バーベキューに手袋は必要?
火のついた炭や熱せられた鉄板などを扱うこともあるバーベキューでは、火傷や汚れから手を守るために手袋を使うのがおすすめです。
耐熱性・耐火性のあるグローブを用意しておくと、作業を安全にかつスムーズに行うことができるでしょう。
火起こしには耐熱グローブが安心!
火を扱う作業をする際には、耐熱性のある手袋を用意しておくと安心。
軍手は安い値段で手に入りやすく使い勝手が良い一方、耐熱仕様でないものは熱によって手のひらの滑り止めが溶けてしまう場合もあります。
その点、耐熱グローブを装着しておけば、安全に火起こしをすることが可能です。
料理や設営時の怪我防止にも役立つ!
火起こし以外にも、コンロの設置や薪割り、食材のカットといった作業をするときに手袋を装着しておくと怪我を防げます。
細かい作業を行う際には、柔らかくて手にフィットしやすい手袋がおすすめ。刃物を扱うときには、滑り止めがある手袋も活用しましょう。
バーベキュー後の片付けの際にも、手袋を装着しておくと手先を保護できます。
バーベキュー用手袋の選び方
バーベキュー用手袋の選び方のポイントを、以下の3点から解説します。
1. 素材に注目しよう
バーベキュー用の手袋には、主に以下のような素材が使われています。素材ごとに特徴を知ったうえで選択するようにしましょう。
使うほど手になじむ革製
革製の手袋は耐久性のあるものが多く、バーベキューなどアウトドアでの使用におすすめです。
中でも牛革の手袋は人気が高く、最初は硬くて使いにくいかもしれませんが、使うほど手になじんで独特の風合いが楽しめます。
耐熱性に優れたアラミド繊維
アラミド繊維の手袋は、高い耐火性を求める方におすすめ。消防士の防火服や警察官の防弾服などにも使われているような丈夫な素材なので、バーベキューでも安心して炭や薪を扱う作業が可能です。
また、革に比べて柔らかく手になじみやすい点もメリットといえます。
安い値段で買いやすい綿やナイロン
革製やアラミド繊維の手袋に比べてスペックは劣るものの、気軽に使えて安い価格で手に入りやすい綿の軍手。100均でも購入できるので、常備しておくと安心です。
基本的に耐火性は高くないので火を扱う作業にはあまり向いていませんが、バーベキューコンロの設置や組み立てなど、それほど危険性を伴わない作業には使いやすくなっています。
2. 長さをチェックしよう
バーベキュー用の手袋を選ぶ際には、その長さも重要なポイント。主にショートサイズとロングサイズがあるので、目的に応じて選びましょう。
コンパクトで使いやすいショートタイプ
手先のみをカバーしたい場合や、コンパクトに持ち運びたい場合にはショートタイプの手袋がおすすめ。手や指をスムーズに動かしやすいので細かい作業に最適です。
ただし、腕まで覆うカバー力はないので火を扱う作業には注意しましょう。
カバー力に優れたロングタイプ
安全に火起こし作業をしたいのなら、腕まですっぽり覆えるロングタイプの手袋がおすすめ。肌の露出が減るので、火の粉が飛んできても火傷の可能性を減らせます。
しかし、着脱しにくく、持ち運びの際にかさばることがデメリットといえます。
3. サイズを確認しよう
バーベキュー用手袋はフリーサイズの商品が多くなっていますが、S・M・Lなど複数のサイズが展開されていると自分の手に合ったものを選びやすくなります。
また、子ども用の小さなサイズの手袋も販売されているので、家族でのバーベキューならみんなで着用して安全性を高めましょう。
バーベキュー用手袋のおすすめ20選
バーベキュー用手袋のおすすめを、以下の種類別にご紹介します!
革製
手首までをカバーできる、丈夫な牛革製の手袋。立体縫製で手の形にフィットし、作業がしやすくなります。
汚れが目立ちにくいダークブラウンカラー。さらに、手洗いが可能なので汚れた際のお手入れもしやすいでしょう。
柔らかい使い心地が特徴の牛革製手袋で、力に自信がない女性や子どもでも握りやすい作りになっています。
手袋の内側には綿生地が使われており、ふんわりを手を包むような感覚で、防寒手袋としてもおすすめです。
肘下まですっぽり覆える長さのキャンプグローブ。年齢や性別を問わず使いやすいシンプルなブラックカラーがおしゃれです。
不要な火傷を防ぐために、ロングサイズを1つは持っておくと安心です。
アウターグローブとインナーグローブがセットになっており、より安全性が高くなったスノーピークの手袋。
手首までの使い勝手の良い長さで、焚き火や調理、片付けまで幅広く使えます。シックでアウトドアシーンになじみやすいブラウンカラーも魅力です。
牛革・難燃性素材・綿布の3層構造になっているため、耐熱温度が500度まであり、焚き火や料理の際も安心して使いやすいでしょう。手首の口が広く、袖をグローブに入れやすいので、袖口を汚れや焦げから守ることも可能です。
親指と人差し指の間は革で補強されており、使用による摩耗を軽減してくれます。便利なバックル付きで、使わないときには引っかけて収納可能です。
バーベキューや焚き火だけでなく暖炉やオーブンなど屋内外問わず使いやすい耐熱手袋。表面は起毛素材で滑りにくくなっているので、調理器具などもしっかりつかめます。
手のひら側は汚れが目立ちにくいブラックカラーになっており、表側のブラウンとのツートンカラーがおしゃれです。
手にフィットしやすい形状で、細かい作業も可能なロゴスの手袋。S~Lサイズを展開しているので、手の大きさに合ったものを選べます。
手のひらや指部分は、革を重ね貼りすることで耐熱性をアップ! 明るくかわいらしいキャメルカラーで女性にもおすすめです。
耐熱温度約400度で、バーベキューにおける炭や薪入れ、ダッチオーブンなどの取り扱いに最適な手袋。裏地には熱吸収性の高い綿布地が使われており、縫製糸には燃えにくい糸が使用されています。
アウトドアファッションのワンポイントになるような鮮やかなブルーが屋外で映えます。
ベアボーンズ リビング オープンファイヤーグローブ
サイズ | Mサイズ:33.7×13.3cm L・XLサイズ:37.4×14.6cm |
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重量 | 363g |
材質 | 天然フルグレイン牛革 |
天然フルグレイン(牛革)製で炭や薪、火花などから手を保護できる手袋。S/M、L/XLの2サイズで展開されています。
スス汚れが目立ちにくいブラックカラーですが、手洗いでお手入れも可能。丈夫なレザーでありながら、柔軟性も兼ね揃えています。
耐火性に優れたグリップスワニーの焚き火専用手袋。炭入れや、ダッチオーブンなどの取り扱いに最適です。
暗めのカラーが多い耐火手袋ですが、こちらは気分が上がるようなイエローオーカーで、おしゃれなグローブがほしい方にもおすすめです。
アラミド繊維製
500℃の高温に15秒耐えられる耐熱素材で、バーベキューでの作業がぐっと安全になる手袋。滑り止めのシリコングリップは200℃以上になると変色することがあるので、その際には逆向きにはめましょう。
切れにくい素材のため、食材を切るなど刃物を扱うときの怪我防止にもなります。汚れたら洗濯機で洗えるというお手入れの手軽さも魅力です。
摩耗に強く、耐熱・耐火性も兼ね揃えたペトロマックスの手袋。約300度まで対応可能なので、バーベキューシーンでも安心して作業ができます。
ワンサイズで、作りはやや大きめになっているので、手が小さい方はフィットしづらいかもしれません。
ザ・ノース・フェイス フィルデンスファイヤーフライグローブミッド
サイズ | S~L |
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材質 | 天然皮革(やぎ革),Fire Resistant Ripstop Cloth(アクリル55%/綿45%),アラミド,PLIMALOFT GOLD Insulation AEROGEL,中わた(ポリエステル100%),ライニング(ウール 50%/ポリエステル 50%) |
レザーとアラミド繊維を組み合わせたハイブリッド手袋。しなやかさと耐久性を兼ね揃えています。
指先はレイヤーが4層構造になっており、バーベキューや焚き火での火傷や怪我のリスクを軽減。ポリエステルの中綿で防寒性もアップしています。
軍手のようなしなやかさと付け心地の良さがありながら、2重構造で高い耐熱性を誇る手袋。手のひらには滑り止めのシリコンが施され、つかみやすさも抜群です。
手首から約10cmと長さもあり、飛んでくる火の粉から手首や服を守ります。ループ付きで収納のしやすさも魅力です。
手にしっくりなじむ柔らかさと、アラミドと綿の2重構造による耐火性が魅力の手袋。一般的な軍手に近い見た目ですが、370度までの熱に耐えるので、バーベキューや焚き火に最適です。
左右兼用で、サイズ展開はS・M・Lの3種類。手の大きさに合ったものを選ぶことができます。
400度まで炭化しない厚みのあるパイル編み手袋で、バーベキューや焚き火だけでなく工業用としても使える仕様。
火花が飛んでも着火しない繊維で手をしっかり保護します。フィット感もあるので細かい作業も快適にこなせるでしょう。
手の形に沿った立体構造で、包むようなフィット感を実現。アラミド繊維ならではの高い耐久性・安全性が特徴です。
手首までのショートサイズなので、ダッチオーブンや鉄板、網替えなど火花が飛んでこない作業に最適といえます。
綿・ナイロン製
家族でバーベキューするなら、子ども用の手袋があると一緒に準備や調理などの作業を楽しめます。伸びやすい素材で手にフィットしやすく、細かい作業にも最適です。
編み目が細かく、土やホコリが入ってきにくいので、子どもの繊細な手をしっかり保護できます。
手の平にグリップ力の高い滑り止めがついているので、バーベキューコンロの設置や片付けなどに最適な軍手。伸縮性にも優れているため、どんな手の形にもぴったりフィットします。
汚れたら洗ってお手入れできるのでいつも清潔に保てるのも魅力。シックでワイルドなブラックカラーがおしゃれです。
不要になった糸くずや綿を原料にした、環境に優しい軍手です。高温での作業には向いていませんが、厚手で丈夫なのでバーベキューコンロの設置や薪割りなどに最適。
ブランドネームタグは、引っかけて収納するループにもなります。使用後は洗ってお手入れできるので経済的です。
ワークマン・100均の手袋はコスパ抜群!
ワークマンや100均でもバーベキューで使える手袋が販売されています。できるだけコストを抑えたい方や、バーベキューをたまにしかしない方におすすめです。
ワークマン
耐久性に優れた牛床革オイル加工のしなやかな手袋。使い込むほど手になじみ、独特の風合いになっていきます。
手首部分にマジックテープがあり、脱げにくくしっかりフィット。299円(税込)というお手頃価格も魅力です。
耐磨耗・耐熱性に優れた柔らかい牛床革を使い、耐熱性に優れたアラミド糸で縫製したハイブリッドな手袋。
内側には高機能中綿素材である3Mシンサレートを使用し、保温性に優れながらも心地良い付け心地を実現しています。手首や袖口までしっかりカバーできるセミロングサイズです。
燃え広がりにくい性質のポリイミド繊維を使用し、火花が飛ぶ場合があるバーベキューに最適の手袋。手の平には特殊な滑り止め加工が施されており、水に濡れてもグリップ力が落ちません。
税込499円とワンコイン価格で購入可能なうえ、通気性のある背抜きタイプなので夏場での使用でも蒸れにくく快適です。コンパクトでかさばりにくいので、ポケットにもさっと入れて持ち運べます。
ダイソー
手首部を折り返すことで手首にフィットし、使用中に脱げにくくなるダイソーの手袋。
耐火性や耐久性は低いものの、ちょっとした作業には十分です。赤、緑、黄の3色展開なので、家族で色違いで着用しても楽しそうです!
手のひらに特殊パターンの滑り止めが施された手袋。バーベキューコンロや鉄板などをつかみやすく快適に作業できます。
おしゃれなデニム風手袋で、いわゆる「軍手感」が軽減! コスパ重視だけど、おしゃれさもほしい……という方におすすめです。
天然ゴムのシワ加工により、耐久性やグリップ力を高めた手袋。手の甲は背抜き加工が施されており、夏でも蒸れにくく快適に着用できます。
バーベキューなどのアウトドアシーンにぴったりな迷彩柄が魅力。カーキとグレーの2色展開です。
バーベキュー用手袋のメンテナンス方法
バーベキュー用手袋を長く使い続けるためには、素材に合ったメンテナンスが大切です。たとえば、革手袋は水に濡れるとカビの発生や型崩れの原因になるので、基本的に水洗いはNG。
汚れた部分を柔らかいブラシや布などでぬぐう程度にして、風合いを楽しみながら育てていきましょう。ときどき、レザーオイルを使用すると革が柔らかくなり撥水効果も期待できます。
一方、アラミド繊維製の手袋は水洗いOKのものがほとんど。汚れてもしっかり洗い流せるので、長期間清潔な状態を保ちやすいでしょう。
安全にバーベキューを楽しもう!
バーベキューでは、炭や薪など火の近くでの作業が多く、熱せられた鉄板やダッチオーブンもかなりの高温になります。思わぬ火傷や怪我を防ぐために、耐火性や耐久性に優れた手袋を着用しましょう。
コンロの設置や消火後の片付けなら、普通の軍手でも十分なので、使用シーンに合わせて使い分けるのがおすすめです。バーベキューに適した手袋で、安全に楽しくアウトドアを満喫しましょう!