ナスはバーベキューで人気の夏野菜!
夏が旬のナスは、暑い時期に楽しむことが多いバーベキューにうってつけの野菜のひとつ。クセのない味でさまざまな料理に活用でき、レシピのレパートリーを広げたい方にもおすすめの食材です。
※参考:農林水産省 農産物たんけん隊 ナス「こんなにいろいろあるんだ!」
ナスは全体のうち約93%が水分で、カロリーも低め。皮の部分には豊富な食物繊維やポリフェノールの一種であるナスニンなどが含まれています。
おいしいナスはツヤとトゲがある
鮮度が高くおいしいナスは、皮が濃い黒紫色で、張りとツヤがあります。そして、ずっしりと重みがあり、ヘタのトゲがチクチクしているのが特徴です。
しっかり水分を含んでいる証なので、バーベキューの買い出しでナスを選ぶときは注目してみてくださいね。
ナスをバーベキューでおいしく食べる方法は?
バーベキューのナスといえば、輪切りにして網焼きにするのが定番。しかし、焦がしてしまったり、水分が抜けてスカスカの状態になってしまったりと、おいしく仕上がらない経験をした方も多いのでは?
ここからは、ナスをバーベキューでおいしく食べるためのコツをご紹介します。
おすすめは「丸ごと焼く」食べ方
水分が多いナスは、豪快に「丸ごと焼く」のがおすすめです。皮の中で蒸し焼き状態にすることで、仕上がりはトロトロに。バーベキューならではの楽しみ方なので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
やり方は、とっても簡単です。皮にフォークなどで軽く穴をあけておき、そのまま網の上に乗せるだけ。転がしながら全体を焼き、周りの皮が全体的にしなしなとして、皮が軽く焦げるくらいになったら食べごろです。
味付けは、焼き肉のタレはもちろん、醤油やポン酢などの和風テイストも相性抜群。ヘルシーでさっぱりとしたおかずは、口の中をリセットしてくれる箸休めとして重宝されるメニューになるでしょう。
輪切りのナスは鉄板の油を吸わせよう
輪切りのナスを焼くなら、鉄板を使ったバーベキューがおすすめです。油をよく吸収するナスは鉄板に残ったお肉の油を吸い、旨みたっぷりに仕上がります。鉄板をきれいにしてくれる役割もあり、一石二鳥の調理法。
カロリーが高くなるため、ダイエット中の方には不向きかもしれませんが、ナスが苦手な方でも食べやすいジューシーな味になるので、鉄板を使う際はぜひ試してみてくださいね。
網焼きならオリーブオイルを塗ってみよう
水分が多いナスは、そのまま網焼きにすると乾燥してスカスカになり、焦げてしまうことも。こうなるとせっかくのナスが台無しですが、あらかじめオリーブオイルなどの油を塗っておくと水分が抜けにくくなり、おいしく仕上げることができます。
この方法は、丸ごと焼く場合もおすすめです。皮に焼き色がきれいにつきやすくなるので、まんべんなく塗るのがポイント。火に油がたれてしまうと大きな炎が上がってしまうため、油はあらかじめ塗っておくようにしましょう。
ナスのバーベキュー向けおすすめレシピ
ここからは、ベーベキューでナスをおいしく楽しむとっておきのレシピをご紹介!
どれも手間がかからない簡単メニューなので、次回のバーベキューでトライしてみてくださいね。
きのこと一緒にホイル焼き
ナスの柔らかい触感を楽しみたいときは、輪切りにしたナスをキノコと一緒に「ホイル焼き」にするのがおすすめ。アルミホイルで包んでバーベキュー網の上に乗せるだけなので、鉄板を使わないバーベキューでも気軽にチャレンジできるのが魅力です。
キノコのほかに、ズッキーニやトマト、じゃがいもなどの野菜を合わせてもOK。味付けも、めんつゆ、ケチャップ、ミートソース、マヨネーズ、チーズ、バターとアレンジの幅が広いので、お好みの組み合わせで楽しんでみてくださいね。
●アルミホイル……バーベキュー用の厚めがおすすめ。なければ2重にする。
丸焼きピーマンと焼きびたし
水分たっぷりのナスは、「丸焼き」にすることでとろっと仕上がりやすくなります。網の上で焼くので、鉄板などの用意も必要なし。1度にたくさん仕込めるため、大人数でのバーベキューにもぴったりです。
ピーマンの代わりに、ししとうやパプリカなどの夏野菜でアレンジするのもおすすめですよ。焼いたあとはめんつゆに入れて置いておくだけなので、味が染みたタイミングで楽しみましょう。じゅわっとお出汁が滲み出るナスは箸休めにもなり、ついつい手が伸びてしまうこと間違いなしです!
●ジップ付きビニール袋……1枚
スキレットでトマトとチーズ焼き
スキレットやダッチオーブン、クッカーをお持ちなら、「ナスのチーズ焼き」もおすすめです。じっくり火を通してトロトロに仕上がったナスと、熱々に溶けたチーズはバーベキューのお供にぴったり。
オリーブオイルとハーブソルトを使って焼けば洋風に、ごま油と醤油、トッピングに海苔を使えば和風にと、アレンジのレパートリーも豊富です。フタをして焼き上げれば、蒸し焼き状態になり柔らかく仕上がるので、加熱時はお忘れなく。フタがないときは、アルミホイルで代用してみてくださいね。
パセリ……適量
●スキレット……1つ(6〜8インチくらいがおすすめ)