ラム肉のバーベキュー用おすすめレシピ!下ごしらえのポイントは?

ラム肉のバーベキュー用おすすめレシピ!下ごしらえのポイントは?

ラム肉をバーベキューでおいしく食べるためのレシピや下ごしらえの方法をご存知ですか? マンネリ化しがちなバーベキューで、少し豪華な雰囲気を出せるラム肉に挑戦してみましょう!

独特の臭いが気になるという方もいますが、この記事を読んでおいしさを引き立てるレシピや焼き方、下処理方法、ソースなどを知れば、牛肉や豚肉とは違ったスタイルのバーベキューが楽しめますよ。

目次

アイキャッチ画像出典:PIXTA

ラム肉をバーベキューで食べよう!

木の板に乗った3本の生のラム肉

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ラム肉は、バーベキューの定番である牛肉や豚肉とは違った魅力があります。栄養価が高くヘルシーなので、女性にも人気。

いつものバーベキューがマンネリ化してきたら、ぜひラム肉にも挑戦してみてください。

ラムとマトンの違いとは?

ラム肉の切り落とし
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羊の肉にはラムとマトンの2種類がありますが、その違いをご存じでしょうか。ラムは生後1年未満の子羊で、マトンは生後2年以上の羊の肉です。

ラム肉は臭みが少なく食べやすいので、バーベキューの食材として一般的。対してマトンは多少のクセはあるものの脂がのっていてしっかりした食べ応えがあるのが特徴です。

※参考:農林水産省「うちの家庭料理 ジンギスカン/成吉思汗 北海道」

バーベキューにおすすめなラム肉の部位

フライパンの上で焼いたラム肉

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バーベキューでラム肉を食べるなら、以下の部位が一般的。

ラム肉の部位

・ラック(骨付きリブロース)
・モモ肉(レッグ)
・カタ肉(ショルダー)
・バラ肉(スペアリブ)
・すね肉(シャンク)

それぞれでお肉の固さや味わいが異なるので、調理方法や好みに合うものを用意しましょう。ここからは、それぞれの部位の特徴とおすすめを紹介します。

ラック(骨付きリブロース)

ラムのリブロース

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ラックは背中のお肉で、牛で例えるとロースに当たる高価な部位。柔らかい肉質で、ローストやステーキにぴったりです。

骨付きの塊を「フレンチラック」と呼び、さらに肋骨ごとにカットしたものを「ラムチョップ」と呼びます。

WAKANUIスプリングラム フレンチラムラック 1ラック ラムラブスパイスミックス付

内容量フレンチラムラック:450g,ラムラブスパイスミックス:30g

おすすめポイント!

●ラムチョップ約8本分のボリューミーなラック

●ラム肉と相性の良いラムラブスパイスミックス付き
おすすめポイント!

●稚内の肉職人、高見さんのラムチョップ

●ラム肉でありながら適度な脂がのっており旨味も強い

モモ肉(レッグ)

焼かれたラムのモモ肉
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モモ肉は脂肪が少ない赤身肉です。ラム肉の中でもさっぱりとした味わいが特徴で食べやすい部位。

柔らかい部分はステーキでもおいしく食べられますが、固い部分は煮込み料理にするのがオススメです。

北海道産 生ラム モモ 500g

内容量500g
おすすめポイント!

●何度も検品・試食を繰り返した生み出したこだわりの肉

●引き締まった赤身肉とジューシーな霜降りのバランスが良い

ラム ボンレスレッグ

内容量約1.5kg~2kg
おすすめポイント!

●バーベキューで盛り上がるかたまり肉

●赤身と脂身の絶妙なバランスで料理の幅が広がる

カタ肉(ショルダー)

3つのラムの肩肉

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カタ肉は脂肪と赤身のバランスが良い部位。柔らかくて食べやすいので厚めのステーキにも用いられますが、薄切り肉を焼き肉やジンギスカンで食べることも多いです。

おすすめポイント!

●さまざまな料理に使いやすいラムロール

●ジンギスカンをおいしく食べられる秘伝のたれ付き

ラム肉 ジンギスカン 150g×6パック

内容量ラム肉900g,ソラチジンギスカンのたれ200g
おすすめポイント!

●少しずつ使いやすい小分け包装

●ラム肉本場の北海道のジンギスカンのたれ付き

バラ肉(スペアリブ)

焼かれたラムのバラ肉

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バラ肉は、スペアリブとしてスーパーでも購入しやすい部位。脂が多いので、調味料に漬け込んだり煮込み料理にしたりするとおいしく食べられます。

骨にかぶりつく様が豪快な上においしく、バーベキューでは特に人気の部位です。

ラム肉 スペアリブ 600g 2ラック入

内容量600g
おすすめポイント!

●大自然の中のびのび育った「ハッピー・ラム達」

●焼いても縮みにくく、骨からの旨味が肉に伝わりジューシーな味わいに

オーストラリア産ラムスペアリブ6リブ×2枚

内容量200~300g×2枚
おすすめポイント!

●200~300gのスペアリブが2枚入りでボリューミー

●バーベキュー以外にも煮込み料理にもオススメ

すね肉(シャンク)

焼かれたラムのスネ肉
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すね肉はシャンクとも呼ばれ、しっかりしたうまみと独特の食感が特徴。塊肉のままトーストや煮込み料理にするとインパクト抜群です。

しっかり煮込めば、箸でほろほろと崩れるほど柔らかくなります。

ニュージーランド産 ラム肉 シャンク 600g

内容量600g
おすすめポイント!

●下処理で脂身が切り取ってあり、すぐに調理できる

●品質が良く、おいしいことで知られているニュージーランド産

骨付きラムシャンク 2本入り

内容量600g
おすすめポイント!

●シチューやカレーなどの煮込み料理にぴったり

●骨から良い出汁も出て、レストランでも使われているシャンク

ラム肉をバーベキューで食べる前の下ごしらえ

2つのラム肉

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バーベキューでラム肉を食べたいけど、特有の臭いが気になる方も多いはず。ラム肉をおいしく味わうためには、臭いの原因を知り、正しい下ごしらえを行うことが大切です。

ラム肉が「臭い」といわれる原因は?

焚き火でジンギスカン

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一般的にお肉の臭いは、脂肪の酸化やエサの違いによるもの。お肉が熟成されていくと酸化により臭いが出てくるようになります。もともと食べていたものも、肉質や脂に影響してきます。

羊がエサとして食べている牧草にはクロロフィルという葉緑素が含まれており、この物質が羊の体内でフィトールという物質に変化して脂肪に蓄えられるため、独特の臭いが生まれるのです。

ラム肉の臭いを軽減するポイント

木の板の上に乗ったラム肉

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ラム肉の臭いを軽減しておいしく食べるためには、以下のようなポイントを意識するのが大切です。これまでラム肉の臭いが気になっていた方は試してみましょう。

 

マトンよりラムを選ぶ

草を食べる羊

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子羊肉であるラムはマトンよりも柔らかいだけでなく、臭いの原因である牧草を食べる期間も短いので臭も少ないのが特徴。羊肉独特のクセを楽しみたいわけではなければ、ラム肉を選ぶのが無難です。

脂をできるだけ取り除く

ラムの脂を包丁で取り除く

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臭いの原因になりやすい脂身をできるだけ下処理で取り除いておきましょう。取り除くのが難しい場合は、脂部分に数か所切り込みを入れておくだけでも加熱によって脂が溶けやすくなります。

商品によっては脂身が取り除いてあるものもあるので、処理が不安な方でも安心できますね。

タイムやローズマリーなどのハーブを使う

生ローズマリー

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ラム肉を調理するときには、臭み取りや香り付けの効果が期待できるハーブを使いましょう。特に、臭み消しとしてさまざまな料理に用いられているタイムやローズマリーがオススメです。

下ごしらえでは乾燥タイプが使いやすいですが、調理後のトッピングにはフレッシュなローズマリーを添えると彩も美しくなります。

ラム肉のバーベキューでの焼き方

焼かれたラムのスペアリブ

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ラム肉は火が通りすぎると固くなってしまいます。新鮮であれば、牛肉と同じようにミディアムで焼くのがオススメ! 外はこんがり、中は火の通ったうっすらピンク色の状態だとジューシーでおいしく食べられます。

おつぎは、ラム肉をバーベキューでおいしく食べる方法を解説します。

①常温に戻しておく

常温でラムの温度を戻す

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ラム肉をクーラーボックスから取り出し、30分ほど置いて常温に戻します。ラム肉が冷えすぎているまま火にかけると、周りはこんがり焼けていても内部には火が通っていないことも。特に塊肉の場合は注意が必要です。

ただし食中毒には十分気をつける必要があるので、真夏のバーベキューではラム肉が傷まないように放置時間を短めにし、日陰に置いておきましょう。

②強めの中火で片面ずつ焼く

鉄板でラムを焼く

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ラム肉のおいしさを逃がさないように、まずは表面をしっかり焼きつけます。火加減は強めの中火で、塩コショウをふり、片面3分ほどずつじっくり焼きましょう。

何度もひっくり返すと肉汁が逃げてしまうので、ぐっと我慢して両面1回ずつ焼くのがオススメです。

③休ませて余熱で火を通す

アルミホイルで肉を包む

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周りに焼き目がついたら一度皿にとり、ラム肉の中心を指やトングで押してみてください。押し返すような弾力があればOK。アルミホイルで包み、5分ほど置いて余熱で火を通しましょう。

焼き加減が不安であれば芯温チェックをすると安心です。竹串や金串をラム肉に刺し、抜いた時に串が人肌より温かくなっていれば中まで火が通っている証拠です。

ラム肉のバーベキュー用おすすめレシピ

たくさんのラム肉を炭火で焼く

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ここからは、バーベキューでラム肉をおいしく食べるオススメレシピをご紹介します。

バーベキューっぽく豪快に焼いたり、ご飯に合わせたおかずにするのもオススメ。前日に漬けタレで下準備しておくと、あとは焼くだけなので調理が楽になります。

ジンギスカン

ジンギスカンを焼く

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まずは北海道の郷土料理であるジンギスカン。バーベキューでは鉄板で気軽に楽しめます。

余計なタレや油を切りたい場合は、使い捨てのジンギスカン鍋を使うのもオススメです。

材料(2人分)
ラム肉……200g
キャベツ……2~3枚
玉ねぎ……1/2個
にんじん……1/6本
もやし……1/2袋
サラダ油……大さじ1
<作り方>

① 野菜を食べやすい大きさに切っておく。
② 鉄板で油を熱し、野菜を3分ほど炒める。
③ 野菜の上にラム肉を乗せ、蓋をして5分ほど蒸し焼きにする。
④ ラム肉に火が通ったら、お好みのたれで食べる。

ラム肉のハーブグリル

ラム肉のハーブグリル

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骨付きのラムチョップは、手で持って食べられるのでバーベキューにも最適。ハーブソルトで臭いを消し、さわやかなのにジューシーなお肉を味わいましょう。ただし、火の通しすぎには注意してください。

材料(2人分)
ラムチョップ……6本
塩……少々
粗挽き胡椒……少々
ローズマリー(生)……2本
タイム(生)……2本
オリーブオイル…大さじ6
にんにくチューブ……大さじ1
<作り方>

① ラムチョップに塩と粗挽き胡椒をふる。
② 密閉袋にローズマリー、タイム、オリーブオイル、にんにくチューブを入れて軽く混ぜる。
③ 袋にラムチョップを入れて軽くもみ、30分以上寝かせる。
④ 強火で両面をしっかり焼く。
⑤ 焼き色が付いたら火が弱い場所に移動させてゆっくりと火を通す。

すね肉のガーリックペッパーライス

ガーリックペッパーライス

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ラム肉とご飯を一緒に楽しめる、ガッツリ系レシピ。見た目のインパクトも大きいのでバーベキューで盛り上がること間違いなし!

すね肉は厚みがあるので、火の通り具合に不安があるときは切り分けてから軽く焼き直しましょう。

材料(2~3人分)
ラム骨付きすね肉……1本(450〜500g)
【a】塩……少々
【a】粗挽き胡椒……少々
【a】すりおろしにんにく……大さじ1
オリーブオイル……肉用、ライス用それぞれ適量
パセリ……適量
ご飯……1合分
にんにく……1片
コーン缶……50g
【b】塩……少々
【b】粗挽き胡椒……少々
<作り方>

① ラム肉にフォークを数か所さし、【a】をすりこんで10分ほどおく。
② 鉄板にオリーブオイルを熱し、ラム肉を20分ほどかけてじっくり焼く。
③ にんにくとパセリをみじん切りにする。
④ ラム肉を取り出し、アルミホイルで包んで15分ほどおいておく。
⑤ 鉄板の汚れを軽く拭き取り、オリーブオイルを足してにんにくを炒める。
⑥ 香りが出てきたらご飯を炒め、油が回ったらパセリとコーンを加える。
⑦ 仕上げに【b】をふる。

ラムチョップの生姜焼き

ラム肉の上に生姜を乗せる
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ラム肉の臭いを消すなら生姜も効果的です。ローズマリーなどのハーブが手元にないときでも、生姜なら家庭に置いていることも多いはず。

はちみつを加えることで、ラム肉の味にコクが出てさらに美味しくなります。

材料(2人分)
ラムチョップ……4本
【a】すりおろし生姜……大さじ1
【a】はちみつ……大さじ2
【a】酒……大さじ1
【a】醤油……小さじ1
<作り方>

① 密閉袋に【a】とラムチョップを入れ、軽くもみ込んで冷蔵庫で休ませる。
② 約30分前に冷蔵庫から取り出し、常温に戻しておく。
③ ラムチョップを、脂身のある側面から焼いていく。
④ 脂が溶けてきたら両面を中火で焼く。
⑤ 焼き色が付いたら、弱火にしてじっくり中まで火を通す。

ラムチョップの味噌漬け

ラム肉を立つように盛り付ける
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味噌漬けしたラムチョップは、パンチのある味わいでお酒のおつまみにも最適です。

ヨーグルトを使うと、さらに臭みが軽減されておいしくなるのでオススメ。ただし、味噌はこげやすいので火加減に注意しましょう。

材料(2人分)
ラムチョップ……4本
【a】味噌……大さじ2
【a】プレーンヨーグルト……大さじ2
【a】すりおろしにんにく……大さじ1
【a】赤ワイン……大さじ2
<作り方>

① 密閉袋に【a】とラムチョップを入れ、軽くもみ込んで冷蔵庫で休ませる。
② 約30分前に冷蔵庫から取り出し、常温に戻しておく。
③ ラムチョップを取り出して余分なたれを取り除き、脂身のある側面から焼いていく。
④ 脂が溶けてきたら両面を中火で焼く。
⑤ 焼き色が付いたら、弱火にしてじっくり中まで火を通す。

ラム肉のバーベキューに合うソース

3種類のソース

出典:PIXTA

ラム肉をいろんな味で楽しみたいなら、塩コショウで簡単に焼いたものをお好みのソースで味わうのもオススメです。ラム肉に合うソースのレシピをご紹介するのでぜひお試しください。

バルサミコソース

ラム肉にバルサミコソースをかける

出典:PIXTA

酸味のあるバルサミコソースは、コクのあるラム肉にぴったり! ラム肉を焼いたあとのスキレットや鉄板でそのまま作れるので、バーベキューでも挑戦しやすいソースです。

材料(2人分)
バルサミコ酢……大さじ3
赤ワイン……大さじ2
バター……20g
はちみつ……小さじ1
醤油……小さじ1/2
すりおろしにんにく……小さじ1
<作り方>

① ラム肉を焼いたあとのスキレットなどに、材料を全て入れて加熱する。
② 赤ワインのアルコールが飛ぶまでゆっくり混ぜながらとろみがつくまで煮詰める。

サルサソース

サルサソース

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ぴりっと辛いサルサソースは、野菜もたくさん摂れる栄養満点のソース。材料を刻んで混ぜるだけなので、自宅でも気軽に作れます。サルサソースは寝かせることで味がなじむので、前日に作っておくのがオススメです。

材料(2人分)
トマト……1個
玉ねぎ……1/2個
ピーマン……1個
すりおろしにんにく……小さじ1
ケチャップ……大さじ1.5
タバスコ……適量
塩……少々
<作り方>

① トマトとピーマンはヘタや種を取り除き、細かい角切りにする。
② 玉ねぎはみじん切りにして水に5分さらす。
③ ボウルに全ての材料を入れて混ぜ合わせる。
④ 30分ほど寝かせておくと味がなじむ。

ハニーマスタードソース

ハニーマスタードソース

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辛みとコクを味わいたいならハニーマスタードソースがオススメ。はちみつの優しい甘みとマスタードの香りがラム肉に相性抜群です。火や包丁を使わないので、バーベキュー先でもすぐに作れます。

材料(2人分)
粒マスタード……大さじ1
マヨネーズ……大さじ1/2
はちみつ……大さじ1/2
醤油……小さじ1/2
<作り方>

① ボウルに全ての材料を入れて混ぜ合わせる。

牛肉や豚肉とは違った味を楽しめる!

焼かれた4本のラム肉

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ラム肉は、バーベキューの定番である牛肉や豚肉とは違った味わいが楽しめるお肉。臭いが気になるときには下ごしらえをしっかりしておくと食べやすくなります。

部位によってさまざまな調理方法が楽しめるほか、手軽に作れるソースもたくさんあるのでお好みの味でぜひ堪能してみてください!

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