バーベキューでバームクーヘンをおすすめする理由
バーベキューの定番デザートとして名が上がることも多い、バームクーヘン。
一見難しそうにも思えますが、実はそんなに難しいものではなくバーベキューにぜひおすすめしたいデザートなんです。
まずはバームクーヘンがなぜバーベキューでおすすめなのか、3つの理由を見ていきましょう。
使用する材料が少なくて済む
デザート作りと聞くと材料が多いイメージを浮かべる方も多いと思いますが、バームクーヘンは比較的少ない材料で作ることができます。
肉や野菜など、バーベキューではたくさんの食材を持っていくため、できる限り荷物は少なく済ませたいところ。
少ない材料でデザートまで楽しむことができるのはうれしいポイントです。
子どもと協力して楽しめる
バームクーヘンは子どもと一緒に作ることができる手軽さが最大の魅力です。
何層も生地を塗り重ねてクルクルと回していく独特な作り方で、子どもも飽きることなく作る工程が楽しめます。
子どもと協力して出来上がったときの達成感はバーベキューのいい思い出になるのは間違いありませんね。
バーベキュー慣れしてるな、と思われる!
バーベキューで難しそうに思われるバームクーヘンを作ると盛り上がり、慣れている感を演出できます。
バーベキュー上級者と思われ、「この人を呼んだら楽しい」と友人のバーベキューに呼ばれることも増えるかもしれませんね。
バーベキューでバームクーヘン作りに必要なものはこれだけ!
バームクーヘンは以下の4つの道具を使って作ることができます。
- 1. バーベキュー用の炭火コンロ
2. 生地を巻きつける丸い木の棒
3. 木の棒と生地の間にアルミホイル
4. 生地をかけるためのおたま
それぞれどのように使うのか、どのようなものがおすすめなのか見ていきましょう。
バーベキュー用の炭火コンロ
バームクーヘンは広い面を満遍なく焼く必要があるので、バーベキュー用コンロを使用します。
生地全体を火にかけられる横幅があるとスムーズに焼きやすく、さらに深さがあると火加減も調整しやすいので、深めのコンロを使用するのがおすすめです。
生地を巻きつける丸い木の棒
生地を焼くときに使う棒は、竹や木製の丸い棒を使うのがポイント。
中でも麺打ちやクッキー作る際に使うような木の棒は比較的軽く、生地を回し焼きするときも疲れにくいのでおすすめです。
同じ丸い形状でも鉄パイプは重く、持ち手まで熱くなってしまい火傷のリスクがあります。また、竹は扱いやすい反面で破裂の危険があるので注意しましょう。
木の棒と生地の間にアルミホイル
バームクーヘンの生地を丸棒に直接塗っていくと、焼き終えたあとに剥がせなくなってしまうので、アルミホイルを丸棒に巻きつける必要があります。
厚みのあるアルミホイルでは巻き付けたときに空間が生まれやすく、焼いている最中にスルッと抜けてしまうことがあるので、薄いアルミホイルを使うのがコツです。
生地をかけるためのおたま
アルミホイルに生地をかけていくときには、おたまのような少しずつ生地をかけていけるようなものを使用しましょう。
おたまをそのためだけに持っていくと持ち物が増えてしまうので、シェラカップやコップなどを代用して使用するのもおすすめです。
バームクーヘンのレシピ
ここでは、バーベキューにおすすめのバームクーヘンレシピを2つ紹介します。
バーベキューならホットケーキミックスでお手軽バームクーヘン
使用する材料 | ●ホットケーキミックス 1袋(200g) ●卵 1個 ●上白糖 80g ●無塩バター 50g ●牛乳または、水 150ml |
必要な調理器具 | ●木の麺棒か、細めの竹 ●アルミホイル ●タッパー ●直火対応のカップ ●お玉 ●泡立て器 ●軍手 |
- 1. タッパーにホットケーキミックスと砂糖を入れて混ぜ、よく混ざったら卵を割り入れてさらによく混ぜる。
- 2. 牛乳を100mlほど入れて混ぜる。
- 3. シェラカップなどの直火対応の小鍋でバターを溶かす、2に入れて混ぜる。
- 4. バターが混ざってなめらかになったら、乾燥しないように蓋やラップをして、クーラーボックスや日陰で保管する。
- 5. 炭を起こす。その間に生地が乾燥して固くなっていたら、残りの牛乳や水を少しずつ足して混ぜ、元の状態に戻す。
- 6. 丸棒にアルミホイルをしっかりと巻き、ガムテープで端をとめる。
- 7. タッパーの上に麺棒を乗せ、生地を薄く塗りつけてたら少し置いて、余分な生地が下に落ちてからコンロで焼く。
- 8. ゆっくりと回しながら焼いていき、少し焦げ目がついたら生地を塗り、焼いてを繰り返す。
- 9. 最後の層に焦げ目がついたら、丸棒から外して出来上がり。
道具も材料も余裕があればチャレンジ!本格バウムクーヘン
使用する材料 | ●薄力粉 150g ●コーンスターチ 100g ●バター 200g ●生クリーム30g ●水あめ 30g ●卵 6個 ●ラム酒 大さじ2 ●砂糖 240g ●ベーキングパウダー 小さじ3 ●【アイシング用】バター 15g ●【アイシング用】ラム酒 大さじ1 ●【アイシング用】熱湯 大さじ1・1/2 ●【アイシング用】粉砂糖 120g |
必要な調理器具 | ●木の麺棒か、細めの竹 ●アルミホイル ●タッパー ●直火対応のカップ ●お玉 ●ゴムベラ ●泡立て器 ●軍手 |
- 1. シェラカップなどでバターを溶かし、溶けたらタッパーへ移して、そこへ砂糖1/2、水あめ、ラム酒を入れまぜる。
2. 1に卵黄を入れて混ぜる。
3. 卵白に砂糖1/2を少しずつ加えながらよく混ぜ、メレンゲを作る。
4. 2にメレンゲの1/3ほど入れて泡立て器でしっかりと混ぜ、そこへふるった粉類を残りのメレンゲを加えてゴムベラでさっくり混ぜる。
5. 丸棒にアルミホイルをしっかりと巻き、ガムテープで端をとめる。
6. タッパーの上に麺棒を乗せ、生地を薄く塗りつけてたら少し置いて、余分な生地が下に落ちてから火がついた炭の上で焼く。
7. ゆっくりと回しながら焼いていき、少し焦げ目がついたら生地を塗り、焼いてを繰り返す。
8. 最後の層に焦げ目がついたら、丸棒から外す。
9. 乾燥を防いで長持ちさせるため、溶かしバターに粉砂糖・ラム酒を加え混ぜ、熱湯を少しずつ加えながら固さを調整し、冷めた8の表面に塗ったら出来上がり。
下準備から焼き上がりまでおおよそ30分〜1時間
お肉や野菜を食べてからバームクーヘンができあがるまで時間が空くと、飽きてしまったり撤収時間が来てしまったりしてしまうので、時間の調整は大切ですよね。
バームクーヘンは生地を塗り重ねる積層によって出来上がりまでの時間が変わってきます。
下準備から焼き上がりまでおおよそ30分〜1時間ほどかかるので、撤収時間や他の食材が食べ終わりそうな時間を見ながら作り始めていきましょう。
バーベキューで作るバームクーヘン、失敗しないポイント
楽しいバーベキューで焼くバームクーヘン、せっかく作るのであれば失敗は避けたいですよね。
そこで失敗しないための3つのポイントをご紹介。上手に焼いてバーベキューを盛り上げましょう!
中火〜強火で焼く
生地を焼く時は中火から強火程度の火力で手早く焼くのがポイントです。
弱火だと焼きムラができる上に完成まで時間がかかってしまうので、炭火の火力を上げて一層一層を高温で焼くとムラのないバームクーヘンが出来上がりますよ。
生地を均等に、分厚くしすぎない
アルミホイルに生地をかけていくときはかけすぎず、一層ごとの形がいびつにならないように気をつけましょう。
おたまなどで生地をかけたら、くるくると回しながら余分な生地を落とし、垂れなくなったところで焼き始めるときれいな形のバームクーヘンを作ることができます。
同じ焼き加減になるように棒をくるくる回す
バームクーヘンの形をより綺麗に焼くには、棒をゆっくりと回して均等に火にかけていくのがコツです。
一部をゆっくりと焼いてから違う部分を焼いていくという方法だと、焦げてしまったりデコボコになってしまいます。
全体を同じ焼き加減になるように棒をくるくると回すことで、綺麗な形を維持しながら焼くことができますよ。
ハチミツでしっとりした食感に
バームクーヘンをより美味しく食べたい、アレンジをしたいときにおすすめなのがハチミツやバニラエッセンス。
生地を作っている段階で入れておくと、しっとりした食感になり、風味がアップするのでお試しあれ。
バームクーヘンでバーベキューの楽しさをワンランクアップしよう!
バームクーヘンは難しそうに見えて意外と簡単なうえ、材料や必要なものが少ないのでバーベキューのデザートにはぴったりです。
味付けや風味のアレンジもしやすいので、家族や仲間とお好みの味を探してみましょう。