バーベキューを庭でする3つのメリット
自宅に庭があったら、海外の映画のワンシーンのように休日に集まってバーベキューをしたくなるのではないでしょうか。そんな庭バーベキューには大きなメリットがあります。
それでは、それぞれのメリットについて解説していきます。
1. 準備や片付けが楽!
自宅の庭なので荷造りや移動の手間がなく、『忘れ物』とも無縁になります。また雨が降ったり寒すぎるときなどは家に避難すれば良いため、天候に左右されることもありません。
さらに家のキッチンが使えるためバーベキューの下準備や片付けもラクです。
2. プライベート空間でリラックスできる!
自宅というプライベートな空間でくつろぐため、混雑したバーベキュー場に行かずに済み、トイレなども自分の家なので安心して使用できます。
壁やタープ、スクリーンを張ることで人目を気にする必要がなくなり、最大限にリラックスできること間違いなしです。
3. かかる費用が安い!
バーベキュー場に行くための交通費、バーベキュー場の利用料金などはもちろん掛からず、冷蔵庫があるためクーラーボックスに入れる手間もありません。
家にある食材を活用しやすい点も買い物のコストを大幅に削減でき、全体的に費用を安く抑えられます。
バーベキューを庭で楽しむ3つのポイント
メリットの多い庭バーベキューですが、楽しいだけではなく注意すべきポイントもあります。
庭キャンプのメリットが台無しにならないように、デメリットとなりえる注意点を覚えておきましょう。
1. 一軒家でも狭い住宅街では近所迷惑に注意!
一軒家の庭では、火を起こしてバーベキューを楽しむこと自体に違法行為はありません。しかし最低限のマナーやルールに対する意識が甘いと、近隣の住民に迷惑がかかり大きな問題になることもあります。以下の対策を心がけましょう。
煙対策
炭火や焚き火でバーベキューをする場合、煙はどれだけ対策をしても絶対に発生します。安い炭を使用したり、炭に油が落ちれば煙はどんどん上がり、近隣の住民への迷惑となります。
煙が流れないよう壁を作ったり、無煙グリルを使用する、油が炭に落ちないようにアルミホイルやフライパンを使用するなどの工夫をしましょう。
匂い対策
焼肉と同じくバーベキューでは衣類に移るほど、匂いが発生します。バーベキューをしている自分たちは気にならなくても、近隣で洗濯物を干していたりすれば匂いは不満のもとに。
匂いの強いものはキッチンで調理したり、メニュー自体に気をつけるなどの工夫をしましょう。
騒音対策
自宅の庭とはいえ、楽しくなれば気付かないうちに声が大きくなりがちです。また、音楽をかけるなどの騒音は近隣にとっては気分の良いものではありません。
話し声が聞こえても気にならない時間帯でバーベキューをする、音量は小さくするなどの配慮をしましょう。できれば音楽はかけないほうが無難です。
ゴミ問題
バーベキューのゴミは焼き鳥などに使った竹串や割り箸、熱い焦げや油など、ゴミ袋に穴を開けたり熱で溶かしたりしやすいものが多いです。
分別をはじめ、ゴミ出しをする際に迷惑にならないように、最後まで責任を持ったバーベキューをしましょう。
2. 火や灰の管理には十分な配慮が必要!
バーベキューで最も注意するべきは火事です。地面が焼けてしまったり、風で火の粉が舞い散ることもあります。着火剤として新聞紙などの紙類を使用するのは、灰が舞うのでやめましょう。
賃貸の場合は地面へのダメージに特に注意しつつ、灰の処理は各自治体で定められたルールに従いましょう。
▼自治体の指定する灰の処理例(山口市の場合)はコチラ(山口市役所)
3. 子供がいる場合は安全対策を万全に!
自宅だからこそ気が緩んでしまいがちな庭バーベキューでは、子供から目を離してしまい火のそばに近寄ったり、道路に飛び出したりという危険も潜んでいます。
子供から目を離さないよう注意しつつ、出入口に柵をしたり、火もとに近づけないような環境づくりをするようにしましょう。
上記以外でも近隣に対する配慮やマナーは、住宅の環境ごとに変わります。「またか」と回数を重ねるごとに思われないよう、頻度に気をつけたり、事前にバーベキューをする旨を近隣に挨拶できるようであれば、なお万全でしょう。
庭でのバーベキューにおすすめの道具10選
注意点がおおくて窮屈に感じてしまったかもしれませんが、庭バーベキューをおこなう際にそんな負担を軽減する道具を紹介します。万全な用意してのびのびとバーベキューを楽しみましょう。
バーベキューコンロ
バーベキューコンロにはバーベキューコンロが必須です。バーベキュー場では炭用コンロとガスコンロの2種類がありますが、自宅ではコンセントが使えるため延長コードを使用することでホットプレートでも調理可能です。どのタイプも煙が上がりづらい構造のものがおすすめです。
ハーフェレジャパン ロータスグリル レギュラーサイズ
使用サイズ | 約φ35/26×23.4(H)cm |
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焼き面サイズ | 約φ32cm |
重量 | 約4kg |
炭
バーベキューで使用する炭には大きく分けて以下の種類があります。それぞれ炭にする木材や工程の違いから、火の着きやすさ、燃焼時間、価格などが異なります。
庭バーベキューでは、煙の出やすい安いマングローブ炭はやめましょう。煙の少ないものを選ぶなら備長炭、オガ炭がおすすめです。
BBQ専用の丸い形と表面に溝があることで、空気の通りを良くし素早く着火。約3時間も燃焼をするWeberブリケットは国際機関 FSC(森林管理協議会)認証済み広葉樹のおがくずを炭化させ、でん粉と水で混ぜる100%自然素材で作られた炭で、純粋なスモーキーフレーバーを堪能できます。保存に最適な防水加工でジップ付き袋にパッキング。着火剤
着火剤は炭に火を定着させるために使用するアイテムです。固形タイプと液状タイプがあり、それぞれ商品ごとに成分が違い、石油系の着火剤は燃焼時のニオイが強いため食材へのニオイ移りに注意が必要です。防水性の高いものもありますが価格は高めです。
尾上製作所(ONOE) ハイチャッカーS 3個セット
サイズ | 約95×95×10(h)mm |
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重量 | 約70g |
素材 | 軟質繊維・パラフィンワックス |
- 必要な分量に割って使えるラクラク着火のバーベキュー用着火剤。マッチ・ライターなどで簡単に点火。燃焼時間は約7分です。
トング
トングは炭用・調理用ともにバーベキューの必須アイテムです。トングには先端がシリコンのものなどもありますが、耐熱性の高いものがおすすめです。木製の菜箸など熱に弱いもので代用するのはなるべくやめましょう。
スノーピーク(snowpeak) 火ばさみ N-020
サイズ | 約40×25×405(L)mm |
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重量 | 約200g |
素材 | 本体/ステンレス グリップ/ビーチ材 |
ライター
バーベキュー用のライターは先端の火口が長いものを選びましょう。また子供がうっかり触ってしまっても火が出ないようにロック機構付きのものを選ぶと良いでしょう。
レバーが硬い、指が痛い、女性や高齢者のことも考えて欲しいという声を解決すべく、スライドタッチ式という着火方式を採用した、新チャッカマンです。他社にない着火方法の進化した日本製の「チャッカマン」誤操作防止ストッパー付きで子どものいる家庭でも安心。タープ
タープは多くの形状、構造がありますが、庭バーベキューの日除けや雨避けにするなら、フレームを広げるだけで自立するタープテントがおすすめです。防水性や遮光性の高いものを選びましょう。
フィールドア(FIELDOOR) タープテント 難燃TC 3×3m
使用サイズ | 約3.0×3.0×1.76/2.48/2.56(H)m |
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収納サイズ | 約22×22×114(H)cm |
重量 | 約15kg |
素材 | フレーム:スチール シート:T/C(ポリエステル糸65%、コットン(綿)糸35%) |
フィールドア(FIELDOOR) タープテント専用 サイドシート TC 3m
使用サイズ | 約3.0×1.74(H)m |
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収納サイズ | 約48×28×5(H)cm |
素材 | TC( ポリエステル65%、コットン35%) |
蚊帳
蚊帳は虫除け対策となるメッシュ状の幕のことです。蚊やハチのほか、飛んでくる虫の侵入を防いで快適に過ごすために、持っていたほうが良いアイテムです。
フィールドア(FIELDOOR) タープテント専用 バグガード 3×3m
使用サイズ | 約3.0×3.0m(1枚) |
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収納サイズ | 約20×20×72(L)cm |
素材 | ポリエステル |
虫除け対策にぴったりな4面フルメッシュセットのバグガードスクリーンです。設置もフレームに引っ掛けるようにセットするだけなので簡単です。バグガードの4面のうち、2面は出入りができるエントランス仕様で出入りもラクラク。開けた状態で固定することもできます。
アウトドアテーブル
アウトドア用のテーブルには、アルミ製、木製、プラスチック製の組立式テーブルのほか、金属製のフレームに天板となる布を張るタイプがあります。
家のリビングと同じように使用するハイタイプと、より地面に近い状態で座りながらくつろぐロータイプがあります。熱に強く丈夫で、大人数で使用できる大きいサイズのものがおすすめです。
コールマン(Coleman) ナチュラルモザイクリビングテーブル/120プラス
使用サイズ | 約120×60×40/70(h)cm |
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収納サイズ | 約60×60×6.5(h)cm |
重量 | 約4.5kg |
素材 | フレーム:アルミニウム 天板:メラミン加工合板 |
耐荷重 | 約30kg |
アウトドアチェア
アウトドアチェアは組立式、折畳式、収束式があり、以下の種類に分けられます。
さらに背もたれにもさまざまな高さがありますが、頭までもたれかかりたい方には『ハイバックタイプ』がおすすめ。テーブルとセットで使用することが多いので、テーブルの高さとのバランスを考えましょう。体重に合った耐荷重にも注意して選びましょう。
ヘリノックス(Helinox) チェアツー
使用サイズ | 約55×65×84(H)cm |
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座面高 | 約34cm |
収納サイズ | 約46×13×12(H)cm |
重量 | 約1.16kg |
耐荷重 | 約145kg |
ランタン
夜に手元を明るくしてくれるランタンには、大きく分けて以下の種類に分けられます。
防水性、燃費、耐久性、安全性などそれぞれにメリット、デメリットがありますが庭バーベキューで使用するなら、家の電気で補助できるので手軽で経済的なLEDランタンで十分でしょう。
ジェントス(GENTOS) LEDランタンライト EX-W366D
使用サイズ | 約φ10.7×19.5(H)cm |
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重量 | 約872g(電池含む) |
使用電池(別売り) | 単1形アルカリ電池×3本 単3形アルカリ電池×6本 単4形アルカリ電池×6本 専用リチウムポリマー充電池 3.7V 5,000mAh のいずれか |
明るさ(最大時) | 白色:1000ルーメン 昼白色:840ルーメン 暖色:360ルーメン |
使用時間 | 白色:160時間(弱)/ 11時間(強) 昼白色:210時間(弱)/ 27時間(強) 暖色:340時間(弱)/ 39時間(強) キャンドル:210時間 |
耐久性能 | 耐塵・耐水仕様(IP66準拠) |
点灯後、一定時間経過後にスイッチを押すと、どのモードからでも一回の操作で消灯できます。グローブ全体が発光し、目に優しく影ができないシャドーレストップカバーや、カバー部分を外して逆さまに吊るして使用できるビルトインフックを採用。
バーベキュー向けの庭のレイアウト術
庭でバーベキューといっても、あまり現実的なイメージが浮かばない方もいるのではないでしょうか。そこで、自分のスタイルで自由にバーベキューをするために自宅の庭づくりから楽しむアイデアを以下の4点から紹介します。
1. キッチンスペースの地面にタイルを敷設
庭バーベキューで最も重要な火器を扱うキッチンスペース。コンロからは高熱が放出されるため、芝生やウッドデッキ、ゴムチップなど熱の影響を受けやすい地面はダメージを受けやすいです。
また砂利の上は熱には強いですが安定しにくいため、タイルを敷設するのがおすすめです。
2. 快適に過ごすための屋根や目隠しを設置
雨が降っても家の中に逃げ込まずに済むように屋根を設置したり、周囲の視線が気にならないように目隠しをつくるとより良い空間となるでしょう。屋根や壁を常設しない場合はタープを活用しましょう。
3. 照明で夜の庭を美しくライトアップ
住宅街ではある程度のマナーが必要ではあるものの、暗い時間帯のバーベキューではライトアップするだけでオシャレさが増し、気分が上がります。ガーデンライトやランタンを活用して雰囲気のある庭を演出してみるのもおすすめです。
4. 本格DIYでレンガのバーベキューコンロを常設
レンガを積み上げてバーベキューコンロやファイヤープレイスを常設するなど本格的なDIYに挑戦してみるのもありです。レンガの組み方によってはピザ窯を作ることも可能です。常設のコンロがあれば、いつでも気軽にバーベキューを始められます!
お家でアウトドアを満喫しよう!
今回は、手軽でメリットの多い庭バーベキューについて紹介しました。近隣への配慮や火事にならないような火の管理など気をつける点はありますが、万全な対策をしていつでも気軽にお庭でバーベキューを楽しみましょう!