イタリアンバーベキューのメニュー

イタリアンバーベキューが新しい!楽しみ方とおすすめレシピ12選

イタリアンバーベキューはアメリカンスタイルとはちょっと違った斬新なバーベキュー。前菜からメインにデザートなど本場イタリアンのコースさながらの流れで、食事も素材の味をじっくり楽しめるメニューが一般的です。

今回はそんな「イタリアンバーベキューをご紹介! おすすめレシピからメニュー構成のコツまで、詳しく解説。ワイン片手にイタリアンバーべキューを楽しみましょう。

目次

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「イタリアンバーベキュー」とは?

バーベキューグリルの横に置かれた串焼き食材とウインナー

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バーベキューをもっと楽しみたいときは、テーマを決めてメニューを組み立てるのがオススメです。

今回は、中でも注目されている「イタリアンバーベキュー」をピックアップしてご紹介。まずはその特徴を詳しく見てみましょう。

イタリアンバーベキューは「素材そのもの」を楽しむのが流儀

肉や野菜、魚介などバーベキューの食材

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イタリアンバーベキューは、その名の通りイタリア料理のメニューを取り入れたバーベキューです。イタリア料理はもともと「素材の味を楽しむ」ことを大切にしているので、バーベキューのテーマとしてもぴったり。

お肉のハーブソテーや焼き野菜・カプレーゼのように、オリーブオイルや塩・ハーブを使って素材の美味しさを引き出せるメニューを味わうのが本場流です。

イタリアンソーセージ

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日本人の口にも合う食材・調味料も多いので、取り入れやすいのも魅力。いつも焼き肉のタレばかりになってしまう方も、気軽にチャレンジしてみましょう!

じつはイタリア人はバーベキュー好き!

バーベキューでパンなどの食材をカットする

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バーベキューというとアメリカのイメージが強いですが、じつはイタリア人もバーベキューが大好き!

とくにシチリアに住んでいる方は、春のイースターに合わせて庭で楽しむのが定番なのだとか。冬は寒さが厳しいようなので、バーベキューが楽しめる季節は貴重なのかもしれませんね。

そんなイタリアでは、バーベキューのメニュー構成もコース仕立てになっていることが多いようです。これを機にイタリアンバーベキューをマスターして、バーベキューレパートリーを増やしちゃいましょう。

イタリアンバーベキューに欠かせないもの

海外のバーベキューパーティ

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では、さっそく「イタリアンバーベキューに欠かせないもの」を見てみましょう。コツを掴めば、いつものバーベキューがイタリアンスタイルに早変わりしますよ。

本場のイタリアンバーベキューはコーススタイル

バーベキューグリルから食材を取り分ける

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イタリアンバーベキューはイタリア料理のコースを意識しながらメニューを組み立てると、より本格的に楽しめます。まずはコース構成を詳しく見てみましょう。

アンティパスト前菜。カプレーゼやブルスケッタが定番。
プリモ・ピアット1皿目のメイン。スープやパスタ、リゾットなど。
セコンド・ピアット2皿目のメイン。肉や魚を使った料理がポピュラー。
コントルノ野菜料理。サラダやメインに添えられたグリル野菜。
フォルマッジ〆のチーズ。
ドルチェデザート。
カッフェエスプレッソが基本。

今回はバーベキューなので、順序などを細かく意識しすぎなくてもOK。前菜・メイン・チーズ・ドルチェ&カッフェなどを押さえて、イタリアンスタイルに仕上げちゃいましょう。

ワイン

ワインで乾杯する人たち

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ワインもイタリアンバーベキューで欠かせないもののひとつ。種類によって特徴が違うので、食事のメニューに合わせてチョイスしてみてください。それぞれの特徴を以下にまとめました。

スパークリングワイン基本的にどんな料理とも相性抜群。前菜やさっぱりとしたオイル系のメニューと相性が良い。悩んだときはスパークリングワインがオススメ。
白ワイン甘味・苦味・酸味のバランスの良さが特徴。 オードブルやおつまみ、デザートなどの軽めなメニューと相性抜群。旨味や塩味を楽しめる魚介類を使ったメニューや、トマト系のメニューにオススメ。
赤ワイン苦味や酸味の強さが特徴。お肉や赤身の魚など、こってりとした味わいのメニューにぴったり。アルコール度数やポリフェノールの量によって「フルボディ」「ミディアムボディ」「ライトボディ」などに分けられる。
ロゼワインどんな料理にも合う万能ワイン。肉・魚どちらにも合うので、迷ったときはこちらがオススメ。「足りなくなってしまった!」といったときの予備にも。

バーベキューグリルの近くでワインで乾杯

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イタリアではバーベキューの準備中からスパークリングワインで乾杯し、おしゃべりしながら食前酒の時間を過ごすことが多いのだそう。

そして食事中はメニューに合わせて、赤・白・ロゼなどを楽しみます。お酒が苦手な方は、ノンアルコールワインやフレーバー付きの炭酸水で雰囲気を味わうのもいいですね。

脚付きグラスを用意すれば、イタリアンバーベキューの雰囲気も盛り上がること間違いなしです。

前菜

バーベキューの食卓をセッティングする

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イタリアンバーベキューに「前菜」は欠かせません。火起こしやメインディッシュの準備をしながら、ワイン片手に楽しみましょう!

バーベキューの最中も箸休め的な役割になるので、さっぱりフレッシュなお味を楽しめるメニューがオススメです。

大きな塊肉

塊肉のグリル

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一般的にイメージするバーベキューは焼き肉のようになりがちですが、イタリアンバーベキューでは「大きな塊肉」が特徴的。

いつもと趣向を変えて、牛や豚のブロック肉を豪快に楽しみましょう。味付けにハーブを使うと、イタリアンな雰囲気がさらにアップします。

色とりどりの野菜

野菜串をバーベキューグリルで焼く

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「色とりどりの野菜」は、イタリアンバーベキューに必要不可欠。とくに彩り豊かなトマトやパプリカ・ズッキーニ・ナスなどの定番野菜に加え、カリフローレ(スティックカリフラワー)やロマネスコなど見た目が華やかなイタリア野菜もプラスしてみましょう。

茹で調理が必要な場合は、自宅で下ごしらえしてから持参するのもオススメです。

ハーブ

ハーブをカットする

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イタリアンバーベキューに欠かせないのが、イタリアンパセリ・ローズマリー・バジル・オレガノなどの「ハーブ類」です。

味付けにはもちろんのこと、肉や魚の臭み消しとしても使えるので一石二鳥。ドレッシングなどに加えるのもいいですね。手軽に楽しみたいときは、市販の乾燥イタリアンハーブミックスを探してみましょう。

オリーブオイル

オリーブオイルを器に注ぐ

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「オリーブオイル」もイタリアンバーベキューのマストアイテム。肉や魚・野菜を焼くときに使うのはもちろんのこと、ソースのようにかけたりパンにつけたりして楽しむのもオススメです。

市販品の中にはガーリック風味やトリュフ風味、レモン風味のものなどもあるので注目してみてください。

チーズ

切り分けた様々なチーズ

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イタリアンで特徴的なのが「〆のチーズ」です。食事の最後はカットされたチーズをゆっくり楽しむのがお決まりなのだとか。

チーズを取り入れるときはシンプルにそのまま切って出すのもOKですが、前菜のカプレーゼなどで取り入れるのもオススメです。

デザート

スキレット上の焼きリンゴ

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最後は「デザート」と「コーヒー」で団らん時間を過ごすのがイタリア流。イタリアンのデザートは焼きりんごなど素材を楽しむメニューも豊富なので、バーベキューでも取り入れやすいでしょう。ティラミスなど冷たいデザートは自宅で仕込んでおくと手軽です。

イタリアンバーベキューにおすすめのレシピ12選

バーベキューを楽しむグループ

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ここからは、イタリアンバーベキューにオススメのレシピを見てみましょう! 「前菜」「肉・魚」「野菜」「チーズ」「デザート」に分けてご紹介します。

前菜のレシピ

カプレーゼの盛られた皿

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前菜には火を使わずにできる簡単メニューはいかがですか? 今回は日本でも馴染み深い3品をご紹介。特別な材料もないので、思い立ったらすぐにチャレンジできちゃいます。

トマトとモッツァレラのカプレーゼ

トマトとモッツァレラのカプレーゼ

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赤・白・緑が映える「トマトとモッツァレラのカプレーゼ」は、まさにイタリアの国旗と同じ色。イタリアンバーベキューのスタートにふさわしいメニューです。

今回はミニトマトとひと口モッツァレラチーズを使って、手軽に楽しめる一品に仕上げちゃいましょう。

材料(4人分)
ミニトマト……12個
モッツァレラチーズ……100g
フレッシュバジル……適量
●オリーブオイル……大さじ1
●塩……小さじ1/4
●胡椒……少々
<作り方>

① ミニトマトを半分に切る。
② 器にトマト・モッツァレラチーズ・バジルを盛りつける。
③ ●の材料を混ぜ合わせ、手順2にかけて完成。

生ハムとポテトサラダのブルスケッタ

ブルスケッタ

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片手で楽しめるのが魅力の「ブルスケッタ」。トマト・モッツァレラチーズ・バジルが定番ですが、アイディア次第でアレンジ自在。お好みの具材を乗せて楽しんじゃいましょう!

今回は市販のポテトサラダを使ったお手軽レシピをご紹介。バーベキューではトッピングを別添えにした”セルフサービス方式” もオススメです。

材料(4人分)
フランスパン……1本
生ハム……12枚
ポテトサラダ(市販品)……1袋(120g)
オリーブオイル……適量
胡椒……適量
パセリ(乾燥でもOK)……適量
<作り方>

① フランスパンを12枚、1.5cmほどの厚さに切り、バーベキュー網の弱火部分で炙る。
② フランスパンにポテトサラダを塗り広げ、生ハムをのせる。
③ オリーブオイル・胡椒・パセリをトッピングして完成。

スモークサーモンのカルパッチョ

サーモンのカルパッチョ

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オリーブオイルとレモンでさっぱり楽しめる「カルパッチョ」も人気のメニュー。ちょっとリッチに楽しみたいなら真鯛やサーモン、手軽に楽しみたいなら生ハムを使うのがオススメです。今回は、濃厚な旨味が堪能できるスモークサーモンのレシピをご紹介。

材料(4人分)
スモークサーモン……150g
玉ねぎ(スライス)……1/4個
ベビーリーフ……40g
フレッシュレモン……お好みで
●オリーブオイル……大さじ2
●レモン汁……大さじ1
●塩……少々
●胡椒……少々
<作り方>

① スモークサーモンを食べやすい大きさに切る。玉ねぎはスライスして水にさらす。レモンは薄いういちょう切りにする。
② 平たい皿にベビーリーフ・玉ねぎを広げ、スモークサーモン・レモンを盛り付ける。
③ ●の調味料を混ぜ合わせ、手順2にかけて完成。

肉・魚のレシピ

ボードに盛られた串焼き肉

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ここからは、メインになる肉・魚のレシピをご紹介。イタリアンバーベキューでは、シンプルに塩やハーブで味付けするのがポイントです。いつものバーベキューとひと味もふた味も違ったお味を堪能しましょう。

ラムチョップのハーブグリル

ラムチョップのハーブグリル

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骨付き肉で盛り上がるメニューといえば、「ラムチョップのハーブグリル」。クセが強いかな? と思いきや、ハーブでちょうどよい塩梅に。

今回は、ジューシーに仕上がる漬け込みレシピをご紹介します。自宅で仕込んでから持参しましょう。「バルサミコソース」はお好みで。

材料(4人分)
ラムチョップ……8本
●ローズマリー・タイムなどのハーブ……5〜6本
●にんにく(すりおろし)……1片
●オリーブオイル……大さじ2
塩……小さじ1/2
胡椒……少々
【バルサミコソース】
バルサミコ酢……大さじ4
赤ワイン……小さじ2
はちみつ……小さじ2
醤油……小さじ1
<作り方>

① ラムチョップを広げ、両面に塩・胡椒をふる。ハーブは2〜3等分の大きさにちぎる。
② ジッパー付き保存袋にラムチョップ・ハーブを入れ、●の材料を加えて揉み込んで1時間以上つける。
③ バーベキュー網の強火部分にラムチョップとハーブをおき、両面焼き色がつくまで加熱する。
④ 焼き色がついたら弱火部分に移動させ、骨と身の間にすき間ができるくらいまでじっくりと火を通す。
⑤ フライパンでバルサミコソースの材料を煮詰め、お好みでラムチョップにかけて完成。

ポルケッタ(豚バラのロール)

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