ハンゴウで作る「炊き込みご飯」のコツはこれ!
1. 水加減と吸水
水加減
米一合に対し、水の量は約200~220ml程度が適当と言われています。研いで水を切ったお米をハンゴウに入れ、水を注ぐわけですが、ここでコツの一つ目「具材や調味料の水分量を踏まえて水の量を調整すること」です。 式にすると、米一合につき、「適当な水の量」=200ml~220ml-「具材に含む水分量」-「調味料の水分量」 となります。
あとは柔らかめ、硬め、とお好みで調整しましょう。
※お米を研ぐときによく水を吸うので、研ぐ時間が長いほど水の量を少し減らすと良い加減になります。
※無洗米の場合は若干「水の量」を増やす必要がありますがわかりにくいので無洗米用計量カップの使用をお勧めします。
吸水
ハンゴウで美味しくお米を炊くには強火で一気に炊き上げる必要がありますが、じっくりお米に吸水させておかないと芯が残ってしまう恐れがあります。最低でも、30分程度はハンゴウにお米を入れ、「適当な水の量」を注いだあと、吸水させましょう。
2. 調理
塩加減
レシピによっても差異がでますが、だいたい米一合につき、塩分量1gだと薄味、2gだとしっかりとした塩味になります。具材やだしに含まれる塩分量もちゃんと計算し調味しましょう。(アウトドアでは味を薄く感じがちですので、通常より濃いめをお勧めします。)
具材について
水分を多く吸水したり、水分が多く出たりする具材は調理を難しくするのでお勧めしません。また、炊飯しながら具材を煮込むなどの難しい調理はハンゴウでは不向きですので既に味付けされた具材の利用をお勧めします。さらに具材は、炊飯中はお米の上に置き、混ぜるのは炊き上がってからにしましょう。
火加減
バーベキューでハンゴウを使い繊細な火加減を要する調理をすることはとても難しいです。ハンゴウでお米を炊く場合は、土鍋と同様、強火で一気に沸騰させ炊き上げるのが向いています。熱源はガスコンロでも炭火でも良いですが、炭火はガスと比べてハンゴウを効率的に加熱するのが難しい熱源であるため、強火を一定時間保つためにも、炭火のレイアウトを調節しましょう。
炊き加減
環境によっても異なりますが、強火で沸騰させ、十数分間加熱すればハンゴウから「チリチリ」という音が聞こえ始めます。水分が無くなりつつある証拠ですので、そこから数分間加熱すれば出来上がりです。炊飯中は蓋を取るなという話があるそうですが、初心者は気にせず「チリチリ」と鳴りだしたら、蓋を開けて中の状態を確認して良い炊き加減になるように調整することをおすすめします。最後に10分程度、熱源から離して蒸らせば完成となります。