焚き火テーブルとは?
焚き火テーブルとは、焚き火をするときの快適性をワンランクアップしてくれるテーブル。
耐火性・耐久性に優れたものが多く、焚き火周辺で使用しても安心なうえ、熱されたダッチオーブンを乗せることもできます。
また、ソロで使えるようなシンプルなモデルから大人数で囲めるような形状のモデルなど多種多様なタイプが存在しており、焚き火をより快適に過ごすことのできるアイテムです。
焚き火テーブルの選び方
焚き火テーブルはいろいろなラインナップが販売されており、その種類の豊富さに迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで、自分に合った焚き火テーブルが選びやすくなるポイントを4つご紹介します!
①使い方に合わせて種類を選ぼう
②天板の素材をチェックしよう
③用途や収納性を考慮してサイズを選ぼう
④便利な機能やカスタム製にも注目しよう
それぞれ深掘りしていくので、ぜひ焚き火テーブル選びの参考にしてみてください。
1. 使い方に合わせて種類を選ぼう
焚き火テーブルには大きく分けて【調理台タイプ】と【囲炉裏タイプ】の2種類に分けられます。
それぞれを解説していきましょう。
・コンパクトで使い勝手が良い「調理台」タイプ
焚き火台の近くで調理をするときに便利なのが、調理台タイプの焚き火テーブル。
耐熱性に優れた素材を使用されていることが多く、ダッチオーブンやスキレットを熱いまま置くことができます。
囲炉裏タイプに比べてコンパクトで取り回しが効き、バーベキューやキャンプでのメインテーブルからサブテーブルまで幅広く活躍するのが特徴。持ち物を軽量化したい方やソロキャンプ、焚き火をしながら調理もしたい方におすすめです。
・大人数で火を囲むのに最適な「囲炉裏」タイプ
中心がくり抜かれ、焚き火台を囲むようなデザインになっている囲炉裏タイプ。
焚き火を囲んで大人数でバーベキューなどの食事ができたり、暖を取りながら会話を楽しむことができます。
調理台タイプに比べて機動性はありませんが焚き火台との距離を一定に保てるため、子供が焚き火台に触れにくく安全性に優れているのが魅力。ファミリーキャンプや大人数でバーベキューをする方におすすめです。
2. 天板の素材をチェックしよう
焚き火テーブルの天板には主に以下の3つの素材が使用されます。
●スチール製
●木製
それぞれ詳しく見ていきましょう。
・「ステンレス製」は軽い&お手入れが簡単
ステンレス製の焚き火テーブルは耐熱性が高いうえ、非常に軽量なため機動性に優れているので場所を移動するときもストレスがなく、持ち運びもしやすいのが魅力。
また、サビや汚れに強いので食事中に汚れてしまったり、焚き火の近くで煤が付いてしまっても簡単に拭き取ることができます。
・「スチール製」はタフ&安い値段で買いやすい
スチール製の焚き火テーブルは高い耐久性が特徴で、長く使用することができます。また、重量があるため安定性にも優れており、重いダッチオーブンや食器類など、多くのものを置いてもぐらつきにくいのが特徴。
ステンレス製のテーブルよりも安価で購入しやすいので初心者の方も手に取りやすい素材です。
・「木製」はおしゃれで焚き火と相性が良い
木製の焚き火テーブルは雰囲気重視のキャンパーにおすすめで、焚き火の趣を存分に味わうことができます。耐熱性はないものの頑丈で、大人数で使用しても安定感があるのも魅力。
ナチュラルテイストのギアで統一感を出すにはもってこいで、価格もピンキリなため低価格で購入できるモデルもあるのがうれしい素材です。
3. 用途や収納性を考慮してサイズを選ぼう
焚き火テーブルを選ぶときは取り入れているキャンプスタイルにマッチすることも大切です。
焚き火台やチェアと同程度の高さのものを選ぶことで、焚き火や調理をより快適に楽しむことができます。
また、持ち運びやすさを重視する方は収納時のサイズもチェックしておくこともおすすめで、本体とセットで収納ケースが付属する製品もあるので付属品も確認しておきましょう。
4. 便利な機能やカスタム性にも注目しよう
焚き火テーブルは製品によって、焚き火をより快適に楽しめるような機能性を備えているものもあります。
なかには取手にシェラカップなどが掛けられる箇所が設けられていたり、天板の半分がスチールでもう半分がアルミといった使い分けできるものなど個性を出しやすいのも焚き火テーブルの魅力のひとつです。
焚き火テーブルを選ぶときは惹かれる機能性を探してみましょう。
ユニフレームの焚き火テーブルが大人気!
焚き火テーブルの火付け役で代表的なモデルとして挙げられるのが、ユニフレームの焚き火テーブルです。
通常サイズと共にひと回り大きい「ラージ」も販売されていましたが、2020年(2021年に限定復刻)に廃盤となっています。
そんなユニフレームの焚き火台が人気を博している理由が以下の3つ。
② ソロキャンプにぴったりのサイズ感!
③ DIYによるカスタムも定番!
それぞれの魅力を簡単に見ていきましょう。
UNIFLAME 焚き火テーブル
使用サイズ | 55×35×37(H)cm |
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収納サイズ | 55×35×2.5(H)cm |
素材 | ステンレス・天然木 |
重量 | 2.3kg |
特徴1. とにかく丈夫で扱いやすい!
ユニフレームの焚き火テーブルはステンレス製で耐久性と耐熱性に優れており、ハードに使用しても傷つきにくいのが特徴です。
焚き火のすぐ横に置いて煤がついてしまってもサッと拭くだけで汚れが取れるのでお手入れも簡単なうえ、脚部を開くだけの簡単設営で初心者でも扱いやすくなっています。どを説明する。
特徴2. ソロキャンプにぴったりのサイズ感!
使用サイズが幅55×奥行き35×高さ37cmとソロキャンプからデュオキャンプに最適なサイズ感となっており、あらゆる高さの焚き火台とマッチしやすい高さに設計されているのも注目ポイント。
収納時には厚さ2.5cmとかなり薄くなるため、車載時には隙間に入れやすく、ツーリングでのキャンプにも持ち運びやすくなっているのも人気の理由です。
特徴3. DIYによるカスタムも定番!
ユニフレームの焚き火テーブルはそのまま使用するだけでも便利なアイテムですが、ステンレスやサイドの木製部分を活かすことでカスタムをすることが出来ます。
定番なDIYカスタムとして挙げられるのが、IKEAの鍋敷き「レンプリグ」を天板の下に取り付けて棚付きテーブルにするカスタムや、天板のサイドにフックを取り付けてシェラカップを吊り下げられるカスタムです。
そのまま使っていくだけでなく、自分なりのカスタムで楽しめるのは大きな魅力ですが、純正カスタムではないため安全性に不安がある方はしっかりと検討することをおすすめします。
その他のおすすめ焚き火テーブル
調理台タイプ
DOD テキーラテーブル TB4-746-BK
使用サイズ | 115×49×41(H)cm |
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収納サイズ | - |
素材 | スチール・木 |
重量 | 8.6kg |
●天板とレッグが別になっているラックタイプで、買い足すほど多彩な使い方ができる
●3mm厚の鉄とブナ材を使用し、強度性に優れたアイアン×ウッドデザイン
●サイドが木製のため、焚き火上で調理しても取手が熱くならない
snowpeak TAKIBI Myテーブル LV-039
価格 | 17,050円(税込) |
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使用サイズ | 49.6×33.2×40(H)cm |
収納サイズ | 45×33.2×7.8(H)cm |
素材 | 天板/ステンレス、スタンド/アルミ合金 |
重量 | 2.9kg |
●オールステンレスな天板がスタイリッシュで高級感のある雰囲気を演出
●サイドの取手にシェラカップなどを吊り下げておけて使い勝手◎
●同ブランドのステンレストレーを天板下に取り付けて拡張ができる
Mt.SUMI 焚き火サイドタフテーブル レギュラー OA2106TT-R
使用サイズ | 59×44×17(H)cm |
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収納サイズ | 29.5×36.5×3.3 (H)cm |
素材 | ステンレス、木 |
重量 | 2.2kg |
●2.2kgとすぐれた軽量性でありながら耐荷重58kgというタフネスを料理つ
●コンパクト持ち運びやすく、お座敷スタイルにぴったりなサイズ感
●小さくもおしゃれな見た目で、ロースタイプのサブテーブルとしても使いやすい
CAPTAIN STAG 2way ステンレスサイドテーブル 60×30 UC-555
使用サイズ | 60×30×40・26.5(H)cm |
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収納サイズ | 60×30×2(H)cm |
素材 | 甲板の表面材:ステンレス鋼、フレーム・脚部:鉄 |
重量 | 2.9kg |
●ステンレス製の中でも大きめな横幅60cmで食器やランタンなどギアを多めに置きやすい
●高さを2段階に調整でき、シーンによって使いやすい高さに変えられる
●四隅に空間が設けられており、手の届きやすい位置に小物を吊るしておける
Montagna アウトドアメッシュ&アルミテーブル 60cm
使用サイズ | 60×40×25.5(H)cm |
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収納サイズ | 40×4×30(H)cm |
素材 | スチール・中密度繊維板(MDF)・アルミ・鉄・PP |
重量 | 1.25kg |
●天板の半分がメッシュスチール、もう半分が中密度繊維板で出来ており、使い分けができる
●横幅60cm×奥行き40cmと比較的大きいサイズながらも、1.25kgと軽量性も高い
●収納時はカバンのように持てる取手があり、運搬がしやすい
YOLER メッシュテーブル MT306
使用サイズ | 55×30×18(H)cm |
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収納サイズ | 55×30cm |
素材 | スチール |
重量 | 1.5kg |
●天板が全面スチールメッシュで出来ており、大きめのゴトクとして使える
●トートバッグ型の収納バッグが付属し、本体が傷つきにくく、持ち運びも簡単
●4000円とリーズナブルで手に取りやすい価格設定
YOLER メッシュテーブル MT009UP
使用サイズ | 65×30×18(H)cm |
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収納サイズ | 65×30×2(H)cm |
素材 | スチール |
重量 | 2.2kg |
●サイドに木材エッジを搭載し、デザインと実用性を両立
●高耐火塗装が施されており、焚き火の上で使用しても塗装が剥がれにくい
●耐荷重30kgでダッチオーブンや食器を一緒に置いても安定
QUICKCAMP ヴィンテージライン ハーフメッシュ 焚き火テーブル 60×40cm
使用サイズ | 40x60x27/34.5(H)cm |
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収納サイズ | 40×30×4.5(H)cm |
素材 | アルミ ・MDF耐熱耐水天板・スチールメッシュ |
重量 | 1.4kg |
●鉄製メッシュと耐火耐水性のあるウッド調メラニン天板でシーンによって使い分けができる
●フレームのカラーや天板の風合いなヴィンテージ調で、さりげない存在感を演出
●脚部にガタつき防止ロックを搭載し、優れた安定性を実現
ニトリ 耐熱 フォールディング テーブル(NSU)
価格 | 2,990円(税込) |
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使用サイズ | 62.5×42.5×26.5(H)cm |
収納サイズ | – |
素材 | アルミ・スチール |
重量 | 2.1kg |
●全面スチールメッシュにシルバーカラーを取り入れたスタイリッシュデザイン
●天板を折りたたむことができるため、収納が非常にコンパクト
●初心者でも手に取りやすい3000円という価格でお値段以上を実現
ニトリ ハーフメッシュテーブル 60×40
価格 | 5,490円(税込) |
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使用サイズ | 60×40×25(H)cm |
収納サイズ | – |
素材 | アルミ・スチール |
重量 | 2kg |
●天板半分がスチール、もう半分がウッド調天板で自然に溶け込むナチュラルデザイン
●スチールを取り入れたことで2kgの軽量性を可能にし、女性でも気軽に持ち運びできる
●折りたたみ式を採用することで収納時もコンパクトに収まる
囲炉裏タイプ
Colemen ファイアープレーステーブル
使用サイズ | 100×100×27(H)cm |
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収納サイズ | 100×17×11(H)cm |
素材 | ステンレス |
重量 | 6kg |
●錆や傷に強いオールステンレスで、優れた軽量性を兼ね備えている
●同ブランドの焚き火台と一緒に使用することで統一感を出しやすい
●シルバーの他にも高級感溢れるゴールドカラーも展開
snowpeak ジカロテーブルST-050
使用サイズ | 112×112×40(H)cm |
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収納サイズ | 74.5×17×40(H)m |
素材 | ステンレス |
重量 | 10.5kg |
●家族やグループで使用しても安心な安定性とサイズ感
●2つのジカロテーブルや同ブランドのテーブルを連結することで使い勝手の幅が広がる
●展開時の大きさに反し、収納時はコンパクトで収納性も抜群
●庭で焚き火をするとき用に作られた常設専用の大型焚き火テーブル
●万が一人が上に乗ってしまっても歪まないように設計された優れた頑丈性
●同ブランドのマルチファンクションテーブルを連結し拡張することができる
尾上製作所(ONOE) マルチファイアテーブル MT-8317
使用サイズ | 83x奥行17x高さ34.5cm |
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収納サイズ | 85×12.5×18.5cm |
素材 | スチール |
重量 | 7.3kg |
●ひとつひとつの天板を組み合わせて使用するため、臨機応変に使い分けができる
● オールスチールで出来た天板なため、軽量で急なスタイルの変更も容易
● 2セット購入すれば連結して拡張可能
BUNDOK マルチ 焚き火 テーブル BD-239
使用サイズ | 83x17x34.5(H)cm |
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収納サイズ | 85×12.5×18.5(H)cm |
素材 | スチール |
重量 | 7.3kg |
●4つの天板で構成されており、ソロからグループまで幅広いシーンに対応できる
●焚き火のゴトクとしても使えて調理もしやすい
●ひとつひとつを連結させるわけではなく、すぐに動かせて機動性に優れている
●中心の空間が広く取られており、焚き火台だけでなくコンロなども置ける
●ひとつひとつを連結して組み立てるため安定性に優れている
●高さが低めに設計されており、大型の焚き火台から小型の焚き火台まで幅広く使える
LOGOS アイアンウッド囲炉裏テーブル 81064133
使用サイズ | 93×93×27.5(H)cm |
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収納サイズ | 93×16×15.5(H)cm |
素材 | スチール、木材 |
重量 | 10.0kg |
●落ち着いた風合いの木製天板を採用し、サイトレイアウトをシックに演出する
●ワンタッチで連結させることができ、初心者でも安心して組み立てられる
●収納時はスリムで長方形型になるので、車のデッドスペースを軽減できる
●角がなく大人数でも囲みやすく、珍しい円形型の形状を採用
●天板の端にスペースを設けて、シェラカップを吊り下げられるように工夫されたデザイン
●天板・フレームには耐熱塗装が施され、ダッチオーブンなどを使用した焚き火調理も可能
ビジョンピークス 焚火テーブル 囲炉裏 マルチファイアプレイステーブル VP160401J01
使用サイズ | 100×100×27(H)cm |
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収納サイズ | 83×17×10(H)cm |
素材 | スチール |
重量 | 7.1kg |
●大勢で使用するのはもちろん、ソロならひとつの天板でサイドテーブルとしても使用できる
●耐熱温度が800度と焚き火への安全性が高くゴトクとして使用が可能
●持ち運びがしやすい長方形収納ボックスが付属し、積載時のデッドスペースも作りにくい
CAMPING MOON マルチ ファイアープレイステーブル T-500
使用サイズ | 84.3×84.3×30(H)cm |
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収納サイズ | 86×19×8(H)cm |
素材 | ステンレス |
重量 | 8kg |
●中心部分に天板を載せることができ、焚き火テーブルとしてだけでなく、全面天板のテーブルとしても使える
●天板にはエンボス加工が施されて、質感がよく置いたものが滑りにくい
●収納時は比較的薄くなるため、物と物との隙間に入れて積載がしやすい
焚き火テーブルの自作方法
多くのブランドが販売している焚き火テーブルですが、実はDIYを駆使して焚き火テーブルを自作している人も多くいます。
なかには100均のデザインボードにパイプ椅子を接着剤付きフックで固定するだけの短い工程で作ってしまう人や、フィールドラックに合うよう木材をカットして天板を取り付ける方法されている人など作成方法はさまざま。
発想次第で手軽に焚き火テーブルを作ることが出来ますが、焚き火の側で使うものであるため安全麺に配慮し、不安な場合は市販の焚き火テーブルを購入することも検討しましょう。
アウトドアの魅力を満喫しよう!
今回は焚き火台とセットで使いたい便利アイテム、焚き火テーブルをご紹介しました。
市販のものも魅力的ですが、DIYで自分だけの焚き火テーブルを作るとよりアウトドアを楽しめますね。
定番のユニフレームの他にも幅広いラインナップが販売されているため、ぜひグッとくるデザインや機能性を選んで焚き火をより満喫しましょう!