夏のバーベキューで気をつけたいポイント
食中毒対策
・食中毒対策のために必ずクーラーボックスや保冷剤を利用しましょう。
・食材は、現地で手を加えないで済むように事前に下ごしらえをしましょう。
・まな板や包丁やトングなど食品に直に接する用具は、肉・魚・野菜ごとに分けましょう。
・野菜と加熱前のお肉をくっつけてはいけません。
・肉や魚は加熱不十分な状態で食べてはいけません。生焼けには注意。
・上記以外にも状況に応じて講じるべき対策は他にもありますので、必ず事前に調べた上で対策しましょう。
服装
夏場には、海や川などの水辺でバーベキューをすることも多いですが、年間を通してサンダル履きはやめましょう。火が飛んでヤケドをしてしまう可能性があります。靴を履いてしっかりと足を守りましょう。また、帽子を被っているからといって安心してはいけません。熱中症や日射病対策には、帽子だけではなくサンシェードを使用し、常に日陰の場所を確保すると良いでしょう。
つばの大きな麦わら帽子などは、火が燃え移ってしまう可能性があるので注意しましょう。
脱水症状
ビールなどのアルコール類は水分として補給されないので、アルコールを飲み過ぎて脱水症状になる事があります。
特に夏場は、汗などで水分・塩分が失われやすいので、こまめな水分・塩分補給が大切です。
熱中症
夏のバーベキューでは、強い日差し以外にもグリルの火で熱中症になってしまうことがあります。特に子供は背が低くグリルに近いので大人以上に注意が必要です。
また屋根があるバーベキュー場を利用していても熱中症にかかることもありますので気をつけましょう。
脱水症状と同様、こまめな水分・塩分補給が必要ですので、飲料はスポーツドリンクなど水分・塩分を同時に補給できるものを選ぶのがおすすめです。
火の取り扱い
夏場に良く使用する、制汗スプレーや虫除けスプレーなどのスプレー類は火のそばに置くと、引火する恐れがありますので注意しましょう。
パラソルについて
きちんと固定されていないパラソルは、風で飛んでしまうことが多く、危険です。パラソルを使用する際には、しっかりと固定しましょう。また、普通のパラソルではうまく日陰を作るのが難しいため、太陽の動きに合わせて可動できるパラソルを選ぶとよいでしょう。できればサンシェードやタープがおすすめです。
夏に多い蚊やハチなどの害虫
夏は蚊やハチが多い季節です。また、河川敷の藪などでは蛇や毒グモが生息していることもあります。それらが目撃されている場所には、注意喚起のチラシが掲示されていることが多いため、掲示板や看板を確認して注意しましょう。
夏のバーベキューでクーラーボックスを使う時のポイント
また、冷気は上から下にいく性質があります。クーラーボックスを冷やすためには、蓄冷材は上部に置くようにしましょう。保冷効果をより高めるためには、アルミシートなどをクーラーボックス内部に敷いてから食材や飲み物を入れるのがおすすめです。
また、食材に直接蓄冷材が触れると傷む場合がありますので、アルミシートで仕切るなど工夫しましょう。
夏が旬の食材を使ったバーベキューで気をつけたいポイント
川魚
鮎やイワナなどの川魚は、網で焼くとくっついてしまいます。そのため、魚は串に刺して、炭火の傍に立てて焼くことをおすすめします。
また、その場合は、串をきちんと固定しないと倒れて危険なので気を付けましょう。
夏野菜
夏野菜には、オクラやピーマン、トマトなどサラダとして加熱せずそのまま食べるものが多くありますが、食中毒防止のためにもなるべく食材には火を通してから食べるように心がけましょう。
トマトは生で食べるより加熱した方が、トマトに含まれるリコピンの吸収率が高くなるそうです。
また、トウモロコシは蒸し焼きにしないと、焼くのに時間が掛かり、水分が飛んでしまいます。ホイルで包んで焼いたり、ボイルしてから焼くなどの工夫をしましょう。