ペグを打つ人

ペグのおすすめ27選!種類や長さの選び方&打ち方・抜き方は?

テントやタープを地面に固定するために必要なペグ。付属品のペグが折れたり曲がったりしてしまい、丈夫なペグを買い揃えようしても種類が多くてどれを選べばよいか分からない方も多いのでは?

そこで今回は、おすすめのペグを種類別にご紹介! 選び方とともに正しい打ち方や抜き方も解説していますので、これまでペグが抜けやすくて困っていたり、逆に抜けにくく撤収時に悪戦苦闘したりした経験がある方は必読です。

目次

アイキャッチ画像出典:PIXTA

ペグの選び方

ベグでガイロープを張る

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ペグにはさまざまな種類があり、どれを選んでよいか分からないことがあるかもしれません。

そこで、ペグを初めて購入する方に向けて、失敗しないペグの選び方をご紹介していきます。以下のようなポイントに注目することで、用途に合ったペグを選ぶことができますよ!

1. 形ごとの特徴を知ろう

2. 素材をチェックしよう
3. 用途に合った長さを選ぼう

1. 形ごとの特徴を知ろう

テントのペグ打ちをする人

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ペグには以下のような形があり、それぞれ特徴が異なります。メリット・デメリットを把握したうえで、キャンプ場、河原、砂浜など使用する場所や地面の状況に応じてペグの形を選ぶとよいでしょう。

以下にペグの主な形や特徴をまとめたので、参考にしてください。ただし、以下の表はあくまで目安であり、製品によって特徴や適切な使用場所は異なる点は留意してください。

主なペグの形と特徴
種類画像特徴使用場所
ピンペグピンペグ
  • ・テントやタープに付属していることが多い
  • ・比較的軽量で値段が安い
  • ・柔らかくて曲がりやすい
  • ・一般的な土
  • ・芝生
ネイルペグネイルペグ
  • ・ヘッドが平らで地面に打ち込みやすい
  • ・釘のように丈夫で曲がりにくい
  • ・強く打ち込むとヘッドパーツが壊れやすい
  • ・固めの土
  • ・芝生
楕円形ペグ楕円形ペグ
  • ・強度や耐久性に優れている
  • ・固い地面に強く固定力が高い
  • ・重くてサビやすい
  • ・砂利
  • ・固めの土
V字・U字ペグV字ペグ
  • ・重ねてコンパクトに持ち運びできる
  • ・軽量なものが多く扱いやすい
  • ・溝に土や泥が溜まりやすく汚れやすい
  • ・一般的な土
  • ・柔らかい芝生
  • ・砂浜
X字・Y字ペグY字ペグ
  • ・接地面積が多いため固定力が高い
  • ・強度が高く折れにくい
  • ・V字・U字と同じく溝に土が溜まりやすい
  • ・一般的な土
  • ・柔らかい芝生
  • ・砂浜

2. 素材をチェックしよう

ペグをハンマーで打つ

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ペグに使われる素材には、主に以下のようなものがあります。形と同様、それぞれにメリット・デメリットがあるので、用途に合った素材を選ぶようにしましょう。

たとえば、強度を重視するのであれば、さまざまな地面に対応できる鍛造ペグがおすすめ。バックパックに入れて持ち運ぶようなシーンでは、軽量なアルミやジュラルミン、チタンなどが有用です。

主なペグの素材と特徴
素材特徴こんな人におすすめ
アルミ
  • ・軽量
  • ・値段が安い
  • ・固い場所では曲がりやすい
  • ・軽さ重視
  • ・コスパ重視
スチール
  • ・強度や耐久性が高い
  • ・安い価格で買いやすい
  • ・重くて錆びやすい
  • ・強度や耐久性重視
  • ・コスパ重視
チタン
  • ・軽量ながら強度が高い
  • ・錆びにくい
  • ・値段が高い
  • ・軽さ重視
  • ・強度や耐久性重視
  • ・扱いやすさ重視
ステンレス
  • ・錆びにくい
  • ・強度が高い
  • ・チタンやアルミより重い
  • ・強度や耐久性重視
  • ・扱いやすさ重視
ジュラルミン
  • ・軽量
  • ・アルミより強度が高い
  • ・錆には注意が必要
  • ・軽さ重視
  • ・コスパ重視
鍛造
  • ・固定力が高い
  • ・強度や耐久性が高い
  • ・値段が高くて重い
  • ・固定力重視
  • ・強度や耐久性重視
プラスチック
  • ・砂浜で使いやすい
  • ・軽くて値段が安い
  • ・強度は低い
  • ・軽さ重視
  • ・扱いやすさ重視

3. 用途に合った長さを選ぼう

黄色いペグを打つ男性

出典:PIXTA

ペグを選ぶときは、長さに注目するのも重要です。ペグを打ち込む地面の固さやテントの大きさなどに応じて適切なペグを選ぶことで、強い風が吹いてもしっかり固定することができます。

ペグの長さは20cm以下のコンパクトサイズから50〜60cmなどのロングサイズまでさまざま。長いほど抜けにくく、地面にしっかり固定することができます。

ペグの長さの目安
長さ用途
20cmソロテントやツーリングテントなどの軽量テントを固定するとき
30cm汎用的なペグを用意したいとき
40cmファミリーサイズのテントやタープを固定するとき
50cm砂浜や柔らかい芝生、または大型テントやタープを固定するとき
60cm強風時などにテントやタープを確実に固定したいとき

テントにペグを打つ男性

出典:PIXTA

最も標準的な30cmのペグは、オールマイティに使用しやすいサイズ。風の影響を受けにくいコンパクトテントなら20cm程度を、柔らかい芝生や砂浜など地盤が軟弱な場所に固定する場合は40cm以上を目安に選ぶのがおすすめです。

基本的には長いほど固定力は高くなりますが、重くて持ち運びづらく、打ち込むのも大変になるため、用途に合った長さを選ぶようにしましょう。

種類別おすすめのペグ

ペグとハンマー

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それではここから、以下の分類でおすすめのペグを紹介していきます。

・オールマイティーなキャンプ向け

・抜けにくい砂浜向け
・持ち運びしやすい軽量タイプ

オールマイティーなキャンプ向け

スノーピーク ソリッドステーク 30

サイズ30cm
重さ180g
素材スチール(S55C、黒電着塗装)
どんな固い地面でもしっかりとテントやタープを固定できるスノーピークのソリッドステーク30。

「ペグは消耗品」という概念を変えたともいわれる頑丈な鍛造ペグで、ヘッド形状が円柱形となっているので打撃時にハンマーが滑りにくくパワフルに打ち込むことが可能です。

コールマン スチールソリッドペグ 30cm

サイズ30cm
重さ約190g
素材スチール
固い地面にも負けない強靭な素材を使用した、アメリカ発の老舗アウトドアブランド「コールマン」のスチールソリッドペグ30cm。

耐久性に優れた鍛造ペグで、砂利や締まった地面でもガンガン打ち込むことができます。

村の鍛冶屋 エリッゼステーク 28cm

サイズ28cm
重さ約192g
素材S55Cスチール
鍛治の本場・新潟県燕三条に本社を構えるアウトドアブランド「村の鍛冶屋」の人気鍛造ペグ。

角やバリでロープが切れないようトリミングされた形状が特徴で、ヘッド面積が大きいのでハンマーで打ち込みやすくなっています。

Ogawa TANZO PEG 28

サイズ28cm
重さ約215g
素材クロムモリブテン鋼
自転車のフレームに採用されるほど硬度や強度が高いクロムモリブデン鋼を使用したOgawaの高品質鍛造ペグ。

ハンマーの力が加わりやすいヘッドをしているので打ち込みやすく、ペグ抜きしやすい独自のフック形状が特徴的です。

クイックキャンプ 鍛造ペグ 20cm

サイズ19.5×2×0.7cm
重さ約55g
素材
ネット販売を中心に低価格のアウトドアギアを展開している「クイックキャンプ」の鍛造ペグ。

ソロキャンプやツーリングキャンプなど風の影響を受けにくいコンパクトテントを使用するときに取り扱いしやすい20cmサイズです。

ユニフレーム ジュラパワーペグ250

サイズ25cm
重さ約39g
素材φ8mm超超ジュラルミン(A7075)平打ち
航空機などの材料にも使われる超超ジュラルミンを採用した、軽さと強度を兼ね備えたユニフレームのジュラパワーペグ。

ペグの中心軸と力の方向が一致するよう曲げ加工が施されており、打撃時の力のロスを抑えることができます。

キャプテンスタッグ パワースチールペグ 31cm

サイズ31cm
重さ150g
素材鉄(カチオン電着塗装)
キャプテンスタッグから発売されているお手頃価格のパワースチールペグ31cm。

テントやタープに付属していることが多いピンペグタイプなので使い勝手がよく、地面の食いつきのよい芝生など整地された地面での使用におすすめです。

ベルモント トライアングルジュラペグ200

サイズ20cm
重さ約24g
素材ジュラルミン(A2017T4)
金物加工の町として有名な新潟県三条市に本社を構えるアウトドアブランド「ベルモント」のトライアングルジュラペグ200。

軽く強度に優れたジュラルミン素材を採用し、強風時に回転してしまうピンペグの弱点を軽減するトライアングル形状が特徴です。

テントファクトリー キャスティングペグ

サイズ30cm
素材スチール鋳物(電着塗装)
2012年に誕生した新鋭アウトドアブランド「テントファクトリー」のキャスティングペグ。

鉄を型に流し込んで製造されたスチールの鋳物製で、30cmの長さがあるので固い地面でもしっかり打ち込むことが可能です。

ロゴス Vペグ 22cm

サイズ22cm
重さ48g
素材スチール
地面に打ち込んだときの接地面積が多いV字型を採用し、砂地や土でも抜けにくいロゴスのスチール製ペグ。

ペグサイズが22cmなので使い勝手がよく、ソロキャンプやツーリングテントでの使用に最適です。

ハイランダー 頑丈ペグ 28cm

サイズ28cm
素材スチール
アウトドア用品・釣具通販サイト「ナチュラム」のオリジナルブランド「ハイランダー」から発売されている28cmサイズの頑丈ペグ。

その名のとおり強度と耐久性が高く頑丈なため、固い地面でもしっかりハンマーで打ち込むことができます。

フィールドア チタンペグ 24cm

サイズ24cm
重さ55g
素材チタン
軽さと強度を兼ね備えたフィールドアのチタン製ペグ。軽量化を重視するソロキャンプや登山などでの使用に最適です。

フックがヘッド先端まであるのでハンマーがしっかり当たり、固い地面でも力をロスすることなく打ち込めます。

抜けにくい砂浜向け

MSR アウトドア サイクロンステイク

サイズ25cm
重さ35g
素材アルミ
ねじれた特殊な形状が特徴的なアウトドアブランド「MSR」のサイクロンステイク。

固定力が高く、柔らかい地面でもしっかり捉えることができます。アルミ素材を採用しているので25cmサイズながら35gと非常に軽く、取り扱いが便利です。

キャプテンスタッグ PC.サンドペグ 38cm

サイズ38cm
重さ75g
素材ABS樹脂
長さ38cmとロングサイズなキャンプテンスタッグのPC.サンドペグ。

砂地でも抜けにくく、しっかり固定することができます。ABS樹脂製で75gと軽いため、持ち運びもしやすいでしょう。

キャプテンスタッグ サンドスチールペグ 50cm

サイズ50cm
重さ300g
素材鉄(亜鉛めっき)
砂浜や河原で大活躍するキャンプテンスタッグのサンドスチールペグ。50cmの超ロングサイズで抜けやすい砂地でもしっかり打ち込み固定することができます。

また、強度の高いスチール製でもあるので小石や砂利の多い河原でも使用可能です。

ユニフレーム 海ペグ400

サイズ40cm
重さ約87g
素材POM(ポリアセタール)
独自デザインを採用し、抜けやすく固定が難しい地面に対応したユニフレームの海ペグ400。

柔らかな砂浜でもしっかり食い込み抜群の固定力を発揮し、樹脂製で40cmサイズながら約87gと使い勝手にも優れます。

キャプテンスタッグ スパイラルペグ

サイズ46cm
重さ330g
素材鉄(クロムめっき)
砂浜でタープをしっかり固定したいときに威力を発揮するキャンプテンスタッグのスパイラルペグ。

46cmサイズでらせん状の形をしており、抜けやすい砂地でもねじ込むことでガッチリ固定することができます。

ロゴス スクリューペグ2

サイズ41cm
重さ300g
素材スチール
柔らかい地面に最適なロゴスのスクリューペグ2。従来の形状とは違った特殊なスクリュー型を採用しているので抜けやすい砂浜でもしっかり固定することができます。

スチール製で41cmの長さがあり、リングにロープを結びつけて使用可能です。

フィールドトゥーサミット スクリューペグ

サイズ約44cm
重さ約385g
素材スチールクロムメッキ
ネット通販を中心にお手頃なタープテントなどを展開しているフィールドトゥーサミットのスクリューペグ。

スチール素材で約44cmあり、砂地や柔らかい土でもねじ込んでしっかり固定することができます。ビーチでタープを固定するときにおすすめです。

第一ビニール プラ杭 中36cm

サイズ36cm
重さ30g
素材ポリプロピレン
ペグサイズが36cmでありながらポリプロピレン素材を採用しているので30gと非常に軽量なプラ抗。

柔らかい土や砂浜でもタープをしっかり固定でき、手軽に扱うことができる軽量タイプのペグをお探しの方におすすめです。

持ち運びしやすい軽量タイプ

MSR ミニグランドホグステイク

サイズ15cm
重さ10g
素材アルミニウム
アルミ素材を採用し、重量10gと非常に軽量なMSRのミニグランドホグステイク。

Y型でペグを打ち込んだときの接地面積が多く、強度も兼ね備えているのが特徴です。ペグサイズが15cmとコンパクトで、ソロテントなどを固定するときに最適といえます。

MSR ニードルステイク

サイズ17.5cm
重さ9.6g
素材アルミ
アルミニウムのなかでもとくに強度が高いA7075(超々ジュラルミン)素材を使用したMSRのニードルステイク。

ペグサイズ17.5cmで重量は9.6gと最軽量クラスを誇ります。登山やソロキャンプなど軽量化を重視する方に最適です。

MSR カーボンコアステイク

サイズ15cm
重さ5.75g
素材アルミ、カーボンファイバー
重量なんと6gを切るMSRの最軽量ステイク。カーボンファイバーをアルミニウムで覆った特殊構造をしており、軽量かつ丈夫なのが特徴です。

10本持ち合わせても60g程度と驚くほどの軽さなので、とにかく軽さを重視してペグをお探しの方に最適となります。

バーゴ チタニウム ウルトラライトステイク

サイズ15.1cm
重さ7g
素材チタン
軽く丈夫で錆びにくいチタン素材を採用したVARGO(バーゴ)のチタニウムウルトラライトステイク。

シンプルな作りであるぶん、1本7gという軽さを誇り、ソロキャンプなどでコンパクトなテントを設営するときに最適です。

バーゴ チタニウムアッセント

サイズ15.8cm
重さ10g
素材チタニウム
チタニウム素材を採用したVARGO(バーゴ)のチタニウムアッセント。

ピンペグよりも接地面積が大きいV字型で固定力が高く、肉抜きを施して軽さを追求しています。雪上で効果を発揮する幅広タイプで、引き抜くときに便利な紐付きです。

ニーモ スイープステーク

サイズ17.5cm
重さ16g
軽さと利便性を兼ね備えたNEMO(ニーモ)のスイープステーク。

スライドさせることで手を汚さず土や泥汚れを取り除くことができる「ビスケット」を搭載しているのが特徴です。ビスケットは蓄光仕様となっているので夜間での視認性を高めています。

一緒に用意したいアイテム

ピンペグを打つ

出典:PIXTA

ペグを購入するときには、必要に応じて以下のようなアイテムを一緒に用意すると便利です。

・ハンマー

・ケース
・マーカー
・テーブル

ペグハンマー

エリッゼステーク アルティメットハンマー

出典:Amazon

ペグダウンするときに必要になる、一緒に用意しておきたいアイテムがペグハンマー。

固い地面でも力をロスすることなく打ち込めるほか、ペグを抜くときにも大活躍します。

村の鍛冶屋 エリッゼステーク アルティメットハンマー

サイズ30.3cm
重さ570g
素材本体:鉄+カチオン塗装もしくは鉄+クロームメッキ塗装/ヘッド:真鍮もしくはステンレス/柄:天然木

おすすめポイント

●金物の町として有名な新潟県燕三条製のペグ専用鍛造ハンマー

●焼入れを施した固くて曲がりにくい強靭なボディ
●ペグ抜きに優れたツノや持ちやすく叩きやすいグリップを採用

ペグケース

ツールボックス S

出典:Amazon

ペグをまとめて収納して持ち運べるペグケース。たくさんの本数が必要になるペグは、そのままではバラバラして持ち運びに不便です。

そんなときにペグケースがあれば、種類ごとに整理して収納できるほか、紛失を防ぐことができますよ。

アソビト ツールボックス S

サイズ32×13.5×12.5cm
重さ約560g
素材綿帆布

おすすめポイント

●タフに使える防水帆布製

●たっぷり入るボックス型でペグやハンマーを一緒に収納することが可能
●持ち運びに便利なハンドル付き

ペグマーカー

"GLOW STICK UV PAQLITE

出典:楽天市場

夜間にテント周辺を歩いているときに、ペグやガイロープに足を引っかけてしまった経験はありませんか? そんなとき「ペグマーカー」があれば便利です。

蓄光タイプのペグマーカーを取り付けておけば、視認性の悪い夜間でもペグやガイロープの位置を把握することができ、安全にテント周辺を移動することができます。

GLOW STICK UV PAQLITE

サイズ10×φ1.6cm
重さ20g
素材プラスチック,アルミン酸ストロンチウム

おすすめポイント!

●スティックタイプで取り扱いが便利

●最大12時間使用することができる
●光を吸収することでチャージでき、何度も繰り返し使用可能

ペグテーブル

コールマン ペグテーブル

カップや小物などちょっとしたものを置くことができるペグテーブル。

天板と1本のペグを組み合わせるだけで簡単に簡易テーブルを作ることができ便利です。

コールマン ペグテーブル

サイズ150×200×15㎜
重さ0.3kg
素材天然木
おすすめポイント

●30cmスチールペグに取り付けるだけでミニテーブルとして使用可能

●熱に強く鍋置きとしても使用できる
●天然木を使ったおしゃれなデザイン

ペグの使い方

ピンペグでガイロープを固定する

出典:PIXTA

せっかくペグを購入したけれど、簡単に抜けてしまったりガチガチで抜きにくかったりした経験はありませんか? それは、打ち方や抜き方が間違っていることが原因かもしれません。

ここからは、以下の項目ごとにペグの使い方をご紹介していきます。

・打ち方

・抜き方
・アレンジ

打ち方

ペグを打つ女性

出典:PIXTA

ペグを打つときは、以下のようなポイントを意識するようにしましょう。

ペグの打ち方のポイント

・ロープと直角になるように地面に対して60度くらいの角度で打ち込む

・ペグのヘッド部分が地面から3cmほど出るくらいまでしっかり打ち込む
・ペグに向かって真っ直ぐ打ち込む

テントにペグを打つ

出典:PIXTA

状況にもよるため一概にはいえませんが、ペグをしっかり利かせるためには、地面に対して60度くらい、ロープに対して直角になるように打ち込むとしっかり地面に固定することができ、強風でロープのテンションが強くかかっても抜けにくくなります。

また、ペグに対してまっすぐ打ち込むことでダイレクトに力を伝えることができ、ペグの曲がりを防ぎながら固い地面でも強く打ち込むことが可能です。

ピンペグをハンマーで打つ

出典:PIXTA

ぬかるみや砂地など地面が柔らかく、斜めに打ち込んでも抜けてしまう場合は、打ち込んだペグの手前に交差するようにもう1本打ち込む「クロス打ち」をすることでより強固に固定することができ、抜けを防止することができるでしょう。

抜き方

ペグをハンマーで抜く

出典:PIXTA

ペグをしっかり打ち込んだ場合、地面の状況によってはガッチリ利いているぶん、なかなか抜くことができず、体力や時間を費やしてしまうことがあります。

そんなときは、ペグのヘッド部分にある穴にハンマーのペグ抜きを差し込み、左右にグリグリ回したあと引き抜くと比較的抜きやすくなるでしょう。ハンマーがない場合は使っていないペグを穴に差し、同様に動かすことで代用できます。

赤いペグをハンマーで抜く

出典:PIXTA

また、ペグに穴がない場合は、打ち込んだペグの左右を叩くことで抜けやすくなるでしょう。あまり強く叩くとペグが折れる可能性があるので、注意しながら弱めに叩くようにしましょう。

アレンジ

ペグとハンマーとロープ

出典:PIXTA

ペグの使い方は、地面に打ち込んでテントやタープを固定するだけではありません。以下のように、工夫をすれば色々な使い方をすることができるんです。

蚊取り線香

ペグに取り付けた蚊取り線香

出典:PIXTA

キャンプには欠かせない防虫対策。とくに夏のシーズンは虫がブンブン飛び回り、蚊取り線香で対策している方が多いのでは?

そこで役立つのがペグをアレンジして作った蚊取り線香スタンド! フックを設けた楕円形の鍛造ペグがあれば、フックに蚊取り線香を挟んで地面に突き刺すだけで簡易的な蚊取り線香ホルダーを作ることができ、防虫対策することができますよ。

ただし、ペグにしっかりと固定できない場合は落下の危険があるため、無理やり取り付けないようにしましょう。また、蚊取り線香の下に耐熱シートを設置するなど、落ちてくる灰への対策も忘れないようにしてください。

薪置き

地面に置いてある薪

出典:PIXTA

焚き火を扱うキャンプに必要な薪は、地面に直接置いてしまうと湿気てしまい火つけが悪くなってしまう場合があります。

そんなときは、2本のペグをクロスさせるように打ち込み、それを2箇所作ることで簡易的な薪ラックとしてアレンジすることができます。

目的に合った種類を選んでアウトドアを楽しもう!

3種類のペグとハンマー

出典:PIXTA

ペグには形や素材・長さなどさまざまな種類があり、用途に合ったペグを選ぶことで、強い風にも負けずテントやタープをしっかり地面に固定することができます。

今回紹介した選び方やおすすめのペグ、打ち方・抜き方などの正しい使い方を参考にして、快適なアウトドアライフを楽しんでくださいね!

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