水を使ったどぶ漬け

“どぶ漬け”ドリンクって知ってる?BBQや夏祭りに冷たい飲み物を!

屋外で飲み物を素早く冷却する『どぶ漬けドリンク』をご存知でしょうか?

どぶ漬けの知識を知っておくと大人数でバーベキューをする際に大型のクーラーボックスをいくつも持ち合わせて行く必要がなくなります。

便利な冷却術であるどぶ漬けの方法と節約術をチェックしましょう!

目次

アイキャッチ画像出典:Rakuten

大人数BBQにはどぶ漬けがおすすめ!?

どぶ漬けドリンク

出典:PIXTA

屋外で飲み物を素早く冷却する『どぶ漬けドリンク』をご存知でしょうか? どぶ漬けは野菜などを漬けて発酵・保存する、ぬか漬けが語源とされています。氷水にドリンクを浸ける様子がぬか漬けに似ていることからそう呼ばれています。

冷えた缶

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保冷剤より素早くドリンクを冷やせるだけでなく、きれいに並べたドリンクの隙間に細かなクラッシュアイスのみを入れることで氷が溶けた冷水となり、日本人が好きなビールの温度とされる4〜5℃まで効率よく冷やすことも可能です。

少人数ならクーラーボックスで十分

クーラーボックスでどぶ漬け

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飲み物の冷却に便利などぶ漬けは、10人程度であればクーラーボックスでも十分! ですが、大人数でバーベキューをする際はどぶ漬け用にいくつもクーラーボックスを持って行くのは現実的ではありません。

人数が多くなるほど、イベントクーラーを使用して夏祭りの屋台のように勝手に飲み物を取って行ってもらうスタイルが楽です。

氷の量はどれくらい使うの?

どぶ漬けに向いている氷は大きく分けて3種類。それぞれの氷の特徴と、50ℓの容器に必要な量を表にまとめました。

製品名クラッシュアイスカットアイスブロックアイス
クラッシュアイスカットアイスブロックアイス
特徴粒が最も小さく冷却が早い。
溶ける時間が早い。
粒が小さく冷却が早い。
不純物がなく溶けづらい。
大きな塊でゆっくりと冷却。
溶けるのが最も遅い。
補充量/1時間後約1kg約1kg約2.5kg
冷え切るまでの時間1時間未満約1時間1〜2時間
価格
参考:株式会社クラモト氷業
2,650円(3kg×5袋)2,650円(3kg×5袋)2,190円(3.5kg×4袋)
こんなときにおすすめ水と一緒に使う。
冷やし始め。
水無しで使う。
飲み物の氷と兼用。
安く済ませたい。
追加で冷やす場合。
※右にスライドできます

ブロックアイスは最も安く入手できるためコスパに優れています。できるだけ粒の大きいクラッシュアイスを使用して素早くドリンクを冷却し、その後にブロックアイスを追加して長時間冷却がおすすめです。

冷却用と飲用の買いわけが面倒な方はカットアイスのみを使用するのもいいでしょう。

ドブ漬けのやり方

それでは効率よくドリンクを冷却するためのどぶ漬け方法を紹介します。

どぶ漬け手順1

出典:上州物産

まずはアイスクーラーにドリンクを並べて入れます。隙間がないほうが水が少なく経済的ですが、詰め込みすぎに注意しましょう。

どぶ漬け手順2

出典:上州物産

クラッシュアイスやカットアイスを満遍なく入れ、ドリンクが埋まるまで水を足します。

どぶ漬け手順3

出典:上州物産

氷が溶けてきたらブロックアイスを入れて保冷時間を延ばしましょう。氷は水に触れたところから熱を奪われて、接触面の水を冷ましながら溶けていきます。ブロックアイスはクーラーボックスで保管しておき、氷がなくなってから追加したほうが無駄に溶けてしまうことを防げます。

ちょっとでも費用をおさえられない?

タライでどぶ漬け

出典:Rakuten

一般的にどぶ漬けはプラスチック製の大型容器に氷と飲み物を入れて使用しますが、手持ちのタライやビニールプールなどを使うケースもあります。

50ℓのクーラーボックスでは500mlのペットボトルが約30本、350mlの缶ビールが約60本くらい入ります。

水を使ったどぶ漬け

出典:Rakuten

冒頭では水を使わず氷だけでも効率よく冷却できると言いましたが、最初に水を入れると氷の量を調節できるので費用の節約ができます。容器には栓がついてると水を捨てるのにも便利です。

サンコー(三甲) サンストッカー

ビール・ジュースなんでも冷やせる! 業務用サイズの脚付きアイスクーラー。イベント・お祭り等にはかかせないアイテムです。

参考価格55,000円
本体サイズ927×540×320(h)mm
内容量150L
材質外壁/ポリオレフィン、断熱材/硬質ウレタ

新輝合成 角型タライジャンボ 120型

たっぷりサイズの120L。野菜洗い、ガーデニング、ペットのシャンプー他、幅広くお使いいただけます。多用途に使える水栓付きの大きなタライです。

参考価格2,420円
本体サイズ860×660×340(h)mm
容量120L
素材ポリプロピレン(PP)

FIELDOOR(フィールドア) クーラーボックス キャスター付き 150L

大人数のBBQなどに最適な150リットルのXXLサイズのクーラーボックスです。移動時に便利なキャスターが付いているので、一人で移動する時もラクラク! 2リットルのペットボトルが34本入るので、家族や友人達など大人数のキャンプにも最適。

参考価格23,100円
本体サイズ約1035×500×480(h)mm
容量150L
素材ポリエチレン / ポリウレタン / ポリプロピレン

まるっとレンタルもアリ!

買うよりレンタル

出典:PIXTA

大型のイベントクーラーを持っていればいつでもどぶ漬けドリンクができますが、毎回大人数のバーベキューばかりじゃないという方には痛い出費。そんなときはイベント用品のレンタル業者を活用しましょう。

レンタルの手順
①レンタル業者のサイトへアクセス。
②到着希望日までの申し込み期日を確認。
※1週間を切っている場合は電話連絡がおすすめ。
③申し込みフォームを入力。
④到着・使用
 ※到着時の梱包材は返送用に保管しておきましょう。
⑤梱包し直して返却。
レンタル業者を選ぶ際は、往復の送料や、破損・イベント中止時などの保証がついているかも確認しておきましょう。
▶︎イベント用アイスクーラーのおすすめレンタル業者はこちら

氷をできるだけ節約したいなら

純氷

出典:PIXTA

製氷業者が販売している純氷は、水の中の不純物を濾過器で除去したあとじっくりと時間をかけて凍らせているため、長時間溶けづらいというメリットがあります。

一方で、氷の純度や形状によって差はありますが1kgあたり約150〜250円ほどの費用がかかります。

製品名クラッシュアイスカットアイスブロックアイス
クラッシュアイスカットアイスブロックアイス
特徴粒が最も小さく冷却が早い。
溶ける時間が早い。
粒が小さく冷却が早い。
不純物がなく溶けづらい。
大きな塊でゆっくりと冷却。
溶けるのが最も遅い。
補充量/1時間後約1kg約1kg約2.5kg
冷え切るまでの時間1時間未満約1時間1〜2時間
価格
参考:株式会社クラモト氷業
2,650円(3kg×5袋)2,650円(3kg×5袋)2,190円(3.5kg×4袋)
こんなときにおすすめ水と一緒に使う。
冷やし始め。
水無しで使う。
飲み物の氷と兼用。
安く済ませたい。
追加で冷やす場合。
※右にスライドできます

できるだけ費用を節約したいという方は氷を自作するという方法もあります。まずはブロックアイスを作り、お好みのサイズにかち割って使用しましょう。

袋で作った氷

出典:上州物産
製氷方法その① ビニール袋
①透明なビニールに水を入れ口を縛る。
②冷凍庫の温度を-20℃に設定
※設定機能がない冷凍庫はそのまま
③24時間冷凍する
④現地で袋のままアイスクーラーに入れ、溶け始めたら袋を破る。

牛乳パックで作った氷

出典:上州物産
製氷方法その② 牛乳パック
①牛乳パックに水を入れ、テープなどで口を閉じる。
②冷凍庫の温度を-20℃に設定
※設定機能がない冷凍庫はそのまま
③24時間冷凍する
④パックを破って氷を取り出し、アイスクーラーに入れる。

 

上記2つの作り方を紹介しましたが、さらに純度が高く溶けづらい透明な氷を自作したい場合は、水槽用のポンプや浄水器で不純物を取り除いた水を使用し、-10℃近くに設定した冷凍庫で長時間じっくりと冷凍してみましょう。

置く際に下に割り箸を置くなど冷気の通り道を作ると全面から凍りさらにきれいに!

▶︎純氷をまとめて購入したい方はこちら

どぶ漬けを活用してキンキンに冷えたドリンクを飲もう!

どぶ漬けされたドリンク

出典:PIXTA

冷蔵庫のない時代にぬか漬けで食材を保存したり、流水で食材を冷やした知恵が現代に引き継がれるどぶ漬け文化を作ったと言えるでしょう。保冷剤を使わずにバーベキューで冷たいドリンクを飲むための知恵を活用して大人数でバーベキューを楽しみましょう!