バーベキュー向けの簡単スイーツレシピ
まずは、バーベキューで人気の定番デザートから見てみましょう。焼きマシュマロや焼き芋などおなじみのメニューも、ひと手間加えることでまるで手の込んだ一品に!
材料もシンプルなので、次回のバーベキューでさっそく挑戦してみませんか?
焼きマシュマロ
バーベキューの定番「焼きマシュマロ」。串に刺したマシュマロをじっくり炙るだけで、外側香ばしく、中はトロっと仕上がるバーベキューならではの一品です。
一見簡単そうですが、実は火加減が難しいので、子どもから大人まで作るのに夢中になっちゃうデザート。アレンジメニューで、焼きマシュマロの美味しさをたっぷり味わうのもおすすめです。
【アレンジメニュー1】スモア
焼きマシュマロをもっとおいしく楽しみたいなら「スモア」がおすすめ。2枚のビスケットで炙ったマシュマロとチョコレートを挟む、アメリカンバーベキューの定番スイーツです。
マシュマロの熱でチョコが溶けると、さらに絶品に。あらかじめ小さく割ったチョコレートをビスケットの上に待機させておきましょう。本場では「グラハムクラッカー」を使うのがメジャー。全粒粉を配合したビスケットやクラッカーがあれば完璧です!
【アレンジメニュー2】マシュマロピザ
ぎゅうぎゅうに敷き詰められたマシュマロが美味しそうな「マシュマロピザ」。バーベキューの〆に作れば、歓声上がること間違いなしです。
作り方は、市販のピザ生地にチョコレートとマシュマロをトッピングするだけ。ビジュアルの良さも抜群で、手軽に楽しめるメニューです。
今回は、スキレットで作るレシピをご紹介! スキレットがない場合は、3重にしたアルミホイルを敷いて焼きましょう。フタやアルミホイルを被せて熱を行き渡らせ、マシュマロをふっくらトロトロに仕上げるのがコツです。
味の違う2種類のチョコを使ったり、ナッツやバナナなどお好みの食材をトッピングしたりして、オリジナルピザを楽しんじゃいましょう。
マシュマロ(小さめ)……50g
【アレンジメニュー3】マシュマロコーヒー
焼きマシュマロをホットコーヒーの上に浮かべる「マシュマロコーヒー」。溶ける前のマシュマロをスプーンですくって楽しむもヨシ、しゅわしゅわと溶かしながら楽しむもヨシ。大人にぴったりな一品です。
コーヒーの温度が低いとマシュマロが溶け切らないので、熱々を用意しましょう。上にシナモンやココアパウダー、チョコレートソースなどをトッピングするのもおすすめです。
チョコフォンデュ
フルーツやスポンジケーキ、ビスケットに溶けたチョコレートをつけて楽しむ「チョコフォンデュ」。炭火を囲んで、わいわい楽しみたいメニューです。
チョコフォンデュは専用のアイテムがなくても大丈夫。使い捨てのアルミ鍋やシェラカップなどにチョコレートをいれ、湯せんで溶かして手軽に楽しみましょう。
チョコレートをなめらかに仕上げたいときは、牛乳や生クリームをプラスしてみてください。ホワイトチョコやダークチョコ、イチゴ味のチョコレートなど、種類を変えてアレンジするのもおすすめです。
【アレンジメニュー】ホットチョコレート
溶かしたチョコが余ったら、容器に牛乳を入れて「ホットチョコレート」を作りましょう。チョコが溶けるので洗い物もしやすくなり、一石二鳥です。濃さはお好みで調整できますが、だいたいチョコレートの4〜5倍量の牛乳で作ると美味しく仕上がります。
焼きマシュマロやインスタントコーヒーをプラスして、カフェモカ風にするのもおすすめです。
▼バーベキュー向けのチョコレートレシピを詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめ!
焼きかぼちゃ
甘い野菜の代表かぼちゃは、丸ごと「焼きかぼちゃ」にしませんか? バーベキューならではの豪快メニューで、盛り上がること間違いなし。
放射状に切り分けてからナッツなどをトッピングし、華やかに盛り付けましょう。かぼちゃは硬いので、レンジで下ごしらえしてから持って行くのがおすすめです。
【アレンジメニュー】ホイル包み焼き
人数の関係などで丸ごとが難しい場合は、食べやすいサイズにカットして「ホイル包み焼き」にしましょう。
はちみつやメープルシロップで味をつければ、おかず系のホイル包み焼きとはひと味違ったおいしさを楽しめます。使うかぼちゃは、バーベキューで焼いた余りでもOK。
細かく切りにくいときは、あらかじめレンジで加熱してからカットしましょう。さつまいもでも美味しく楽しめるので、アレンジしてみてください。
お好みの素焼きナッツ……30g
焼き芋
バーベキューの定番「焼き芋」も外せません。さつまいもをまるごとアルミホイルで包んで炭火の中におけば、あとは放置するだけ。
炭火の遠赤外線効果で中までじっくり火が通った、しっとりホクホクの一品の完成です。さつまいもの皮が乾燥して硬くならないよう、濡れた新聞紙とアルミホイルの2層で巻きましょう。新聞紙の代わりにキッチンペーパーでも代用可能です。
【アレンジメニュー】スイートポテト
焼きあがったさつまいもにひと手間加えて、「スイートポテト」を作るのもおすすめです。野外で調理するので、調理器具は最低限のボウルとフォークだけ。
ちょっと粗めにマッシュしてお芋の食感も存分に味わうのもアリです。バターと生クリームたっぷり、コクのあるリッチな味わいに仕上げましょう!
フルーツポンチ
人数多めのバーベキューでとくにおすすめしたいのが、「フルーツポンチ」。スイカやパイナップルなどの大きなフルーツをくりぬいて器にすれば、フォトジェニックな一品に仕上がります。
一般的に、フルーツポンチにはシロップを合わせますが、こってり味が続くバーベキューではサイダーがおすすめ!
さっぱりしたフルーツとサイダーの爽快感で、お腹がいっぱいでも“別腹”で楽しめます。フルーツはあらかじめ自宅でカットしておき、現地で盛り付けましょう。市販のサイダーを注げば、あっという間に完成です。
焼きバナナ
皮付きのまま丸ごと焼く「焼きバナナ」。皮は真っ黒に焦げますが、中は蒸し焼き状態でトロトロに仕上がります。そのまま食べてももちろん美味しいですが、やっぱりチョコレートが相性抜群!
上半分の皮を剥き、フォークで数ヶ所に切れ目を入れて小さく砕いたチョコレートを差し込みましょう。バナナの予熱でチョコレートが溶け、絶品デザートが完成します。
スキレットをお持ちなら、スライスしたバナナにバターと砂糖を加えてじっくり焼くのもおすすめです。バターシュガーを軽く焦がして、香ばしく仕上げましょう。
焼きりんご
バーベキューならではの焼きフルーツといえば、「焼きリンゴ」もお忘れなく! 芯をくり抜いてバターと砂糖を詰め、アルミホイルに包んで焼けば甘さがギュッと詰まったおいしい一品の完成です。
砂糖の代わりにはちみつやシナモンシュガー、キャラメルを入れるのもおすすめです。アイスクリームやホイップクリームをトッピングすれば、まるで手の込んだスイーツのよう。人数が多いときは、カットしてから焼くと手軽です。
焼きもも
変わり種の焼きフルーツ「焼きもも」も、ぜひ挑戦してほしいデザートです。作り方はとっても簡単。半分に切り、種をくり抜いて砂糖をかけて焼くだけです。
ももは実も皮も柔らかいので、火力に注意して弱火でじっくり焼きましょう。全体的に温まり、砂糖がとければ完成です。
また、アイスクリームを添えて楽しむのもおすすめ。ももの温かさで溶けたアイスクリームと一緒に頬張れば、贅沢な味を堪能できちゃいます。
バーベキューで作れる変わり種デザートレシピ
アイテムが揃っているなら、ちょっと手の込んだデザートにも挑戦してみませんか? 作る過程も楽しいので、みんなでワイワイしているうちに、あっという間に完成してしまうことも!
温かいコーヒーや紅茶を飲みながら、ゆっくり楽しんでみてくださいね。
炭火で焼くバームクーヘン
生地を何層にも重ねて焼き上げる「バームクーヘン」。自分で作ったことがない方も多いかもしれませんが、意外にもバーベキューではメジャーなスイーツなんです。材料も手に入りやすく作る過程も楽しいので、子どもと一緒に挑戦してみましょう。
層の厚みを揃えるのがなかなか難しいので、焼き上がりはややいびつになるかもしれませんが、それもまた手作りの醍醐味! キレイに焼き目がついていれば、大成功です。
サラダ油……適量
メスティンで作るプリン
バーベキューでお馴染みのアイテム、メスティンを使った「プリン」。いつもはお食事系のメニューで大活躍のメスティンですが、スイーツ作りでも重宝するんです。プリンを作るときは、湯専用の大きなメスティンと、プリンを入れるメスティンの2つを使います。
メスティンの中で食材を混ぜて、蓋をして蒸し焼きにするので、必要なアイテムはメスティンとフォークだけ。準備も後片付けも楽なので、ぜひ挑戦してみてください。
本格的に楽しみたいなら、最後にガスバーナーでざらめを炙り、表面をキャラメリゼしましょう。ガスバーナーがない場合は、メープルシロップでも大丈夫。優しいお味に仕上がるので、子どもにもおすすめです。
プリンは火加減が重要なので、火力が強くなりすぎないよう注意しましょう。プリン液に急激に熱が入ると気泡の穴「す」が入ってしまうので、あくまで弱火でじっくりと。炭の火力が弱まったバーベキューの最後に楽しむのにぴったりなメニューです。
湯煎用のお湯……適量
ダッチオーブンで作るケーキ
ダッチオーブンと底網をお持ちなら、「簡単ケーキ」に挑戦してみませんか? フタの上に炭を乗せて上からも加熱できるので、まるでオーブンのように上手に焼き上がります。
生地を作るのが難しそうに感じますが、ホットケーキミックスを使えば混ぜて焼くだけ。パウンドケーキ型やアルミ鍋などを、お好みの型に流して焼きましょう。
基本の生地にナッツやドライフルーツ、チョコなどをプラスしてアレンジできるので、お気に入りの味を見つけてみてください。
▼ダッチオーブンを詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめ!
スキレットで焼くフレンチトースト
おしゃれなスイーツを楽しみたいなら、スキレットで作る「フレンチトースト」はいかがですか? いつものメニューも、スキレットで作れば途端におしゃれになります。厚めのフランスパンで、見栄えのいい一品に仕上げましょう。
自宅で下ごしらえを済ませ、パンを卵液に浸しながら持ち運べばとっても手軽。外はカリカリ、中は卵液が染みたトロトロの一品に仕上がります。
シナモンパウダー・メープルシロップ……適量
鍋で作る白玉おしるこ
寒い季節のバーベキューにぴったりな「おしるこ」。白玉団子を温める鍋と、おしるこを作る鍋が必要ですが、アイテムが揃っているときはぜひ試したいメニューです。暑い時期は白玉を冷やしてフルーツポンチに入れたり、みたらしタレと合わせたりするのもいいかも。
今回は、時間が経っても“モチモチ”が損なわれない「豆腐白玉団子」を使ったレシピをご紹介します。現地まで運ぶときはクーラーボックスに入れて保存し、食べる直前に湯で温め直してからおしるこに入れましょう。
水……適量
●茹であずき缶……2缶(400g)
●砂糖……大さじ1
●水……350cc
差し入れにもぴったりの先仕込みスイーツレシピ
シンプルなカットフルーツは、こってり味が続くバーベキューの人気メニュー。ここにちょっとひと手間加えて、さらに口当たりの良いメニューを楽しみませんか?
最後は差し入れとしても持参しやすい、先仕込みでバーベキューに持っていくのに便利なスイーツレシピをご紹介します。
フルーツゼリー
バーベキューでお腹いっぱいになっても、ツルッと入る「フルーツゼリー」。ゼリーのベースをジュースやコーヒー、紅茶にアレンジすれば、お好みのゼリーが楽しめます。
先仕込みはもちろん、現地でもクーラーボックスに入れて冷やせば作れるので、事前の下ごしらえも必要もなく手軽に楽しめます。用意するものは、鍋とバット。大きめのメスティンでも代用できるので、ぜひ挑戦してみてください。
杏仁豆腐
まろやかな口当たりと独特の風味がクセになる「杏仁豆腐」。バーベキューの最後に用意すれば、いつものバーベキューがランクアップするかも!
杏仁豆腐には「杏仁霜(きょうにんそう)」や「アーモンドエッセンス」が必要ですが、なかなか手に入りにくいですよね。
そこで、今回は「アーモンドミルク」で簡単に作れるレシピをご紹介します。寒天を使ってヘルシーに仕上げるので、気軽に楽しんでみてください。
アーモンドミルク……400cc
バーベキューでスイーツを堪能しよう!
バーベキューの最後にスイーツがあると、盛り上がること間違いなし! 普段作らないメニューに挑戦できるのも、バーベキューの醍醐味です。
ちょっと手間がかかるスイーツも、みんなでワイワイ作ればあっという間。次回のバーベキューでは、スイーツまでしっかり堪能しましょう!