火起こし器とは
火起こし器 とは、簡単に炭に火がつけられるようサポートしてくれる便利アイテム。筒状の構造による煙突効果や防風効果により、効率よく炭に火をつけることができます。「チャコールスターター」や「チムニースターター」とも言い、「チャコールスターター」を省略して「チャコスタ」の愛称で呼ばれることもあります。
タイプは主に「スタンダード」「折りたたみ」「ガスコンロ」「火消し壺兼用タイプ」の4つに分けることができ、それぞれのメリット・デメリットがこちら!
火起こし器って絶対に必要?
火起こし器は絶対に必要というわけではありませんが、あると格段に火起こしの時間が早くなるのでとくに不慣れな初心者の方は持っておくと心強いアイテムです。
火起こし器にも様々なタイプがあり、種類は主に「スタンダード」「折りたたみ」「ガスコンロ」「火消し壺兼用タイプ」の4つ。それぞれのメリット・デメリットをまとめてみます。
スタンダードタイプ | 折りたたみタイプ | ガスコンロタイプ | 火消し壺兼用タイプ | |
メリット | ・着火しやすい ・炭が持ち運びやすい | 移動時や収納時のスペースをとらない | ・自宅のガスコンロでも使える ・灰が落ちにくい。 | ・火消し壺を用意する必要がない。 |
デメリット | 持ち運び時にかさばりやすい。 | ・火がつくのに時間がかかることもある ・持ち運び時は注意が必要 | ・大量の火起こしには不向き ・カセットコンロでは使用できない | ・持ち運びや収納時にかさばる。 |
アイテムによってはその形状やサイズからかさばりやすく荷物になってしまうものもあるので、活用シーンや持ち運び手段に適したタイプの火起こし器を選ぶことが大切です。
火起こし器の選び方のポイント
ここからは火起こし器の選び方を解説。形状や大きさや、機能など自分の求める基準を満たしているかしっかりチェックした上で選びましょう。
4種類から用途にあわせて選ぶ
先ほどの表でも分かる通り、火起こし器には特徴や使い方が異なる4つのタイプがあります。各タイプのメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。
スタンダードタイプ(円柱タイプ):密閉度が高く火起こしがしやすい
比較的目にすることが多いのが、スタンダードタイプの火起こし器。「円柱タイプ」や「円筒タイプ」の火起こし器と呼ばれることもあります。
バケツのような円柱の形状で、下部に複数の空気穴があいているのが一般的です。
折りたたみタイプ:コンパクトで持ち運びに便利
フラットな形状にたためるのが、折りたたみタイプの火起こし器。収納場所をとらず、持ち運びやすいことが特徴ですが、商品によっては一度にたくさんの炭を入れられないものもあるため選ぶ際はサイズをしっかり確認しておくと良いでしょう。
ガスコンロタイプ:自宅でのBBQにおすすめ
ガスコンロタイプは、ガスコンロに直接のせて直火にかけられる火起こし器。長い持ち手がついていることから「ハンディタイプ」と呼ばれることもあり、自宅でのバーベキューでも使えることや、灰が落ちにくいことなどがメリットとして挙げられます。
火消し壺兼用タイプ:炭の後始末が楽チン
火消し壺兼用タイプは、文字通り火起こし器と火消し壺、両方の役割を1つで担ってくれる火起こし器です。
通気口がシャッター式で開閉できるものや、火消し壺の中に火起こし器を収納できるタイプなどがあります。
サイズは5人くらいならラージ、3人未満ならスモールを
火起こしの際は人数に応じた量の炭が必要ですが、その点における火起こし器のチェックポイントが「サイズ」。一度にどのくらいの炭が起こせるかはサイズによって異なります。必要な炭の量は大人1人に対して約1kg程度、子どもの場合は500g~700gくらいの量を目安としましょう。
となると火起こし器のサイズは2〜3人で使用する場合は横15×縦20cm程度の小さめサイズでも十分。5人以上で使用する場合は必要な炭の量も多くなるので、横20×縦30cm程のラージサイズがオススメです。
商品概要には「何人用」と書かれていないことも多いため、サイズや炭の入る量などを目安とすると選びやすくなるでしょう。
火消し壺兼用など付加機能などで選ぶ
火起こし器としての役割のほかに、付加機能があるかどうかで選ぶのもひとつの方法です。火起こし器の中には、火起こし以外にもさまざまな用途で使える商品もあります。
2Way・3Wayタイプなど、多機能な火起こし器も数多く販売されています。ツーリングやソロキャンプなどで荷物を極力減らしたい方は、こうした付加機能のある火起こし器を選ぶのもおすすめです。
おすすめの火起こし器45選
ここからはおすすめの火起こし器をご紹介。定番人気のスタンダードタイプに携行しやすい折りたたみ式、自宅でも使えるガスコンロタイプに便利な多機能タイプなど、種類別にセレクトしました!
スタンダードタイプのおすすめ火起こし器
キャプテンスタッグ 大型 火起し器 UG-3292
サイズ | 約160×265×270mm |
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重量 | 約950g |
素材 | 本体:亜鉛めっき鋼板/目皿:鉄(亜鉛めっき)/ハンドル:天然木 |
●たくさんの炭を一度に起こせる大型タイプ
キャプテンスタッグ バーベキュー炭火起こし器
サイズ | 約145×145×165mm |
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重量 | 約900g |
素材 | 本体・受け皿:亜鉛めっき鋼鈑/目皿:鋳鉄/ハンドル:鉄(クロムめっき) |
●コンパクト&少量タイプでソロキャンプにも最適
●ウォールナット素材のハンドルで持ち運び時も安定しやすい
ウェーバー コンパクトラピッドファイヤーチムニースターター
サイズ | 264×147×203mm |
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重量 | 1.2kg |
素材 | アルミニウム |
●熱くならないサーモプラスチックハンドルとワイアーハンドルで持ち運びも快適
バーベクック チャコール スターター
サイズ | 165×165×270×mm |
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重量 | ー |
素材 | スチール(ホウロウ加工),プラスチックハンドル |
●セーフドロップ機能付きで安全に炭をコンロへ投下できる
●空気が効率的に取り入れられるよう設計されているため燃焼しやすい
●シンプルかつスタイリッシュなデザイン
ボレッティ BBQスターター ファイヤーサイド ブラック
サイズ | 280×170×270mm |
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重量 | 約1.6kg |
素材 | スチール(ホウロウ加工),プラスチックハンドル |
●空気穴がボレッティのロゴになっているおしゃれなデザイン
●細長い煙突型でコンパクトに持ち運べる
DCM 火起こし器
サイズ | 約255×160×230mm |
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重量 | 約800g |
素材 | 本体:鉄,アルミ亜鉛メッキ/持ち手:フェノール樹脂/持ち手金具:亜鉛メッキ |
●重量800gの軽量タイプで持ち運びやすい
カインズ 火起し器
サイズ | 260×160×230mm |
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重量 | 750g |
素材 | 本体:スチール(亜鉛めっき)/ハンドル:スチール(亜鉛めっき,フェノール樹脂) |
●シンプルで軽量タイプの火起こし器
折りたたみタイプのおすすめ火起こし器
キャプテンスタッグ 折りたたみ火起し器
サイズ | 180×200×210mm |
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重量 | 約1kg |
素材 | 本体:亜鉛めっき鋼板/目皿・ハンドル:鉄(クロムめっき) |
●折りたたむと30mmほどの厚さまでコンパクトになる
キャプテンスタッグ ヘキサ 火起し ストーブ
サイズ | 215×190×300mm |
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重量 | 約1.3kg |
素材 | 本体・底板:ステンレス鋼/ゴトク・目皿・ハンドル・脚部:鉄(クロムめっき) |
●収納バッグ付きでコンパクトに収納でき、持ち運びもラクラク
ユニフレーム チャコスタ II
サイズ | 190×245×280mm |
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重量 | 約1.2kg |
素材 | 炉:ステンレス鋼/ハンドル・底網:鉄,クロームメッキ |
●火のついた着火剤の上に約10分置くだけと短時間で火起こしができる
●火起こしやストーブ、焚き火台、五徳をセットしてコンロにも使える多機能タイプ
●折りたたみタイプながらしっかりとしたつくりで安定感がある
ハック Montagna 折りたたみ火起こし器 ラージサイズ
サイズ | 160×160×290mm |
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重量 | 約1.75kg |
素材 | ステンレス,ナイロン |
●面倒な組み立てが不要で初心者でもすぐに使える
●ステンレス製品ながらもリーズナブルな価格帯でコスパがよい
アウトドアマン CHIMNEY STARTER KOBG-005V
サイズ | 318 ×221×59mm |
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重量 | 1.86kg |
素材 | ステンレス鋼 |
●直感的に組み立てられる三角柱タイプ
●傾斜のある取っ手で炭を出しやすく傾きにくい
●折りたたむと厚さ2cmほどでコンパクト
●2〜3人での使用に適した中型サイズ
●「DARCHE」の透かしロゴが入ったスタイリッシュなデザイン
●2kgまでの木炭が入る大容量・大型サイズ
●火起こし・焚き火台・バーベキューコンロの3wayタイプ
ガスコンロタイプのおすすめ火起こし器
キャプテンスタッグ 炭焼き名人ハンディ火起こし器
サイズ | 約145×330×60mm |
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重量 | 約200g |
素材 | 本体:鉄(メラミン樹脂塗装)/ハンドル:天然木 |
●家庭のガスコンロで簡単に火が起こせる
●金属加工技術力が高い燕三条製で安心
炭起こし鍋と火ばさみ2点セット
サイズ | ー |
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重量 | ー |
素材 | 鍋:鉄/取手部分:木製/火ばさみ:ステンレス/Y字ブラシ:201ステンレス鋼(毛),ポリエチレン(ブラシハンドル) |
●少量の火起こしに適したコンパクトサイズ
●大量の炭の火起こしにも使える業務用タイプ
●内径約14cmで少量の炭起こしに最適
着脱式 ジャンボ 火起し 鋳物目皿付き 普及型 φ20cm
サイズ | 約200×200×300mm |
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重量 | ー |
素材 | 本体:鉄鋼板(鋼板耐熱塗装仕上)/柄:天然木 |
●持ち手部分が取外し可能なので火起こし中に柄が焦げるのを避けられる
●直径14.5cmのコンパクトサイズで少量の炭の火起こしに最適
●直径29cmの大型サイズ
●目皿が鋳物で作られており耐久性が高い
●サビにも強く耐久性の高いステンレス製
便利な多機能タイプの火起こし器
BUNDOK 炭火起こし&火消し缶
サイズ | 約270×165×295mm |
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重量 | 約1.22kg |
素材 | 本体/表面処理鋼板(亜鉛メッキ) ハンドル/フェノール樹脂 |
●火起こしと火消し壺の一台二役
キャプテンスタッグ 火起こし 兼用 火消し壺
サイズ | 火消しつぼ:190×190×240mm(本体のみ) 火起こし器:160×160×200mm(本体のみ) |
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重量 | 約1.5kg |
素材 | 火消しつぼ本体・ふた・火起こし器本体:亜鉛めっき鋼板/ハンドル・つる・取っ手:鉄(クロムめっき) |
●火消し壺の中に火起こし器が収納できる2wayタイプ
●火起こし器としても火消し壺としても使える
大型2way火起こし器
サイズ | 火消しつぼ:約215×200×290mm 火起し器:約φ180×200mm |
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重量 | 約1.7kg |
素材 | 火消しつぼ本体・ふた:アルスター鋼板/火起し器:亜鉛めっき鋼板/スタンド・ハンドル・つまみ:鉄(クロムめっき) |
●火消し壺の中に火起こし器が収納できるタイプ
ニトリ 火おこし・火消しポット(N01JL)
サイズ | 200×175×295mm |
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重量 | 約1.2kg |
素材 | スチール |
●1台で火起こし器と火消し壺の両方の機能が利用できる
武田コーポレーション 2WAY火起こし火消しつぼ
サイズ | 270×165×290mm |
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重量 | 1.25kg |
素材 | 本体:スチール(亜鉛メッキ)/樹脂部:フェノール樹脂 |
●火起こし兼火消し壺の1台2役タイプ
●変形させることで炭・薪と固形燃料どちらにも対応する2way仕様
●火起こし器、焚き火台、ロケットストーブ、スモーカー、コンロの5Wayタイプ
TOHO ファン付き焚き火台 ブースターファイヤー
サイズ | 約260×120×120mm |
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重量 | 約575g |
素材 | ステンレス,アルミ合金 |
●ハンディサイズの小型の焚き火台
●コンロタイプの火起こし器に五徳や炭を運ぶための十能がセットになった商品
火起こし器の使い方
スタンダードタイプや折りたたみタイプの使い方
円柱型や円筒型のスタンダードタイプの火起こし器は、簡単に炭の火起こしが行えるのが特徴。火消し壺兼用タイプも使い方は同様です。
上手に炭を起こすコツとしては、乾燥した炭を使うことや炭は横積みではなく縦に入れること、空気穴から空気を送ることで空気の流れをよくしてあげることなどです。
炭を入れるときは、サイズの小さなものを下側に置くとよりスムーズに燃えるようになります。
火がつかないときの対処法
火起こし器を使えば通常10~20分程度放置しておくだけで炭に火を起こせますが、いくら待ってもなかなか火がつかない場合も。
製品にもよりますが、このようなときは着火剤や新聞などを底に追加してもう一度つけてみましょう。もし手元に乾燥した小枝や端材、新聞紙などがあれば一緒に底に入れ込んで着火すると効率アップにつながります。
炭に火がついた後はすぐに炭を移動させず、しっかりと炭が燃焼するまで待ってあげることも大切です。
ガスコンロタイプの使い方
ガスコンロタイプの炭起こし器は、着火剤などは不要です。ガスコンロの直火にかけることで、炭を起こす仕組みです。
温度センサーがついているガスコンロの場合、センサーの周りが熱くなりすぎると自動的に消火してしまうため注意が必要です。専用の五徳を使って自動消火を回避するか、センサーのないコンロを使用するようにしましょう。
火かつかないときの対処法
ガスコンロタイプの火起こし器は直火にかけるだけと使い方はシンプルですが、炭に火がしっかりとつくまで15~30分ほど火にかける必要があります。うまく火がつかない場合は、使用上の注意を守った上で火に当てる時間を長くしてみましょう。
また、燃焼させるためには空気が必要。炭は縦に入れてキツキツにせず、空気の通り道を作るように並べ入れることなどの工夫も試してみてくださいね。
100均のアイテムで火起こし器を自作しちゃおう!
火起こし器はセリアなど100均でも販売されていますが、人気が高く売り切れにより入手困難品になってしまうことも。そこで、火起こし器として代用できる100均アイテムや、組み合わせ次第で火起こし器として使えるDIYテクニックについて紹介します。
ただし、火を使うものなので安全性に不安がある場合は無理に使わず、上記のような既製品を購入するようにしてください。
1つ目は既存のアイテムを火起こし器として代用する方法。少量の炭であればダイソーのステンレスカトラリーラックを、そのまま火起こし器として代用できます。カトラリーラックの底に着火剤や紙類を入れて火をつけ、そのまま上から炭を入れればOK。20分ほどで炭に火がつきます。
着火剤と炭を入れて水きり穴を利用して外から着火させる方法もありますが、火がつきにくいため先に火をつけておく方法が手軽です。かなり熱くなるので、火ばさみなど使って炭を移すようにしましょう。
自作やDIYがお好きなら、複数のアイテムを組み合わせて火起こし器をつくるのもアリ。ステンレス製のキッチントレーを4つ購入し、電動ドリルで四つ穴をあけた後、ワイヤーで筒状になるように固定します。底面にバーべーキュー用の網を設置すれば完成! こちらも底面に着火剤などを入れてから、炭を入れて火をつけて使用します。
ただ自作は大変なうえに耐久性にも欠けるため、少しでも不安があれば既製品を購入するのがオススメです。
火起こし器でスムーズに着火!
バーベキューのとき炭になかなか火がつかないと、焦りやストレスでせっかくのバーベキューが楽しめないことも……。火起こし器があれば初心者さんでも安心! 様々なタイプから使い勝手の良いアイテムを選んで、スムーズな火起こしでバーベキューを楽しみましょう。
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