バーベキューで野菜はどれくらい必要?
バーベキューに持って行く「野菜」の量はどれくらいが良いか迷ったときは、お肉の量の半分から3分の1程度を目安にしましょう。だいたい大人一人あたり、約100gがオススメです。
焼き野菜は1個あたり何人で食べられるかを考えて用意するとよいでしょう。例えば玉ねぎは1個で2~3人分、なすやにんじんは1本で4~5人分と考えると、過不足なく準備できます。
生野菜はあくまで副菜なので、少なめに用意するか焼いても生でも食べやすいものを選んでおくのがオススメ。サラダやおつまみになるものなどは、事前に自宅で準備しておきましょう。
野菜の下ごしらえをしておこう
野菜をバーベキューで焼くのに必要なのが「下ごしらえ」。種やスジがある野菜の下処理やカットなど、前日に済ませておくと当日各段に楽になりますよ!
丸焼きで食べたいものは洗うだけ
網の上で丸ごと焼きたい野菜は、洗うだけでOK。なす・ピーマン・ししとう・もやしなど、綺麗に洗ってしっかり水を切っておきましょう。
市販されているきのこ類は水に濡らすと風味が損なわれたり傷みの原因になるので、洗わずに濡らしたキッチンペーパーで汚れを拭き取っておきましょう。
アルミホイルでくるんでおく
じゃがいもやさつまいも・玉ねぎなどは炭のそばで丸焼きにするのもオススメ。その場合、あらかじめアルミホイルでくるんでおきましょう。
じゃがいもやさつまいもは乾燥しやすいので、アルミホイルでくるむ前に濡らした新聞紙やキッチンペーパーで包んでおくのがオススメです。玉ねぎは皮付きのままホイルで包んで焼くと、程よく蒸し焼き状態になりますよ。焦げた皮がスルッと取れるので、焼きたてを楽しみましょう。
火が通りにくいものは先に加熱する
火の通りにくい野菜は、半生になったりと焼き加減が難しいもの。特ににんじんや玉ねぎ・じゃがいもなどの根菜類は火が通りにくいので、あらかじめ自宅で加熱しておくのがオススメです。
レンジ加熱や茹で調理など、食材に合わせて下ごしらえしておきましょう。現地では温めて焼き目をつける程度にすると失敗知らずです。
食べやすくカットしておく
野菜を食べやすい大きさにカットしておくのも、自宅で済ませておくと楽チン。大人も子どもも食べやすいよう、一口大を基本にカットしておきましょう。その際、火の通りやすさに合わせて厚さを調整しておくのも重要です。
表面は焦げているのに中が半生だった……なんていうことがないよう、火が通りにくい野菜は薄めに切りましょう。カットした野菜は、濡らしたキッチンペーパーに包んでおくのがオススメです。乾燥や変色を防ぎ、みずみずしい状態を保てます。
オリーブオイルを絡ませておく
焼いている最中に断面から水分が飛びやすい野菜は、オイルを絡ませてコーティングを。特に変色しやすいなすは油と相性が良いので、色を保つためだけではなくトロトロに焼き上げたいときにも効果的です。
カットするとくっつきやすいズッキーニや乾燥しやすいにんじんなどもコーティングしておくのがオススメ。オリーブオイルに塩やアウトドアスパイスを足せば、下味代わりにもなり一石二鳥です。
串に刺しておく
網から落ちる可能性があるししとうやアスパラガスは、串に刺して焼きましょう。小さいサイズの野菜の他、転がりやすい長ネギやトマトも串に刺しておくと安心です。
一度にひっくり返せるので手間いらずなのも嬉しいポイント。串に刺すのは細かい作業になるので、自宅で準備しておきましょう。
ここからは、野菜を使った定番レシピ「ホイル焼き」と「肉巻き串」をご紹介。どちらも、他の野菜でアレンジ可能なので、いろいろな具材に変えてチャレンジしてみてくださいね。
バーベキューで味わいたい! 野菜の定番レシピ
ホイル焼きは細かい具材にピッタリ
細かい野菜はまとめて「ホイル焼き」にしましょう。炭火で蒸し焼きにすれば、野菜の旨味がギュッと凝縮された一品に。
あらかじめ野菜をカットしておけば、現地では包むだけになるので手軽です。オススメの野菜は、きのこ類やとうもろこし・豆類など。あまりバーベキューのイメージがないかもしれませんが、バターなどと合わせて焼くと絶品に仕上がります。
野菜の肉巻き串を作ってみよう
薄切りのお肉で野菜を巻いて楽しむ「野菜の肉巻き」も、バーベキューで一押しのメニューです。今回は「パプリカの豚バラ巻き」をご紹介します。マスタードをピリッときかせているので、脂多めの豚バラ肉と好相性!
パプリカのように生のまま楽しめる野菜は、焼きやすいので初心者にオススメです。火が通りにくい野菜を巻く場合は、あらかじめ下茹でしておきましょう。お肉だけ焦げて中が生、といったこともなく、美味しく仕上がります。
お肉は、薄切りのロース肉や肩ロース肉でも美味しく楽しめますよ。野菜もアスパラやプチトマト・ネギなど様々なものでアレンジしてみてくださいね。豚バラ肉が剥がれやすいときは、串に刺して焼くのが綺麗に仕上げるコツです。