがいもと溶けたバターの組み合わせは、バーベキューの楽しみの一つです。

バーベキューのじゃがバターの焼き時間の目安

バーベキューでのじゃがバターの焼き時間の目安は、大体20分~30分です。ただし、じゃがいもの大きさや炭の熱量、配置場所によって焼き時間は変わることがあります。途中で箸やフォークを刺して、じゃがいもが柔らかくなっているかを確認しながら、焼き加減を調整してください。また、焼き均等にするために、途中でじゃがいもを裏返すことをおすすめします。

バーベキューのじゃがバターの定番人気&アレンジレシピ3選

じゃがバターホイル焼き

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じゃがバターホイル焼きは、じゃがいもの甘みとバターのコクが絶妙に合わさったシンプルな料理です。アウトドアのバーベキューや家庭のオーブンで手軽に楽しむことができます。ホイルに包むことで、じゃがいもの中の水分が逃げにくくなり、ふっくらとした仕上がりになります。

材料
・じゃがいも:4個
・バター:80g(各じゃがいもに20gずつ)
・塩:少々
・こしょう:少々
・アルミホイル:適量

作り方
1.じゃがいもはよく洗い、水気を拭き取る。皮をむくか、そのまま使用するかはお好みで。
2.じゃがいもにフォークなどで数か所、穴を開ける。これにより、加熱中の蒸気が逃げやすくなります。
3.アルミホイルを広げ、じゃがいもを中央に置く。
4.じゃがいもの上にバターをのせ、塩とこしょうを振りかける。
5.じゃがいもをホイルで包み、しっかりと閉じる。
6.バーベキューの炭の上や家庭のオーブン(200℃程度)で約30分、じゃがいもが柔らかくなるまで焼く。
7.焼き上がったら、ホイルを開けて、熱々のうちにお召し上がりください。
このレシピは基本的なものなので、ベーコンやチーズ、ハーブなどをトッピングしてアレンジしてもおいしいです。お好みでカスタマイズして楽しんでください!

じゃがバターコーン焼き

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じゃがバターコーン焼きは、じゃがいものほくほくとした食感と甘いトウモロコシ、バターの濃厚さが絶妙に合わさった料理です。ホイル焼きとして簡単に調理でき、バーベキューのサイドメニューや家庭のオーブン料理としても大変人気です。

材料
・じゃがいも:4個
・トウモロコシ:2本(粒を切り落とす)
・バター:100g
・塩:少々
・こしょう:少々
・アルミホイル:適量

作り方
1.じゃがいもはよく洗い、水気を拭き取る。皮をむくか、そのまま使用するかはお好みで。
2.トウモロコシは皮を取り除き、粒を切り落とす。
3.じゃがいもを1cm厚さの薄切りにし、トウモロコシの粒と一緒にボウルに入れる。
4.バターを少し溶かし、じゃがいもとトウモロコシに絡める。塩とこしょうも加えてよく混ぜる。
5.アルミホイルを広げ、じゃがいもとトウモロコシのミックスを中央に置く。
6.ホイルで包み、しっかりと閉じる。
7.バーベキューの炭の上や家庭のオーブン(200℃程度)で約25~30分、じゃがいもが柔らかくなるまで焼く。
8.焼き上がったら、ホイルを開けて、熱々のうちにお召し上がりください。

トウモロコシの甘みとじゃがいものほくほく感が、バターとともに絶妙に絡み合うこの料理は、様々なシチュエーションで楽しめます。

じゃがバター明太子

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じゃがバター明太子は、じゃがいものほくほく感と明太子の辛み・旨味、バターのコクが絶妙に調和する料理です。和食の要素を取り入れたこのアレンジは、家庭の食卓やちょっとしたおもてなし料理としても喜ばれること間違いなしの一品です。

材料
・じゃがいも:4個
・明太子:2本(皮を取り除いて中身を取り出す)
・バター:80g
・醤油:少々(お好みで)
・塩:少々
・アルミホイル:適量
・青のり、刻み海苔:トッピング用(お好みで)

作り方
1.じゃがいもはよく洗い、水気を拭き取る。そのまま中火で20~25分煮る。
2.煮たじゃがいもを半分に切り、少し中身をくりぬいてくぼみを作る。
3.くりぬいたじゃがいもの中にバターを適量入れ、溶かす。
4.明太子の中身をじゃがいものくぼみにのせ、塩と醤油で味を調整する。
5.アルミホイルを広げ、明太子をのせたじゃがいもを中央に置く。
6.じゃがいもをホイルで包む。
7.バーベキューの炭の上や家庭のオーブン(200℃程度)で約10~15分温める。
8.焼き上がったら、ホイルを開け、お好みで刻み海苔や青のりをトッピングしてお召し上がりください。

明太子の旨味とじゃがいものほくほく感、バターの濃厚さが絶妙にマッチするこの料理は、新しい食感と味の発見を楽しめます。

バーベキューでじゃがバターを楽しもう!

バーベキューの楽しみは、食材を焼きながらの会話や、炭火のもつ特別な香ばしさを楽しむことにあります。中でも、じゃがバターはシンプルさの中に深い満足感を持っている一品です。炭火でゆっくりと焼き上げられたじゃがいもに、とろけるバターが加わることで生まれる絶妙なハーモニーは、他の料理とは一線を画す美味しさです。この記事を通して、その調理法やコツを学んでいただけたら幸いです。次回のバーベキューの際には、是非、このじゃがバターをメニューに加えて、家族や友人との絆を深める特別なひと時をお楽しみください。そして、シンプルながらも感動的な味わいが、あなたのバーベキューの思い出に新たなページを加えてくれることでしょう。