バーベキューでベーコンを堪能しよう!
日々の食卓でおなじみの「ベーコン」は、バーベキューにもってこいの食材でもあります。今回は、バーベキューでベーコンをたっぷり楽しむ秘訣をご紹介します!
どんな種類がある?
ベーコンとは、食品表示基準において、以下のように定められている食品を指します。
次に掲げるもの(食料缶詰、食料瓶詰及びレトルトパウチ食品に該当しないものに限る。)をいう。
一 豚のばら肉(骨付のものを含む。)を整形し、塩漬せきし、及びくん煙したもの
二 ミドルベーコン又はサイドベーコンのばら肉(骨付のものを含む。)を切り取り、整形したもの
三 一又は二をブロック、スライス又はその他の形状に切断したもの
使う部位や製造工程などによっても名称が異なる場合があるので、まずは主なベーコンの種類を確認してみましょう。
ベーコン | 豚のバラ肉を塩漬けにして熟成させ、燻煙したもの。脂肪と赤身が層になっており、ジューシーな味わいが特徴。「スモークベーコン」とも呼ばれる。 |
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ロースベーコン | 豚のロース肉を用いたベーコン。バラ肉よりも脂肪分が少なく、柔らかい食感であっさりした味わいが特徴。「カナディアンベーコン」とも呼ばれる。 |
ショルダーベーコン | 豚の肩肉を用いたベーコン。脂肪が少なく、やや固めの食感と濃厚な旨味が特徴。 |
生ベーコン (パンチェッタ) | 豚バラ肉を塩漬けにして熟成・乾燥させたもの。一般的には塩味や酸味が強く、パスタソースやスープの出汁などに使われる。 |
上記の表のとおり、ひと口に「ベーコン」といっても、種類はさまざま。スーパーでもたくさんの種類のベーコンを目にしているはずです。味や食感はそれぞれ違うので、使い方に合ったものを選びましょう。
バーベキューの炭火で豪快に焼きたいときは、脂肪分もしっかり感じられる「豚バラ肉のベーコン」がおすすめです!
贅沢なベーコンを使うのもおすすめ!
せっかくなら、贅沢なベーコンでバーベキューを楽しんでみませんか? 今回は、おすすめ商品を3点ピックアップしてご紹介します。
和豚もちぶた使用 アルファー ベーコンスライス 80g ×4パック
内容量 | 80g×4パック |
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●添加物は一切使わずに岩塩と粗製糖を使い、桜のチップで燻製した無塩せきタイプ
キッツビュール 味自慢ベーコン
内容量 | 約300g |
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●ドイツの国家資格「フライシューマイスター」を取得した職人による手作り
エーデルワイスファーム 薪・炭火仕上げ ベーコンブロック
内容量 | 280g |
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●自然豊かな北海道で作られた豚バラ肉のベーコンブロック
●多数のテレビ番組で取り上げられた人気商品
▼燻製向けの食材についてはこちら!
バーベキューでのおいしい焼き方は?
バーベキューでベーコンをおいしく焼き上げるコツをご紹介します。使うのは、脂がしっかりと乗った「豚バラベーコン」。
厚切り・ブロック、どちらでもOKですが、豪快に楽しみたいならブロックがおすすめ。調理に使うアイテムは、バーベキュー網・鉄板・スキレットなど、どれでも大丈夫です。
はじめに、バーベキュー網でおいしく仕上げる方法を見てみましょう。バーベキュー網で調理すると余分な脂肪が下に落ちるので、よりヘルシーに仕上げたい方におすすめです。
ただし、溶け出した脂で炎が上がりやすいので要注意。中まで熱々に仕上げるためにも、火が強すぎる部分には置かず、ゆっくり・じっくり焼き上げましょう。
一方、鉄板やスキレットはふっくらジューシーに仕上げたい方にぴったり。おしゃれにスキレットごとテーブルに並べることもできるので、お好みに合わせて選んでくださいね。
生でも食べられる?
ベーコンは生でも食べられるものと、食べられないものがあります。パッケージに「そのままお召し上がりいただけます」といった表示があるかどうか確認しましょう。
「加熱食肉製品」や「特定加熱食肉製品」にあたる商品は、製造過程で一定の基準にもとづいて加熱・殺菌されているため、基本的には生食が可能です。
※参考:厚生労働省「食品別の規格基準について」
外国産の輸入品や手作りしたベーコンなど、生で食べられるかどうか判断しかねる場合は、しっかり加熱調理するのがベスト。
生食できるベーコンの中でも、脂肪分の多いものは加熱した方がおいしく楽しめます。豚バラ肉を使った一般的な「ベーコン」は加熱するのがおすすめです。
バーベキュー用のベーコンレシピ12選
ここからは、バーベキューで楽しめるベーコンのレシピをご紹介! ベーコン単品でシンプルに楽しむレシピ、野菜やお肉と合わせるレシピなど、ジャンル別に掲載します。
ベーコン単品で作れるレシピ
まずは、ベーコンの旨味をしっかりと味わえるレシピをご紹介! 質のいい、こだわりのベーコンなら、さらに絶品です。
ベーコンブロックの丸ごと焼き
大きなベーコンの塊を丸ごと焼けば、食べごたえ抜群の一品に。「これぞバーベキュー! 」な豪快メニューです。
焼くときは脂を使わず、ベーコンから染み出す脂でカリッと仕上げましょう。シンプルにブラックペッパーで楽しむのもよし、お好みでソースをかけて楽しむのもよし。味付け次第で、楽しみ方は無限大です。
今回は、自然な甘さが楽しめる「リンゴソース」のレシピをご紹介! ベーコンにはもともと塩気があるので、ソースは具だくさん&塩分控えめに仕上げるのがポイントです。
にんにく(すりおろし)……1片
カリカリベーコン
ベーコンの旨味を堪能できるお手軽レシピなら、こちらがおすすめです。厚切りベーコンはバーベキュー網にそのまま乗せても大丈夫。脂を落としてカリカリに仕上げ、炭火ならではの焦げ目も楽しんじゃいましょう!
今回は、人数が多いときに便利な串焼きスタイルでご紹介。ブラックペッパーは加熱に弱いので、風味よく楽しみたいときは焼き上がりにかけるのがポイントです。ピリッと辛みを効かせて、パンチのある味を楽しみましょう。
スライスベーコン巻き
厚切りベーコンやベーコンブロックに比べ、比較的に手に入りやすいスライスベーコン。すぐに火が通るので、火力が不安定な炭火だと焼くのがなかなか難しいですよね。
そんなときは、ベーコンをクルクル巻いて串焼きにしちゃいましょう! ジューシーな味わいで、すぐにでき上がるのも魅力です。チーズや大葉、マスタードなどを合わせるのもおすすめです。
野菜と合わせるレシピ
野菜のベーコン巻き(アスパラ・えのき・トマト)
定番メニューの野菜のベーコン巻き! 野菜を芯にしてクルクル巻き、串刺しスタイルで楽しみましょう。今回ご紹介するアスパラガス・えのき・トマトは、どれも火が通りやすい食材です。
ベーコンは焦げたのに中は生焼け……なんてことも少ないので、アウトドア初心者の方もチャレンジしやすい料理。串が長い場合は、3種類の野菜を刺すのも華やかでおすすめです。
スライスベーコン……4枚
えのき……1/2株
ミニトマト……8個
串……12本
厚切りベーコンのジャーマンポテト
スキレットを使ったおしゃれなキャンプ飯なら、ジャーマンポテトはいかがですか? 保温性の高い鋳鉄で、じっくりカリッと仕上げましょう!
ガツンとしたお味を楽しみたいときは、マスタードを添えるのもいいですね。お酒のお供にもぴったりな一品に仕上がります。じゃがいもは自宅で下茹でしておくと手軽です。レンジ加熱なら、中サイズ1個あたり600Wで3分を目安にしましょう。
また、レシピでは手に入りやすい厚切りベーコンを使用しますが、本格的な味に仕上げたいときはパンチェッタなどの生ベーコンもおすすめです。
生ベーコンは塩分濃度が高いので、コンソメや塩の量を減らして味の濃さを調節してみてくださいね。
バター……10g
ブラックペッパー……少々
オリーブオイル……適量
厚切りベーコンとマッシュルームのホイル焼き
ベーコンときのこの旨味を楽しみたいときは、ホイルで包んで蒸し焼きにするのがおすすめです。今回はプリッとおいしいマッシュルームと、彩りがプラスされるパプリカを使ったレシピをご紹介。
マッシュルームのほか、しめじや舞茸、エリンギやえのきなどでも代用可能です。お好みでアレンジして楽しみましょう!
パプリカ……1/2個
お肉と合わせるレシピ
ここからは、お肉と合わせるレシピをご紹介。ベーコンもお肉なのに、さらにお肉を合わせるなんて……なんとも贅沢! バーベキューのメインディッシュにいかがですか?
ベーコン・エクスプロージョン
ベーコン・エクスプロージョンは、格子状に編んだベーコンでひき肉を包む華やかなメニューです。
中にはみじん切りのソーセージも入っており、食べごたえも抜群。マスタードを添えて、おつまみにもおすすめです。今回はスパイスなしのお手軽レシピですが、ナツメグやオールスパイスなどをプラスしてもおいしく仕上がります。
ブラックペッパー……少々
ベーコン巻きハンバーグ
ハンバーグにベーコンがプラスされた贅沢メニューは、子供から大人まで人気を集めること間違いなしのメニューです。とくに、アウトドアで楽しむハンバーグはつなぎ少なめの肉々しい仕上がりがベスト。
玉ねぎもいつもより粗めに刻み、ワイルドな味わいを楽しんじゃいましょう! スキレットでしっかりと焦げ目をつけて、存在感抜群の仕上がりを目指してみてくださいね。
オリーブオイル……適量
●ケチャップ……大さじ4
●中濃ソース……大さじ4
●バター……20g
ベーコン巻きカマンベール
みんなでワイワイ盛り上がれるお手軽メニューなら、こちらがおすすめです。お酒にも合うので、“まずは一品”の料理にうってつけ。
そのままベーコンにチーズを絡めて楽しむのも十分おいしいですが、バゲットや茹でたじゃがいもなどにつけるのも絶品です。スキレットや厚手のアルミホイルを用意して楽しみましょう。
ご飯やパンと合わせるレシピ
ここからは、ご飯やパンと合わせる主食のレシピをご紹介。ボリューム満点なので、満足度の高いメニューをお探しの方におすすめです。
ベーコンのガーリックライス
ベーコンの旨味が広がる絶品レシピです。〆の一品にもぴったり。ガーリックでガツンと味を付け、たっぷり楽しみましょう。
今回は、長ネギを使った和風のガーリックライスをご紹介。ベーコンはスライス・厚切り・ブロック、どれでもOKです。お好みで選んでくださいね。
醤油……大さじ1/2
塩・ブラックペッパー……少々
お餅のベーコン巻き
バーベキューの主食メニューに迷ったら、お餅を焼きませんか? おやつ感覚で食べられるほか、常温で持ち運べる食材は、「もうちょっと食べたいな」と思ったときの予備食材としてもぴったりです。
ベーコンを巻いて甘辛ソースを塗り、コクと香ばしさのある味に仕上げましょう。もっと変わり種のメニューを楽しみたいなら、みたらし団子で代用するのもおすすめです。
ベーコンエッグバーガー
大きく口を開けてガブリとかぶりつく豪快メニューなら、ベーコンエッグバーガーはいかがですか? 挽肉のパティをイメージしがちですが、シンプルにベーコンと卵、レタスで楽しむのもおすすめです。
今回は、卵をプラスしてボリュームもアップ。スクランブルエッグのほか、目玉焼きなどにもアレンジ可能です。
レタス……4枚
塩・ブラックペッパー(卵用)……少々
バター……20g
●ケチャップ……大さじ1
●マスタード……小さじ1
バーベキュー用のベーコンの手作り方法
最後は、こだわり派におすすめ! ベーコンの手作りレシピをご紹介します。時間と手間がかかるベーコンづくり。本格的なレシピだと、だいたい1週間ほどかかりハードルが高いですよね。
そこで、今回は1日でできるお手軽レシピを掲載します。本格的な燻製器が必要かと思われがちですが、実は自宅にあるもので手軽に挑戦できるのもうれしいポイント。
バーベキューのときに手作りベーコンを持って行けば、盛り上がること間違いなしです。燻煙作業は野外でも手軽にできるので、現地で最後の仕上げをするのもいいですね。
それでは、まずは使うアイテムを確認してみましょう。ベーコンの手作りに必要になるのは、以下の5つです。
・深めのフライパン
・ぴったり閉まるフタ
・網
・スモークチップ
・バーベキュー用の厚手アルミホイル
フライパンは長時間加熱するので、テフロン加工が施されていないものがベストです。鉄鍋や中華鍋のようなものがあれば、そちらを活用しましょう。
豚肉にすり込む塩の量は、だいたい表面が「ザラザラとやや白くなるくらい」が目安です。豚肉のカットの仕方によっても量が変わるので、調整してください。
また、乾燥させる手順で十分に水分が抜けていないと、酸味の強いベーコンになります。季節や天気によって湿度が変わるので、「肉の表面がサラサラしている状態」を目指して乾燥させましょう。
ブラックペッパー……15g
さまざまな食材と一緒に味わおう!
ジューシーで旨味たっぷりのベーコンは、バーベキューにぴったりの食材です。焦げ目も最高のスパイスになるので、じっくり焼き上げてみてください。さまざまな食材と相性がいいので、アレンジしながら楽しんじゃいましょう!