串焼きバーベキューを失敗せずに楽しむには?
色合いもよく具材がたっぷりで見栄えも抜群な「串焼きバーベキュー」。具材の量がわかりやすく肉を返す手間が少なかったりとメリットもあるので、人数が多いときにも助かるメニューですよね。
しかしその一方で、具材によって火の通りやすさが違うので焼くときの難易度は高め。やってみたいけどハードルが高いと感じる方もいるのでは? というわけで串焼きバーベキューを上手に仕上げるための3つのコツを解説! 後半ではおすすめのレシピも紹介しますよ。
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串焼きバーベキューが上手にできる「3つのコツ」
1:中火以下でじっくりと焼き上げよう
まずは火加減に注意! 串焼きバーベキューは、「中火以下でじっくり」が基本です。具材はそれぞれ火の通り具合が違うので、「お肉は生なのに野菜はパサパサ・クタクタ……」といったことがないように、ゆっくりと火を通すのがポイント。
とくに野菜は火の通りやすさの差が大きいので、数種類を一緒に焼くときはひと手間が必要です。玉ねぎやじゃがいもなどじっくり火を通す必要がある野菜は、レンジ加熱や下茹でであらかじめ柔らかくしておきましょう。
2:串は具材の重さに耐えられて火の通りも良い金属製を使おう
2つめの注意点は「金属製の串」を使うことです。金属製の串は具材の重さに負けないので、大きな串焼きを作るならこれ一択! 串自体が熱されて食材に火が通りやすくなるので、大きめのお肉や火が通りにくい野菜とも相性抜群です。
金属製の串は、繰り返し使用可能なのが嬉しいポイント。細い竹串よりも具材の安定性も増すので、用意しておくのがオススメです。
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3:串打ちは台の上で、食材は串をやや下に向けて刺そう
串焼きのコツ3つめは、串の打ち方。串の先端は尖っているので扱いには要注意で、とくに具材を手に持って串を打つのは絶対NG。正しい串の打ち方は「台の上で、串をやや下に向けて打つ」です。
串打ちは、火の通りが均一になる食材同士を同じ串にしたり、火の通りやすさを想定してカットサイズを工夫したりと、意外と奥が深いんです。彩りにも配慮して、最高の串焼きを仕上げましょう。
後ほど串打ちの順番や、崩れにくくするためのコツをご紹介するので、合わせてチェックしてみてくださいね。
串焼きバーベキューの定番具材
ここからは、おなじみの串焼きによく使われる定番具材をご紹介! 基本的に、「串に刺しやすいもの」「形が崩れにくいもの」「火が通りやすいもの」を選ぶのがポイントです。
具材は大きさを合わせてカットするのが見栄えを良くするコツですが、火が通りにくいものもは小さくカットしたり、あらかじめ下茹でしたりと準備しておきましょう。
肉は程よい厚さでスジが少ないものが◎
まずはメインの「お肉」! お肉はステーキ用やトンカツ用など、厚みがほどほどにあるものがオススメです。脂が出過ぎないロース肉やモモ肉、牛肉ならサーロインが使いやすいでしょう。鶏肉は、唐揚げ用にカットされたモモ肉がぴったり。
そのほか、手羽先などもオススメの具材です。骨の旨味まで滲み出るので、豪快に楽しみたい方や本格志向の方はチャレンジしてみましょう。
生鮮のお肉のほか、ベーコンやウインナーなどの加工食品も重宝します。すでに加熱調理されているので、生焼けの心配もなく難易度が低いのがポイントです。
総じてお肉系の食材は重量感があるので串から抜けにくく、串打ちの際、「最初と最後はお肉」と決めておけば、失敗知らずです!
野菜は程よく焼けるよう下ごしらえをしておこう
お次は、こちらも串焼きには欠かせない「野菜」。定番でよく使われるのは、たまねぎやなす・ズッキーニ・マッシュルームなどです。
これと言って具材に決まりはありませんが、串に刺しやすく崩れにくいものを選ぶのがコツ。彩りをプラスしたいなら、赤玉ねぎやパプリカ・プチトマトを取り入れてみましょう。
野菜は火の通りに差があるので、下ごしらえがとっても重要。とうもろこしやじゃがいも・かぼちゃなどの火が通りにくい野菜は、レンジ加熱や下茹で調理で柔らかくしておきましょう。また、水分が蒸発してパサパサになりやすい野菜は、焼く前にあらかじめオイルコーティングしておくのもポイントです。
仕上げはバーベキューソースを塗って香ばしく!
串焼きバーベキューをもっと華やかにしたいなら、仕上げのバーベキューソースにこだわるのもオススメ。焼く前は塩コショウで軽く味をつけ、焼きあがったらお好みでソースをかけましょう。
ソースをかけてからもう一度炙るのも美味しく楽しむ秘訣です。バーベキューならではの”焦げめ” も調味料にして楽しんじゃいましょう!
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アウトドアスパイスが数種類あれば味変も楽しめる
素材の味わいを堪能しらいなら「アウトドアスパイス」にも注目を。お肉・野菜どちらにも相性抜群なので、1本あるとかなり重宝しますよ。アウトドアスパイスはブランドによって様々な特徴がありますが、いずれも、野外でしっかりとお味を堪能できるパンチのある商品が多いのが特徴です。
焼いたお肉や野菜の味付けにはもちろんのこと、サラダやドレッシング・スープのアクセントなど幅広く活用できますよ。
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初めての串焼きはシンプルな“焼き鳥風串”がおすすめ
「串焼きバーベキューって難しそう」と心配な方は、「焼き鳥風串焼き」がオススメです。1本の串で具材を統一しているため火の通りが均一なので、難易度低め。初心者さんでも失敗が少なく楽しめるでしょう。
串に刺す具材はお肉だけでなくネギやししとう・しいたけなどの野菜や、イカ・エビ・ホタテといった魚介類もオススメ。食べるときは、串から外せば大人数でのバーベキューにもぴったり!
小さめの具材は「竹串」を使うのもいいですね。具材ごとに複数用意しやすく、使い捨てできるのでとっても便利。価格もお手頃なのが嬉しいポイントです。
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コンロまわりのアクセサリーとして、以下のようなアイテムもいかがですか? かゆいところに手が届く、まさに「こんなの欲しかった! 」な一品です。
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●バーベキュー網に設置し、竹串を刺して斜めに支えるパーツ。
いろんな具材を味わおう! おすすめの串焼きレシピ
ここからはオススメの「串焼きレシピ」をご紹介。定番から変わり種まで目白押しなので、次のバーベキューでぜひチャレンジしてみてくださいね!
ねぎま串
まずは王道の「ねぎま串」はいかがですか? 鶏肉も長ネギもしっかり火を通したい具材なので、相性抜群。
焼きムラも少なく、美味しく仕上がります。今回ご紹介するのは、タレのお味です。シンプルに塩味を楽しみたい方は、焼く前に塩・胡椒で調味しておきましょう。
【焼き鳥のタレ】
小ねぎの肉巻き
豚肉を使った串焼きなら、豚バラ肉でたっぷりの小ねぎを巻いた「小ねぎの肉巻き」がオススメ。カットすると色鮮やかな断面が見え、ビジュアルも抜群です。
豚のこってりとしたお味に、ネギのパンチが絶品! さっぱりとポン酢をかけて、いかがですか?
レタスの肉巻き
野菜をモリモリ食べたいときは、簡単にできる「レタスの肉巻き」がオススメです。あかじめレタスをレンジで加熱してしんなりさせてから使うので、豚肉で巻きやすいのも手軽さの秘密。ヘルシー&ボリューミーに仕上がるので、つけダレやソースを変えて楽しみましょう。
レタスの水分が多い場合は、豚肉で巻く前にキッチンペーパーで拭き取りましょう。内側の細かい葉は、外側の大きな葉でくるんでから豚肉で巻くと崩れにくく仕上がりますよ。脂少なめの豚ロース肉を使うので、ヘルシーに楽しみたい方にぴったりのメニューです。
レタス……1玉
プチトマトの肉巻き
華やかな串焼きなら「プチトマトの肉巻き」がオススメです。見た目も華やかなので、バラエティに富んだ串焼きを楽しみたいときにうってつけ!
今回は調味料に味噌を使用します。トマトの酸味と味噌のコクでさらに味わい深く仕上がるので、おつまみにもぴったり。お酒を楽しむバーベキューで、ぜひ試してみてくださいね。
トマトに豚肉を巻きつけると滑りやすいので、手でくるむように馴染ませて仕上げましょう。巻終わりは内側になるように刺していくのもポイントです。
アスパラベーコン
火の通りを心配せずに作れる「アスパラベーコン」も串焼きの定番メニュー。香ばしく焼き上げて、シンプルに胡椒だけで楽しみましょう。ベーコンは商品によって1枚のサイズが異なるので、お好みで調整してみてくださいね。
ベーコンをたっぷり楽しみたいなら、アスパラガス1カットにつき1枚、アスパラガスもしっかり楽しみたいなら、2本1組で巻くのがオススメです。
エビのガーリック串
お肉続きの串焼きに変化を加えたいなら、「エビのガーリック串」を取り入れてみましょう。ちょっと難しそうに感じますが、エビに下味をつけておけば刺して焼くだけ。
香ばしい焼き目も一緒に堪能しちゃいましょう。今回は、手軽に扱えるむき身を使ったレシピをご紹介します。
【漬けダレ】
これは便利! 市販の串焼きセットも
準備にやや手間がかかる串焼きバーベキュー。初心者でも難しくはないものの、参加者が大勢のときや、手軽に済ませたいときは、通販で販売されている「串焼きセット」を購入するのも手です。
今回はオススメの商品を7点ピックアップしてご紹介! 様々な種類をちょっとずつ、でも色々な種類を楽しみたいときに便利な商品ですよ。
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●1口サイズの冷凍”塩ダレ焼きとん” 30本セット。
●冷凍の鶏もも串20本・鶏ももネギ串20本の焼き鳥40本セット。
●柔らかい子羊肉の冷凍”ラムケバブ” 5本セット。
●いいたこ・ホタテ・イカゲソ・つぶ貝の串が各4本計16本が冷凍になった海鮮セット。
●1本あたり80〜90gの生バナメイエビが刺さった串2本セット。
●1本あたり75〜85gの冷凍イカ串10本セット。
串焼きバーベキューにトライしてみよう
バーベキュー定番の具材も、串に刺して焼いて食べると新鮮な味わいを楽しめます。具材の組み合わせやソース・つけダレなどで変化も楽しめるので、盛り上がること間違いなし! ぜひ次のバーベキューは「串焼き」にトライしてみませんか?