バーベキューで鉄板をおすすめする理由
外で食べるごはんはなんだか特別で、ちょっとしたものでも美味しく感じますよね。
食材や道具をこだわると、味も料理の楽しさも一層アップします!
そこでおすすめしたいのが、調理に鉄板を使うこと。
バーベキューというと、炭火と網のバーベキューグリルをイメージされる方が多いと思いますが、鉄板の人気も高く、そこにはちゃんと理由があります!
網と比べて食材のおいしさをキープできる
鉄板は網と比べて、蓄熱と保温性にとても優れています。
食材に効率よく熱を与えられるので、むらなく焼けるのはもちろん、本来の味を損なうことなく焼きあげることができます。
同時に複数の調理も可能!
大きめの鉄板が1枚あれば、同時に調理ができます!
調理場所が狭くて、何度も作らなければならなかったり、その結果、時間差が発生して最初の方の料理が冷めてしまったりした経験はありませんか?
火の管理も、調理も楽に済むので、家族や友人同士の大人数グループにとって、とても大きなメリットです。
調理可能なレシピが豊富
鉄板では、網だとできない細かい食材の調理が可能です。
お好み焼きや焼きそば、パエリアなどは鉄板料理の定番といえるでしょう。
お魚やお肉などのバーベキュー料理を楽しんだあとの、麺やご飯ものといったシメの料理まで、鉄板一つで完結します!
鉄板の厚みはどのくらいがいいの?選び方解説
鉄板は、サイズも厚さも形もさまざまです。
いろいろあって何がいいのかわからないという人のために、選び方のポイントを紹介します!
厚さは6〜9mmがおすすめ
表面のみが高温になって蓄熱量が少ない薄い鉄板だと、食材の中が生焼け、外は黒焦げなんていうことになってしまうことも……。
蓄熱量の多い分厚い鉄板なら、一気に焼きあげることで、食材のうまみ成分も凝縮できます。
特に、ステーキなどの分厚めな食材に火を通すのには最適です!
ですが、3〜6mmの鉄板に比べて重量があるので、そこを気になってしまう人もいるかもしれません。
人数に合ったサイズを選ぶ
バーベキューの鉄板というと、大きなものをイメージされる方が多いでしょう。
実際、屋台などで使われる特大サイズから、ソロキャンプを楽しむ人たちに需要がある小さいサイズまでさまざまです。
また、すでにバーベキューグリルやコンロを持っているようであれば、それにフィットするかどうかもサイズ選びのポイントになります。
人数に合わせて、自分の持っている道具に合わせて、「S・M・L」「A4・A5」「○人用」などの商品の表記を目安に選びましょう。
幅広いレシピに挑戦するなら平型がおすすめ
鉄板には大きく分けて、平型・波型・深型の3つがあります。
幅広い料理に対応できるという点で、一番使い勝手がよくておすすめなのが、平型です。
以下にそれぞれの特徴を簡単にまとめてみました!
形 | 特徴 |
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平型 | 焼きそばや炒め物など、幅広く使える万能な鉄板。 焼きそばを炒めたり、お好み焼きを焼いたり、チャーハンやパエリアをつくったり、肉や魚を焼いたりするのにも使えます。凹凸がないので、手入れが楽なのもポイント。 |
波型 | ステーキなどの肉料理におすすめ。 波型タイプは、食材の余分な脂を落とすために溝や凹凸が付いています。細かい食材の調理には不向きですが、ステーキなどの高カロリーなお肉を、ヘルシーに仕あげることができます。 |
深型 | アヒージョなどの汁気のある料理におすすめ。 アウトドア料理の人気メニュー、アヒージョや、SNS映えするチーズダッカルビなどもつくりやすい深型の鉄板。炒めものの大量調理にも向いています。 |
大活躍間違いなし!おすすめの鉄板10選
選び方のポイントをおさえられたところで、実際におすすめの鉄板を、3つのタイプに分けて紹介します!
グループ・ファミリー向け
大人数で使えるような大きなサイズの鉄板が1枚あると、バーベキュー料理にはとても便利です。
少し重量はありますし、ものの素材によってはお値段も張りますが、丈夫なものですので、一度買えば長く活躍してくれること間違いなし!
●抜群の蓄熱性で旨味を閉じこめる長く使える鋳鉄製グリドル
●植物性オイル仕上げで面倒なシーズニング不要
●フラット面、波形エンボス面のリバーシブル仕様で料理に合った使い分けが可能
スノーピーク グリルプレート黒皮鉄板
サイズ | 330×500×35(h)mm |
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重量 | 3.6kg |
素材 | 黒皮鉄板(2.5mm厚/クリア防錆塗装) |
●2.5mmとやや薄めながら、強力な焚火の熱にも耐える大判のプレート
●素材は油馴染みの良い黒皮鉄板で、使い込めば込むほど味が出る
●焼きそばやチャーハンなどの主食から、ハンバーグなどメイン料理まで幅広く対応
●スノーピークから販売されている焚火台にシンデレラフィット
キャプテンスタッグ ニューアイガーグリドル(M)
サイズ | 幅450×奥行315×高さ17mm(本体のみ)、板厚:1.6mm |
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重量 | 2.0kg |
素材 | 鉄(表面加工:ラッカー塗装) |
●サイズ違いでSサイズ~LLサイズまで展開
●価格も比較的リーズナブルで、ガシガシ使い倒せる1枚
ゼオール 極厚バーベキュー鉄板
サイズ | 690mm x 450mm x 35mm(板厚6.0mm) |
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重量 | 14.0kg |
素材 | 鉄(黒皮鉄板) |
●市販の鉄板・グリルプレートとは違う、焼きあがりと味にこだわった極厚の鉄板
●保温性・蓄熱性に優れ、本来の味を損なうことなくジューシーに美味しく焼きあげ
●鉄職人の匠技でつくる高品質な極厚鉄板で、素材や設計にもこだわった安心の国内産
おひとり様向け
ソロでもアウトドア飯を満喫したいという人はたくさんいます。
小さくても本格的で、コンパクトだから持ち運びもとってもラクチン!
●鋳鉄で作った日本製グリル鉄板
●リブとフラットがコンビになった一体型で、アウトドア料理の幅を広げる
●フチの立ちあがりにより、熱源に油が落ちないため、炎や煙があがりにくい仕様
ミナトワークス M.O.L 極厚アウトドア鉄板(M)
サイズ | 幅150×横200×高13mm(板厚4.5mm) |
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重量 | 1kg |
素材 | 黒皮鉄 |
●鉄の表面に酸化皮膜を発生させることによりサビに強くした黒皮鉄製
●4.5mmの厚手の鉄板は熱容量が多く、均一に熱が伝わる
●シーズニング初心者でも扱いやすく、油や食材が落ちにくいフチありタイプ
●熱伝導の良い鉄製で極厚6mmで鉄板が冷めにくく、食材を一気に焼きあげる
●ステーキ、焼肉などの調理はもちろん、蓋付きで餃子やハンバーグなどの蒸し調理も可能
●サイドの穴から余分な油を落としたり、専用のハンドルで移動など使い勝手も抜群
●フライパンより厚みがあり、熱をじっくり均等に伝えられる、ソロ向けのプレート
●オーブンでの使用も可能なので、アウトドアシーンだけでなく、日常的に使えるのがうれしい
ホームセンターで買える、コスパ抜群なアイテム!
使う頻度は多くない、ちょっと試しに使ってみたい、そんな方は、コスパ抜群なホームセンターなどで購入できるの鉄板という選択肢も。
安かろう悪かろうではなく、昨今はクオリティの高い商品が多く、とても魅力的です!
商品名 | 画像 | 商品情報 |
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カインズ バーベキュー用鉄板 BT-5542 | ![]() | カインズオリジナル商品。 リーズナブルで使い勝手がいい人気のアイテム。 スチール素材で、他の素材よりもうやや強度は落ちるが、使用頻度高く使用することがなければ、まったくきにならない。
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商品名 | 画像 | 商品情報 |
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コーナン BBQ用グリドルM | ![]() | コーナンオリジナル商品。 Mサイズは2~3人での使用を想定しており、ワンサイズ大きいL(56×41.5×2.5cm・4~5人用)もあります。
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鉄板の正しいお手入れ方法、ご存知ですか?
鉄板って、なんかお手入れが大変そう……。
そんなイメージを持っている人も多いのではないでしょうか?
購入したらまずすることから、使ったあとのこと、注意点など、鉄板のお手入れ方法をまとめました!
使用前の儀式「シーズニング」とは
鉄板に限らず、ダッチオーブンなど鉄製のものを購入したら最初にやる儀式的な作業、それが「シーズニング」です。
防錆加工剤が鉄板には施されており、使用前にそれを落とさなければなりません。
方法はざっくりと次のとおりです。
使用後の汚れ放置は厳禁!
使った鉄板の汚れは、ステンレス製のヘラや専用のブラシなどを使ってきれいに落としましょう!
汚れが残っていると、そこからサビたり、劣化したりする可能性があります。
洗ったあとは空焚きして、自然に冷めるのを待ちましょう。
長く使うためにもメンテナンスは不可欠です!
油をひいて新聞紙などに包んで保管
保管方法にもちょっと気を遣います。
キッチンペーパーにオリーブオイルを浸させ、鉄板に薄く塗って、新聞紙などで包みましょう。
こうすることで、サビを防止し、焦げつきもしにくくなります。
湿気の少ない暗所で、次の出番が来るまで休んでいてもらいましょう。
自分好みで作りたい!上級者の自作鉄板
バーベキュー用の鉄板は欲しいけど、人と被りたくないと思っている方もいるのではないでしょうか。
今回は@stabamaniaさんにバーベキュー用の鉄板を自作する方法をお伺いしました。
使用した材料・用具から手順・ポイントまでご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
自作に使用した材料・用具
4.5mm厚さの鉄板
ステンレスの取手
レーザー加工機
電動工具(サンダー)
耐熱スプレー
使用した材料、道具について@stabamaniaさんに聞いてみると、
鉄板は職場にあった端材を使用し、レーザー加工機以外は自分で用意をして自作を進めたとのことでした。
自作の手順とポイント
1. 持ち手を引っ掛けるための溝(穴)をレーザー加工で空ける。
2. 縁をつけるためにサンダーで鉄板に切れ込みを入れ溶接する。あとはひたすら叩いて角度を出す。
3. 取っ手も角を丸めて耐熱スプレーで塗装する。
4. シーズニングをして完成
自作の手順について @stabamaniaさんに聞いてみると、
レーザー加工は知人の鉄鋼屋さんにやってもらいました。
とのことでした。レーザー加工は一般家庭では難易度が高いので、プロのサービスなどを利用するのも一つの方法です。
自作をした鉄板のお気に入りポイント
自作した鉄板のお気に入りポイントを@stabamaniaさんに聞いてみると、
縁ありと持ちやすく加工した持ち手がお気に入りです。
自分で自作した鉄板は、特別な思い入れがあり頻繁に使用されているとのことでした!
バーベキュー用の鉄板の自作に興味のある方は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
鉄板一つで調理が劇的に楽しくなる!
お手入れや持ち運びに手間がかかるイメージが強い鉄板ですが、一つあれば、バーベキューでの調理が劇的に変わります!
自分好みにカスタマイズして作った鉄板なら、料理ももっと楽しめるはず。
リーズナブルなものから、一生のパートナーになりそうな極厚本格派の鉄板までさまざまあるので、ぜひ、自分のスタイルに合った鉄板を見つけてみてください!